前ほどは上がりませんでした。まあ、それでも十分暑いのですが。諸々の用事が
一段落したので、久しぶりに実家へ両親の顔を見に行ってきました。今回は、
ちょっとだけ、庭の植物の手入れを手伝って来ました。
お隣さんと一緒に育てているカラスウリが咲いたとか、ミョウガを13も収穫した
とかそんなニュースもありました。2人ともこの暑いのにとても元気でした。
ありがたいことだと思います。
さて、まだまだ続く8/3のおさんぽ写真。
こんなコトしている間に8月が終わっちゃいそうですが、それでも続くのです(^^;)。
今回は隣町の「北向きの斜面」で見かけた秋の花をもうちょっと。

夏から秋にかけて、たくさん咲くのが赤いミズヒキと白いヒヨドリバナ。
おなじみです。
しゅっと細くて赤いミズヒキの花の穂。タデ科です。

筒状花ばかりのヒヨドリバナの白い花。大きなチョウチョが良くやってきます。
斜面には他の葉っぱもびっしり茂っているから一緒に写り込んでいるのが、
お花を咲かせている草の葉とは限りません。
今年は葉っぱが虫食いだらけで目立たなかったこのお花を、ヤブの中から掘り
出しました。

セリです。山菜のセリですよね、たぶん。
2011/ 8/20付 「白い花とつぼみ」 セリの花
前にも一度 ↑ 取り上げています。

お花は綺麗なんだけれど、とにかく葉っぱが、ほとんど原形をとどめていない
くらい喰われちゃっています。食べたの、誰かな〜?
葉の良く茂ったヤブでは、近づけないところにもお花が咲きます。
見えるかな?秋に咲くアザミ、ノハラアザミのお花が咲いた形跡があります。

左はお花のようで、右はまだつぼみです。
毎年、ここに咲くのは解っているのですが、ちょっと近づけません。
パソコンで無理矢理拡大してもこの程度。

一度咲いて、散ったみたいですね。このあと綿毛になるのかな。
それにしても、秋に咲くと思っていたけれど、こんなに暑い年の8月始めに
咲いちゃうんだ。意外〜。
場所をちょっと変えて、うっそうとした林の林床。

日陰好きのヤブランがお花の準備に余念がないところに…
人に知られたくない野草があります。
時々お話しさせていただく山野草ファンのおじさまと、そうっと見守って
居るんです、イチヤクソウの葉っぱ。6月にご紹介した姿のままです。

何年か越しで株が大きくなってお花を咲かせるようになると、心ない誰かが
根こそぎにして持って行ってしまうんですよ。
2008/6/19付 「イチヤクソウ」
変わらないのが一番の知らせ。でも、山野草ファンのおじさまは他の場所でも
イチヤクソウの葉っぱを見つけたんですって、負けないぞうと、目を皿のように
して探しましたが、残念、とうとう見つけられませんでした。でも、あたりの
草がみんな枯れちゃう冬場にもう一度探します。頑張るぞ。p(^へ^)
そのおじさまが教えてくださった、ヤブミョウガの新しい群生地。

公園の一角、足元をつる性植物が何重にも覆っている薮の先。上は雑木林の
木々がひさしのようになって、陽が当たったり、日陰になったりする絶好の
場所です。斜面の下では減ってしまったヤブミョウガがたくさん咲いています。
結構背が高くなる大型の草なので、この群落は迫力がありましたよ。
比較的近くのお花をアップで。

ツユクサ科のお花です。丸いのは、小さいのがつぼみで、大きいのがあとで実に
なる部分(子房)です。
実はうす緑色から青を経て、真っ黒に見えるくらいまで色付きます。
お花も良いけれど、実が色付く過程も見所で、しかも、草としては大柄。
威風堂々として、葉っぱも大きくて綺麗。ずっと見栄えがしますよ。こちらを
育てられたらいいのに。イチヤクソウなんて手のかかる難しいお花じゃなくてね。
次の記事はヤブミョウガの群落のそばにうんとこさ茂っていたつる性植物などを。