だったのに、午後から急に雲が広がって、ときおり小雨がぱらついて、夜には
しっかり雨になっちゃいました。秋の空は移ろいやすいってこういうことなのね。
記事の方は10/15に隣町で撮ってきた写真シリーズの2回目。今日は木の写真。

隣町へ行く途中にある白いフヨウ。一番暑い頃に咲き出して、それからずっと
咲いてました。
お花の次は実が主役。丸っこい実が熟すと割れて中からタネをこぼします。

お花はもとより、つぼみも実も可愛いデザインです。やっぱりフヨウ(芙蓉)は
素敵だなあ。
フヨウの次に見るのはオウチことセンダン。双葉から芳しいやつじゃない方です。

とっても細かくて複雑な形の葉っぱがたっぷり茂っていたけれど、そろそろ黄葉と
実の季節。
千の団子でセンダンと言われるのはこの丸っこい実。

ソロバンの珠やお数珠の核などにも使われたそうです。
どっさり実るけれど、中の核果も大きいし、ヒヨドリくらいに体格がないと食べら
れません。
それからメタセコイア。
よくよく見たら、まだ青い葉っぱの下がる枝先に、来年の春咲くお花の準備が
整っていました。

用意が早いのね。
粒々と目立っているのはおばなのつぼみ。めばなは小さすぎて下からでは写真に
撮れません。来年の早春に花粉を飛ばす予定です。
アオギリの実も、すっかり枯れ色になって風に飛ぶ準備が出来ていました。

葉っぱのように見える部分で風に乗って、少しでも遠くにタネを運ぶ工夫です。
縁には、夏に ゆでたてのグリンピースみたいな姿を観察したタネが、だいぶ
しなびてついています。新天地で芽吹け、ちびアオギリ。
地面には雑草と並んで、雑木の代表アカメガシワとクワの幼樹が茂っていました。

本当に、雑草並みにどこへでも芽吹くたくましいやつです。
あんまり大きくなると邪魔にされて切られてしまうけれど、へこたれずに芽を出し
ます。頑張れ。
隣町について、坂を下って「日陰の林」へ。入り口で待っててくれたのはコナラ
どんぐり。

木の上の方についていました。すっかり茶色くなる一歩手前の素敵な秋色。
おさんぽ後半で、別の木の 低い枝のドングリも撮りました。

こっちの葉っぱはぐっと色濃くて厚手、どんぐりはしっかり茶色。
でも、これも同じコナラなんですよね。不思議。
こちら雄株のシロダモ。

枝に並んでいるのは、もうじきブラシみたいにおしべをぎっしり並べる予定の
おばなのつぼみ。
雌株はまだ、一年間緑色していた去年の実を赤くするのに忙しいみたい。

つぼみは目立っていませんでした。
「日陰の林」を出てすぐの所では、タラノキを撮りました。

葉っぱの付け根に実が見え隠れ。遠くてよく見えないから、カメラの精一杯の
ズーム画像を載せておきます。

お花もたくさん咲いていたけれど、実もそこそこ実ったようですね。
それから、帰り道のまた別の株は、こんなに赤く紅葉していました。

タラノキの紅葉って…今まで気がついたことあったかな?
案外綺麗で得した気分。ラッキー ♪
次の記事は「日陰の林」の秋のお楽しみ。コウヤボウキのお花とオトコ
ヨウゾメの赤い実を見ていただく予定です。