午前中は隣町へ、ヤマユリやオニユリに台風の被害が出ていないか見に行きました。
幸い大きな被害はなく、何とかカメラに納められてほっとしたところで、雨!降るなんて
きいてないよ〜と大急ぎで戻って、洗濯物を取り込んで昼食。午後はちょっと都内へ。
用事を済ませてバスに乗ったところで、もう沈む直前のお日様の光が漏れて、低く広がる
雲と濡れた路面に夕日が映って、2重に綺麗。そのうえ、虹まで見られてとっても良い
気分で帰宅。いろいろ忙しかったけれど、良い一日でした。3連休。この調子で頑張るぞ。
記事の方は5月に出会った虫さんたちを見ていただこうと思います。グロテスクなものは
無いと思いますが、苦手な方にはごめんなさい。

一枚目は、開店したての樹液酒場にやってきた、春型で赤くないアカボシゴマダラ。
これはそのまた次の週の、別の樹液酒場。

同じ日、葉っぱの上で見た5〜6mmの可愛いハムシ。こういうのは後で画像を拡大すると
可愛いのが撮れて良かったって思うので迷わずパチリです。

そうしたら、ほら、見えます? 背中にハート模様。可愛い〜♪
検索したら、ヨツモンクロツツハムシと言うそうです。
4つの紋を持つ、黒い、寸胴な葉虫…とでも言う意味でしょうか。
お仲間には赤地に黒い紋とか真っ黒とかいろいろあるようですが、
全体が黒くて紋が黄色と言う配色が ヨツモンクロツツハムシ。

必ずしもハート型の紋とは限らないようですが、この写真の子は可愛いハートの紋を
背負ってますね。良い子が撮れてラッキー。
コナラ、柏、ウワミズザクラの葉っぱがご馳走なんですって、それならこのへんに
どっさり生えてるわ。また会えると良いな。
それから、今年やたらに出くわすサシガメちゃん。肉食系のカメムシの仲間です。
葉の裏をのぞいたら、あらま、デート中? 失礼(^m^)

ちょっとおとなしめなゼブラ柄。こちらはシマサシガメですね。
あれれ、トゲまみれの幼虫ちゃんが写り込んでいるけど…見なかったことにしてください。
たぶん、ルリタテハの幼虫です。
それから、広げたばかりのイタドリの葉の上には鮮やかなオレンジ色のシジミチョウ。
初夏の限られた期間に盛んに活動する「ゼフィルス」と呼ばれるシジミチョウの一員、
ウラナミアカシジミ。

幼虫ちゃんのご馳走はクヌギ、アベマキ、ウバメガシ。時にミズナラ、コナラ、ナラ
ガシワ。特に新芽好きだそうです。
羽の後ろに、触角にも見えるしっぽ付き。上手に擬態しています。
2013/ 6/28付 「ゼフィルスの仲間1」
2013/ 6/29付 「ゼフィルスの仲間2」
5/30には、別の擬態名人に出会いました。枝そっくりなナナフシの仲間です。

見えます? どこにいるか解るかな?
ナナフシにも種類が沢山ありますが、触角が短いのでナナフシモドキの方みたいです。
2013/ 9/ 7付 「ナナフシと蝉や蜂」
モドキと付いていますが、偽者やそっくりさんじゃないですからね。
単体生殖出来ちゃうので、オスはめったにいないそうです。じゃあ、この子もメスかな。

まだ小さかったから、幼虫ちゃんですね。でもって、右の前足がないのが残念です。
でも検索したら、敵に襲われたときの防御手段で切り落としちゃうけれど、幼虫なら
脱皮のたびに再生するそうです。良かったね。人間もそうだったら良かったのになぁ。
シマサシガメより、ほんのちょっとだけ強そうなのが、こちらのヨコヅナサシガメ。

足の付け根に赤い部分があるのが特徴的ですが、虫に付くダニにも赤いのがあるから
紛らわしいです。腹周りの白黒だんだら模様の部分がシマサシガメよりだいぶ、横に
張っているから横綱なのかなぁ。どうなんだろ????
そうそう、羽化したてはもっと赤いんですよ。
2008/ 5/20付 「真っ赤なカメムシ」
5月の末に見たゼフィルスの仲間はミズイロオナガシジミ。これはたぶん、ニワトコの
葉っぱ。違うかな?

つの字のような、葉裏に付いた文字のような模様が特徴なんだけど、あんまりはっきり
しませんねぇ。どうなんでしょ。
やっぱり、羽の後ろに触角に見えるしっぽ付き。これで万が一襲われても頭を守れる
可能性があります。

白地に灰色の模様、オレンジのワンポイント。このチョウチョの「みずいろ」の部分は
羽の表の模様にあるそうです。
幼虫ちゃんのご馳走はブナ科の葉っぱ。コナラ、ミズナラ、柏、ナラガシワ、アベマキ、
アラカシ…あら、常緑のアラカシの葉っぱも食べられるんだ。
今年は、ゼフィルスのお仲間はこの2種だけかな…。
ラストは葉上の哲学者、こと、オジロアシナガゾウムシちゃん。

白黒ボディーであだ名はパンダゾウムシ。
葉っぱの上でじっとしていることの多いゾウムシの仲間です。
葛の葉っぱを葉の縁だけ食べちゃうのはこの子です。

葛のつるにコブを作るのはこの子です。コブの中には卵が入っています。
驚かすところんと落ちちゃうので、撮影には注意が必要です。
いろんな虫さんたちと顔なじみになってきた「北向きの斜面」。今後も引き続き
誰かを捜してうろうろしてきます。可愛いこに会えると良いな。
次はたぶん、植物ブログに戻る予定です。