今日は久しぶりに近所の いつもおさんぽしている公園へ行って来ました。ちょうどニワナナ
カマドが満開で、ノハナショウブは2番花が咲いて、あっちこっちで木の実が膨らんでいるの
を撮ってきました。公園中、たくさん親子さんで賑わっていましたよ。お外で遊ぶのに丁度
良い季節ですものねぇ。
記事の方は同じいつもお散歩している公園でも、5/1の写真です。この日咲いていたのは
「木に咲く白い花」の1つ、マルバアオダモでした。

ぎざぎざの少ない葉っぱに煙るように咲くお花です。
マルダモまたはトネリコの仲間は、材に粘りがあるので、バットやラケットなどの
スポーツ用品に使われます。あまり一般的ではない木ですが、いつもお散歩している公園には
アオダモ、マルバアオダモ、トネリコ、オオトネリコの4種が植栽されています。
2010/ 4/27付 「トネリコ属の花」
『マルバアオダモの「タモ」はトネリコの仲間のこと。
モクセイ科トネリコ属、山野に広く自生し、高さ15mほどになる落葉高木。
粘りの強い材を野球のバットやテニスのラケットに用いる。』
2007/ 5/ 3付 「マルバアオダモ」
地味すぎるトネリコたちに比べて、こちらのアオダモゾーンはちょっと華やか。ちょっとです
けどね。

同じように、しべが目立つ花ですが、白いって言うだけで花らしく見えますよね。
アオダモに対してマルバアオダモは、葉が丸っこいという意味ではなく、鋸歯が目立たないと
言う程度の意味で、葉の形はさほど変わりません。むしろどちらも、普通すぎて困るくらい。

マルバアオダモの方は葉の縁が波打つのも特徴のうちで、波打っていたら、マルバかな?
なんて見分けます。
ひときわ目を引いて真っ白い方がおばなです。

細い花びら4枚(4全裂)とおしべが2本の簡単な造りの花が所狭しと並んでいます。
めしべは退化しているそうです。

5月になるとこんな風に、煙るように咲きます。さわやかな姿ですよね。
そっくりな木に、もっと地味に咲いているのがめばなです。

花もまばらで、色もちょっと 赤いって言うか茶色いって言うか、真っ白じゃないです。

細い花びら4枚の他に、あとでタネになる部分(子房)とさじ型のめしべ、おしべが2本という
構成。
真っ白じゃないし、花の付きも悪いし、目立たないけれど、これがあとで実になります。

マルバアオダモの実はぺたんこの豆のさやのような、プロペラのような翼果です。
元々、そんなに見かける木じゃないけれど、パットとかラケットになる木です。もしどこかで
見かけたら、お見知りおきを。
紅葉が見事だった植え込みを覗いてみるとここにも、地味なお花が咲いていました。

ニシキギの花です。
無理矢理これも白い花のうちに入れています。
ね、ちょっとおおざっぱに見れば白いでしょ。

ニシキギ科のお花って、似ていますよね。ほら、花びらが5枚そろっているのなんか、
ツリバナのお花にそっくりでしょ。ニシキギの実は黒いカラから赤いタネが2つずつ顔出す
タイプ。赤くなるのは秋深まってからね。
今年は思いの外早く咲いちゃったミズキもまだ待っていてくれました。

いつもお散歩している公園の、はぐれミズキの花。
うっとりするほど真っ白です。

待っててくれてありがとう。この花もあっという間に散って、今では緑の丸い実に
なっています。紫色に熟すのは夏が終わる頃です。
次の記事は、白い花に変わって、赤い花が多いかな。引き続き5/1に見かけた木の花を見て
いただく予定です。
【関連する記事】
マルバアオダモのお花、去年出会ったので、
今年も見たかったなぁ
もう6月ですから、
終わってますよねぇ
去年見たのは雄花のようです。
少し違った雌花もあるのですか。
もしかしたら、翼果に逢えるかもしれないから、
しっかりおぼえておこうっと^^
見たいお花がいろいろありますが、
なかなかみんなを見るのは無理ですね。
はもようさんでもお忙しくて、
見過ごしそうになっておられましたものね。
私の場合は、忘れて見過ごすので、
ちょっとちがうかな^^
マルバアオダモ、綺麗ですよね。去年は見られたんですね。
そうですよね、6月だともう終わっちゃってるかな?
毎年、忘れずに見に行きたいけれど、そうは行かない年もありますよねぇ。
あ、でも、植物の良いところは、
たいてい、また次の年に行っても見られるところですよね。
ほら、草や木って、たいてい、動けないから。
今年ダメなら、また来年ってね。
それっきりのもたまにありますけどね(^^a)。