本当に今年の秋雨はしつこいわぁ。おかげで、彼岸花の見頃が雨のうちに終わっちゃいそう
です。いつのまにか気温も上がらなくなりましたね。
記事の方は8/14にいつもお散歩している公園で撮ってきた写真から。

一枚目はベニバナトキノキの実。後で割れて、栗より美味しそうなタネが現れます。
ベニバナトチノキのそばには藤棚があって、今年も順調に返り咲きを続けています。

本来の花期よりよっぽど綺麗に咲いているんだけれど、天邪鬼なのかな?
雑木林の中のキブシの木に、実が下がり始めています。

のれんか、かんざしの飾りのように咲いて居た薄黄色の花の後、ころころとした実になります。
タンニン豊富で、いろんな物に利用されてきたキブシの実。このあと特に色づくことも無く
しばらくこのまま揺れています。
落ちていたのはミズキの実です。

緑から白へ、白から紫へと色が変わっていく途中です。綺麗ですね。
頭上の枝の先では、更に追加のミズキの実が熟す日を待って居ます。

鳥さんにアピールをしたいときには、実を支えている枝を赤くして、更に実が目立つよう
にしています。木だって、いろいろ工夫してるんだなぁ。
枝に赤い実がいっぱい付いているのはエノキです。

秋を待たずに実る小さくて朱赤の実。今年もどっさり実りました。
みんな、待って居たんだろうねぇ。
この辺から外国産の木が立ち並ぶゾーンへ。
落ちているドングリもあんまり見かけないデザインです。

葉っぱもドングリも大きめなのがレッドオーク。小さいのはピンオークです。
オークというと日本語では、よく「樫:カシ」と訳されますが、実際はドングリが実る木
なら、ほとんどが含まれるそうで、たとえばピンオークは別名アメリカガシワですし、
常緑だけで無く、落葉樹も含まれるそうです。
レッドオークの方は在来種のドングリより大きくて、表面に産毛が生えています。

ピンオークの方は、まだ熟し途中。これからもうちょっと丸くなって完成です。
でもこの途中の感じがとっても綺麗です。
オークの木は日本の木で言ったら、コナラやクヌギの仲間。ドングリも楽しみだけれど、
目元に樹液酒場がオープンしていれば、さらにお楽しみ。

ただ、今年は8月前半がカラカラ天気で、樹液もあんまり出ていないような…。
何でかなぁ。隣町と同様に、ここでもまたおまえか…なみにサトキマダラヒカゲ。

スズメバチさえ来ていない不作っぷりでした。残念。また次の機会に行ってみます。
行ったついでに枝にくっついたドングリも撮ってきました。

まずは、前にも撮ったレッドオーク。大きくどっしりしたドングリです。
それから、カタカナのキの字の形の葉っぱ、ピンオーク。

探すのも大変な、ちっちゃいドングリ。見えますか?
公園の池のほとりへ行くと、こちらにもヤマハギが咲いて居ます。

毎年、花が終わると根元からばっさり剪定されてしまうのに、真夏には人の背丈を超える
茂みになって花をどっさり咲かせます。丈夫で勢いが強いんですよね。
水辺で大きく枝を広げている、こちらはカツラの木です。

綺麗な緑色だった葉っぱが、所々黄色くなって、そろそろ秋の準備を始めています。
生乾きの落ち葉が甘く香る、香づる木カツラの季節です。
毎年、撮っている「セミの木」。今年はこのアカシデがエントリー。

同じ日に出てきたのか、毎晩のように増えていったのか、こうなったいきさつは、定かでは
ありませんが、まぁ、たくさんの抜け殻が付いているものです。みんな精一杯鳴けたかな?
次世代を残せたかな?
うるさいくらいセミが鳴くのは幸せなこと。今年はツクツクボウシの声があまり聞こえ
なかったのかちょっと気がかりです。来年もいっぱい鳴いてね。
次回は水辺の草の様子を見て頂く予定です。
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