蒸し暑くて過ごしにくかったです。そうそう、我が家のベランダのヤマジノホトトギスも
無事咲きました。昨日今日で3輪咲いて、まだつぼみがあります。そういえば実家に移植
した株はどうかな。また週末に見に行ってこなくっちゃ。
早かったなぁ、9月もあと1日です。10月っていうともうあっという間に年の瀬だろうなぁ
と想像できちゃいます。いろいろ、やり残さないように頑張ろう。
記事の方は9/14の午後、いつもおさんぽしている公園で撮ってきた写真から。

これは公園の入り口のポプラ。
ポプラの前に、まずは道ばたのツルボ。早くも1ヶ月前に咲き始めちゃった今年の
ツルボも、ちょっとだけ咲き残っていてくれました。

なんだか今年は野の花たちが、いつもと違うタイミングで咲いたり咲かなかったりして
いてちょっと変。特にツルボが変でしたね。うちの鉢植えのはとうとう咲かなかったし。
何でかな?
こちらは通常通りのアレチヌスビトハギ。インベーダーの顔みたいな花が咲く外来種の
ヌスビトハギです。

日陰好きの元祖ヌスビトハギとは違って、道路っぱたの乾いた日向によく咲いて居ます。
お花の後で出来る実は、もはや盗人の足の形はしていません。
更にもうちょっと進むと、おお、今年も咲いてくれました。レインリリー(ゼフィランサス)
です。
これは本来、花だんのお花。たぶん誰かが鉢植えの残土か球根を捨てていったのでしょう。

ある年から、突然、道ばたの草の間から一輪咲くようになりました。今年は、隣にすでに
終わったお花がありますので、少なくとも2輪は咲いたようです。増えたのかな?
雨の次の日に、葉っぱも無いところから幻みたいに咲くからレインリリーですよ。
途中の道ばたでも十分楽しめましたが、いよいよ公園の中、背の高いポプラの隣には
こんもり型のスダジイ。

木の下にはユニークな殻斗に包まれた椎の実が散っています。これがスダジイのドングリ。
薄緑の殻斗が、バナナの皮をむくみたいに開くと中から、生でも食べられる美味しい木の
実が現れます。もうちょっと熟したら食べ頃かな。
夏中眺めた桜の枝。心なしか葉っぱの緑色が、黄色っぽく変わったように見えます。

桜の紅葉は黄色から始まって、オレンジや赤に変わります。どんな風に色づいていくのか。
興味を持って眺めていくと、樹種ごとの個性が解って楽しいものです。
公園の中、雑木林を歩いて行くとこんな木の実が落ちています。

ちょっぴり紫色になったミズキの実。これからまだまだ色が濃くなります。
実の色づき方、熟し方にも個性があります。ミズキはこのあとどうなるのかな?
いつ頃からこんなに茂っていたのかな。
雑木林の林床はチヂミザサの葉っぱの絨毯。

地面を這う小さくて 笹に似た葉っぱ。
笹じゃないんですけどね。

これから穂を立てて、簡単な造りの花を咲かせ、ひっつき虫になる実をつけます。
チヂミザサの地味目な年間スケジュールもそろそろ、年に一度の大仕事の季節。
地味な草といえばのイノコズチ。

花の穂が寸詰まりなのがヒナタイノコズチで、
花の穂がひょろ長いのがヒカゲイノコズチのはず。

こうしてみると、見分けに困るはずがないのに、梅雨時くらいの 中途半端な頃は
現物を目の前にして、どっちなんだろうと悩みます。
地味な草には地味な草ならではの難しさがある。いずれにしても、どっちにも
イノコヅチカメノコハムシは居るし、花後はやっかいなひっつき虫になる。
どっちがどっちでも大勢に影響はない。
雑木林の様子も真夏よりはちょっと黄色っぽい。

セミの声はしていたけれど、そういえば今年はツクツクボウシが鳴かないなぁ。
ツクツクボウシなら9月いっぱいは余裕で鳴いていてもおかしくないのに。
ヒマラヤスギの根元のヤマジノホトトギスはここまで順調な育ち具合。

このあと見に行っていないんですよね。お花、咲けたかな。ちょっと心配。
それから、白いキノコ発見。

傘がちょっと薄めで波打ってるの。
傘の裏は細かい綺麗なヒダになっていて、

柄の所に はがれたツバがマントのように垂れ下がっていて…
傘の上には茶色の突起が並んでいるの。

食べないけれど、食べられるキノコかどうだか知らないけれど、どうしてキノコを見ると
焼き菓子を連想しちゃうんだろうなぁ。
マシュマロかメレンゲのパイにちょこっと焦げ目を付けたようで、美味しそうなケーキを
連想しちゃうなぁ。
雑木林でも常緑樹が多いとうっそうとしちゃうよねぇ。

明るい林が好きな下草。薄暗い林が好きな下草。いろいろあって面白い。
そんないろんな環境を、ちょっとのおさんぽで見て回れる いつもおさんぽしている
公園は、なかなか良い公園です。
次の記事は、そんな公園を通り過ぎた向こうにある雑木林へ向かいます。
まずはフェンス愛好のつる性植物を見ていきましょう。