寒さで体調を崩している方もいらっしゃるようで、十分気をつけたいものですよね。
そういえば、仕事が終わるのが5時なのですが、年が明けてめっきり日の暮れるのが
遅くなり、職場を出るときにはまだ明るかったりします。寒さは今が底でも光から
順に、季節は春に向かっているんですね。
記事の方は12/4にいつもお散歩している公園で撮ってきた写真の続き。

公園の池のほとりまで出てきました。対岸を写して木々のシルエットを鑑賞。
針葉樹が並んでいます。すらりとしたモデル体型ですぞ。素敵だな。
さて、こちら側でまず目にとまったのはハクモクレン。

写真じゃ伝わりにくいけれど、丸っこくて分厚くて、大きな葉っぱです。
ちょっとピンボケちゃったけれど、毛深くて大きな花の芽だって付いてます。

葉っぱは付け根に冬芽を隠していたんだけれど、あれ?本格的に寒くなったら、
葉っぱは落ちて冬芽はむき出しだよ。防寒用じゃなかったのかな?まぁ、一番
大切な花の芽は毛皮みたいなコートを着ているからいいのかな。
雑木林ゾーンの端っこの、色んな木が写り込んでいる一枚。

光が透けて色んな葉っぱが輝いて見えます。手前の木はラクウショウ。
1つ前の記事のラクウショウとずいぶん表情が違うけれど、同じラクウショウの
別の株です。
こちらの株はちょっと黄色みがかっています。

色づきが少しだけ浅いかな。株もちょっと若いかな。
枝先をアップにすると繊細な葉っぱの美しさにほれぼれします。

まさに、鳥の羽のような葉っぱです。
そっくりさんのメタセコイアとの違いは、乱調の美かな。
あちらは律儀なまでに左右対称、きちんと並び。幾何学模様が浮き出そうな
整然としたたたずまい。

ラクウショウは小葉もぐっと細いし繊細で、付き方も互い違いだし、ねじれたり
揺らいだり、勝手気まま。

どっちもそれぞれの良さがあるよねぇ。とりあえず、この日はラクウショウが綺麗
でした。株ごとに表情が違うのも魅力的でした。
さて、でもって、更に進むと池のほとりのモミジバフウの林。

イロハカエデとは違います。だいたいが、カエデ科ではありません。
こう見えてマンサク科。イロハカエデよりだいぶ大きくてごっつい葉っぱです。

モミジっぽい葉っぱのフウの木という意味です。
フウは漢字で「楓」と書きますがこれも、日本に渡ってくる途中で意味が混同し、
カエデのことと伝わりましたが中国でカエデを指すのは、木へんに親戚の「戚」と
書く字で、ちょっと簡単には表示できませんが、「楓」ではないんですよね。

フウという木もあって、そちらの葉っぱは3裂で、こちらは5裂。だから、モミジ
っぽい葉っぱのフウの木なんですよ。
モミジバフウはアメリカ原産、なので別名はアメリカフウ。

そして一番の特徴はトゲトゲボールみたいな実が付くところ。カエデの仲間はみんな
プロペラ型がお約束。やっぱり、マンサク科でカエデ科じゃないんです。
トゲトゲボールは、オブジェとして飾っておきたくなるほど素敵なデザインです。
背が高くなる木で、葉っぱも実もたくさん付いて居ましたが、さすがにだいぶ散って
スカスカ。

でもこのくらいの方が葉っぱの形がよく見えて良いかな。
上の方にトゲトゲボールも見えているけれど、解るかな?

樹形が荒れないし、紅葉が綺麗だし、時々、街路樹にも利用されるそうです。
お近くに有ったらごひいきに。どうぞよろしくお願いします。
池のほとりでもうちょっとうろうろして、他に何があるのか記録していきます。
次回も12/4の おさんぽ写真になる予定です。