帰り道、真夏の夕立と同じような雨の匂いがしました。今年の関東は、ものすごく
降水量が少なくて、カラカラでしたからね。木も草も、地面さえも喜んでいるような
久しぶりの雨でした。でも、3時間ほどでやんじゃったんですけどね。明日はまた
晴れて冷えるそうです。お天気、忙しいなぁ。
記事の方は2/15の写真の続き。

駐車場の境に並ぶユリノキ並木。
駐車場脇の雑木林ゾーンにドドンと立って居るのはミズキです。

太めで、曲線的な枝が特徴。枝は四方八方に伸びて、綺麗な樹形になりがち。
で、もって、樹皮には網目模様。

春先に枝を切る地下から吸い上げた水がしたたり落ちるのでミズキ。
忘れちゃならないのが新しい枝の赤いこと。

新しい枝も冬芽も赤いです。ここから、みずみずしい緑色の新芽を吹きます。
縦に深くひび割れる、もう1種類の樹皮。

こちらは、巣ごもりドングリの実るクヌギです。
自分の、個人的な感想ですが、クヌギの樹皮の方が、オレンジ色が濃く覗くと
感じますが、いかがでしょう。
若い木は離層がうまく出来なくて、葉っぱが散りきらないのも特徴的。

枝先は、やっぱり短くて上を向いて付きます。そして冬芽が赤っぽくなくて、ちょっと
白っぽいというか、毛深い灰色な所も特徴的。葉っぱが展開すると同時に、ひも状の
雄花を下げます。めばなは葉の付け根について、2年かけて実ります。
雑木の中に、枝先に、何か丸いものをつけたこの木は、

クマシデです。
丸く見えたのは、ビールのホップの形に似たクマシデの果穂でした。

シデの仲間は芽吹きぶりが可愛いんですよ。新芽が出るの、楽しみだ。
ちょっと、強めに剪定されちゃって、本来の樹形ではないこの木は、

ケヤキ。
枝先の枝の細かくて、繊細な様子がわかるかしら?

天を支えるように、枝を広げて立つケヤキの木。成長が早く、樹勢も強い元気な木
です。
次回は、冬でも緑を保つ、常緑樹に注目してみます。