降るのかしらと心配しましたが、なんとかもちそうです。早いもので2月もあと1週間。
なかなか用事ははかどらないけれど、頑張ろう。
記事の方は2/15に、いつもお散歩している公園で撮ってきた写真から。

まっすぐな幹に規則正しく並んだ枝。ちょっと三角っぽい樹形、イチョウです。
イチョウの樹皮は明るい灰色で、粗いでこぼこ。

材には油が適度に含まれていて、管材や建具に使われる他、高級なまな板にされるん
ですって。知らなかったなぁ。イチョウのまな板って、どんなんだろうなぁ。
イチョウって、スギやヒノキみたいな三角形の樹形のものをよく見かけるけれど、
分類上も特殊な針葉樹という扱いなんですよ。

生きている化石扱いなくらいの古い種だし、雄花雌花の仕組みも原始的なんだそうです。
原産地は中国で、日本には薬として、古い時代に渡来したそうです。
枝振りから見る特徴には あと、長枝と短枝の違いがありますね。

すんなり伸びた長枝に、のこのこ並ぶ短枝。花も葉も短枝に束になって付きます。
長枝は、公園の別の場所にある「ジェントルマンなイチョウ」みたいに、他の木の枝に
触れると大きく湾曲したりもします。いろいろユニークなんだなぁ、イチョウの木って。
イチョウのお向かいはモミジバフウ。

何度と無く取り上げたおなじみの木。樹皮はこんな感じに、細かいでこぼこ。
北米原産で、別名はアメリカフウ。葉っぱが三裂する中国、台湾原産のフウという木が
あっての、もみじみたいな形の葉っぱのフウの木という意味のモミジバフウです。

中国では木へんに風は、フウという木のことで、カエデの仲間は木へんに親戚の戚と
書く「セキ」なんですよ。どこかで間違って伝わっちゃったので、こういうときに
混乱の元になっちゃうわけです。
実は、これまた何度も取り上げている、トゲトゲボール。

だいぶ落ちちゃって残りわずかです。
若木には、枝にコルク質の翼が付くというので、それも撮って来ました。

ほらね、こんな感じです。でも、2,30本は植わっている公園のモミジバフウのうち、
こういう株はごくわずかです。だんだん、若木じゃなくなっていくからかな?
ちょっと別の方を向くと、大きなエノキが立って居ます。

とても大きくて、幹の形も複雑な大株です。
エノキの樹皮の特徴は、灰色で細かいざらざら、象さんの肌のようにしわがあるところ。

金木犀がサイで、エノキが象ですよ。動物園だね、これじゃ。キリンやライオンはない
のかな?(^m^)
幹は太くても、枝先は細かくて繊細。

春の枝先は花と若葉で黄緑色に煙るように色付き、真夏には小さめの葉っぱで、濃い
日陰をつくり、旅人を憩わせたであろう一里塚の木。まずはサクラと同時期の花盛りを
楽しみに待ちましょう。
次の記事ではまた、公園内の常緑樹に注目します。