ブログお休みいたしました。今日は町内会の寄り合いがあったけれど、なんとかひとつ記事を
上げておこうと頑張りました。あっという間に2月もあと2日。あぁ、本当に月日が飛ぶように
過ぎていきます。目が回りそうです。負けるな、自分。
記事の方は2/15の写真の続きです。

コルク質の翼が発達している枝はニシキギです。
紅葉自慢の低木ですが、冬芽もなかなか味わい深いです。垂直の枝には建築物のような
デザインに見えるし、

横に伸びた枝は、赤と銀の色合いが工芸品のようです。
駐車場脇の普通咲きの梅も花数が増えて、そばを通ると良い香りがします。

まっすぐに立つ若い枝に点々と花。

つぼみもまだたくさん付いて居て、少しずつ咲きます。

いっぱいに開いたお花もけなげな感じで可愛いけれど、丸いつぼみがふんわりふくらんでいる
のが、春らしくて良いですねぇ。ゆっくり咲いてね。
芝生広場の端っこの低木はニワナナカマド。

赤い冬芽が、そろいました。ほとんど芽吹いているようですが、このままで冬中、暖かくなる
日を待って居ました。
外国産の木や松をぐるっと回って、その向こうで地味に咲いていたのはハンノキの花。

陰になりやすい場所で咲いているので、撮りにくいんですよ。見上げるとシルエットになって
しまいます。
日に当たっている場所は風が強くて、花がぶれちゃいます。

虫もろくに飛んでいないこの時期に咲くハンノキは、ひも状の雄花の穂から、風に花粉を飛ば
します。めばなはおばなのそばに、小さく赤く付いています。
受粉がうまく出来たら、ちっちゃな松ぼっくりならぬハンノキぼっくりをつけます。
ハンノキのお隣には、これまた地味なマルバアオダモ。いや、お花は地味でもないか。
初夏に白く、煙るように咲きますが、なにぶんにも木に勢いがなくって、今にも枯れちゃい
そうな地味な木です。がんばれ、マルバアオダモ。

でも、とにかく、冬芽が可愛いんですよ。色はグレーのスウェードをかぶったようで、
で、ちっちゃい葉の芽がくっついていると両手みたいだし。

冬芽の下の葉痕になんとなく顔が浮かびそうな、なんとも可愛い冬芽なんです。
マルバアオダモより、更に弱々しいのがアオダモの木。

もう、いつ、絶えてしまうか。はらはらしながら見守っています。
こちらも可愛い葉痕です。

ほら、誰かの顔が浮かぶようでしょう?可愛いんですよ。
マルバさんよりだいぶ地味目なお花のあとは、翼果という平べったい豆のさやのような実が
付きます。
更に進んでいって、池のほとりのユキヤナギの茂み。

ちっちゃい冬芽が春を感じて、ちょっと緩み始めて居ました。
これから半月ほど経って、うっかり開いた花を目撃しています。ユキヤナギ、か細い枝だ
けれどお目覚めは早めです。
池の反対側で会えるのはトネリコの木。トネリコとアオダモは、別名または同異義語の間柄。

トネリコの枝先にまだくっついているのは去年の翼果です。
トネリコもまた、冬芽の表情が面白い木。

トーテムポールみたいな。何かの顔に見えたり見えなかったり。
犬に似て見えたり、馬面だったり、ピエロに見えたりしたものですが、最近はちょっと、
良い物件に出会えません。

花も葉も、地味なんだけれど、時々見に来ちゃう気になる木です。
この記事ラストはオオトネリコこと、ヤマトアオダモ。

若いときにはもっと冬芽に赤茶色の毛が付いていたんだけどなぁ。最近、トネリコとの区別が
付きにくくなっちゃってます。
地味な写真とマニアックな話におつきあいさせました。申し訳ありません。
次回の記事では、園芸種のお花を取り上げる予定です。