2017年05月30日

「日陰の林」の草

皆さんの挨拶が「暑いね〜。」だった今日も良く晴れました。今からこうだったら、
真夏にはどうなっちゃうんだろうねぇって、皆さんおっしゃってます。うん、まぁ、
だんだん慣れるんだろうけど、梅雨時、ちゃんと涼しい日があるかなぁ。
ベランダでは、去年、娘にもらったアジサイが開き始めました。大きく咲くかな。

記事の方は、4/23のおさんぽの続き。お気に入りの観察スポット「隣町の公園裏の
北向きの斜面」。その入り口にある「日陰の林」。色んな草花を観察できる素敵な
場所ですが、4/23のこの日は…

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まず、数年前に大群落で登場したタイリンオオアマナ。今年は、だいぶ控えめです。





元々は花だんの花ですから、誰かがタネか苗を置いて行っちゃうんですよね、きっと。
要らなくなった鉢植えの土をおいていくとかねぇ。

こちらのヒメリュウキンカも元々は花だんの花のはず。

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こちらも、日当たりが悪いけど大丈夫?なんて思ったもの今は昔。
バッチリ場所に順応して、こんなに広がりました。民家の近くでは、色んな事が
有りますよね。



さて、こちらは野草、ヤマジノホトトギスです。

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別名、油点草。油のシミみたいな斑点模様の葉っぱが目印です。去年はたくさんの
お花を見せてくれました。今年も順調そうです。秋のお花のシーズンを楽しみにして
いて、良いかな。



これから、このあたりを埋め尽くす予定の丸っこい葉っぱ。

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今はまだ、控えめで、ひっそりお花なんか咲かせています。

地を這う茎をどこまでも伸ばして、垣根を通り抜けてやってくるカキドオシ。

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お花が終わったら、いよいよ、地面を埋め尽くしにかかります。



草と一緒に葉っぱを広げているのは、これ、たぶん、コゴメウツギの幼樹です。
大きくなってもか細い枝で、茂みにはなっても大木にはならない落葉低木。

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バラ科唯一のウツギと名の付く木で、白い小花を咲かせますが、この辺で花が咲く
所まで大きくなったのは、まだ見たことがないです。花が咲く株は、別の場所に
有るので、後でつぼみの出来具合をチェックしようと思いました。



こちら、覚えて頂いてます?早起きすみれのアオイスミレ、水彩絵の具で着色した
様な淡い色合いのスミレの花が終わり、葉っぱのみになりました。
が、ここからが本領発揮です。

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春先の可憐な姿からは想像できないほど、葉っぱを大きくして茂ります。
すみれって、結構そういう生態の仲間が多いです。可憐に見えるのはお花の時だけ
なんですよ。



お、これも春の名残。カタクリです。
おお、受粉がうまくいったのかな?紫色のお花の後に 実が出来ています。
これがはじけると、アリさんの好物、エライオソーム付きのタネがこぼれます。

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タネをこぼし終わったら、風船から空気が抜けるみたいにへなへなっと倒れて
溶けるように姿を消します。春の一時期だけ、幻のように姿を現す春の妖精、
スプリング・エフェメラルの一員ならではの生態です。



柔らかくて美味しそうな葉っぱは、春の七草のひとつ、タビラコです。
こちらはヤブタビラコ。

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うつむいたお花の地味な草です。

コオニタビラコは田畑の雑草、オニタビラコは道ばたの雑草、

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ヤブタビラコは差し詰め、日陰の雑草。ヤブでは、深すぎたら生きていけません。
うつむいたお花はやがて、綿毛の無いタネの固まりに変わります。
そこがオニタビラコとの最大の違いです。



お花が咲く頃の葉っぱとは、だいぶ印象の違うこちらはノダケの葉っぱです。

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秋の終わりに濃い色のお花を咲かせるセリ科の多年草。風情のある姿は、写真には
撮りにくいけれど大好きなお花です。おはよう!今年もいっぱい育ってね。



ノダケのお隣さんはミツバツチグリ。3枚ワンセットの葉っぱの草です。
黄色い花はお日様が大好き。日陰の林に芽を出しちゃうなんてツいてない。

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後で日向で咲いてる方のお花を撮ろう。ここのも、後から咲くと思うけど。日向と
日陰で、種類でも違うのかしら?ってくらい表情の違うお花ですよ。



これからが楽しみなのは、このタチシオデ。地味な野草ですけどね。
緑色のお花を打ち上げ花火みたいなまん丸の、花の穂にして咲かせるユリ科シオデ
属の多年草。

170530_t_siode.jpg

一番のそっくりさんは端から誰かに絡みつく気満々のシオデの方ですが、サルトリ
イバラとかにも似てますよね。トゲは無いけど。



「日陰の林」を後にして隣接する雑木林の中を進みます。大きな羽状複葉を開いて
いるのはヤマウルシ。

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すごくは無いけど、樹液に触れるとかぶれます。特にみずみずしい時期は要注意。
もうすぐ開く、地味なお花も準備中。



歩いてきた目的はこちらの低木。

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緑一色で見辛いですよね。まん中のか細い木です。これ、春先にピンク色の星の形の
お花を眺めたウグイスカグラです。

そろそろ実が出来る頃なので、様子を見に立ち寄りました。

170530_uguisu_k2.jpg

4/23の出来具合はこのくらい。熟すと真っ赤な液果になります。すっごく美味しそう
だし食べられるらしいけれど、そっくりで猛毒な実もあるのでご注意ください。



そばではシロダモが銀色の新芽で、おいでおいでしてました。

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ここのは写っていないけれど、秋に咲いた花は、小さいつぶつぶの実になってメスの
木の葉っぱの付け根で、秋に熟すのを待って居ます。



この先には誰かが勝手に花を育てているエリア。

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ニリンソウが咲いていたから、勝手に撮影。「北向きの斜面」反対側の端の自生地が
たぶん全滅しちゃったから、ちょっと八つ当たり。



すくすく育つこの木はタラノキ。

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春先に展開する冬芽は、山菜の王様タラの芽です。
この辺に生えるタラノキは軒並み一番目を刈られちゃうけれど、幸いこの木は無事だ
ったようです。

こんなにとげとげにしたって、食いしん坊な人間は防げないんだからねぇ。すごいわ。

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人様のお山に入って、勝手に芽を刈る人が居て問題になっているそうです。
ダメですよね。だいたい、誰のものでも無い山なんて無いんだから。ちゃんと
八百屋さんで買ってください。野趣が薄くても文句言わずに(^m^)。



そろそろ公園の裏門に通じる谷にさしかかるあたり。

170530_karasu_e.jpg

防護壁の上にカラスノエンドウのお花畑が広がっていました。
綺麗だねぇ。ちっちゃいけど。



4/28のおさんぽはまだまだ続きます。「北向きの斜面」のまん中あたりのお花を。

posted by はもよう at 21:55| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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