2017年06月10日

マムシグサの花

今日はまぁ、暑かったですねぇ。梅雨入りが宣言されたとたんに晴れが続くのは
良くある話ですが、6月とは思えないような爽やかで強烈な晴天でした。そんな中
今日は母の通院のお付き添い。年取るとおつきあいのあるお医者さんが多くて
大変ですよね(^m^)。大好きなナツツバキが咲き始めたので、明日は写真撮りに
行きたいな。

記事の方は4/30のおさんぽの続き。気持ちの良い雑木林の林床でおなじみの草の
花や葉を見て歩きます。

170610_mamusi_g1.jpg

これは一番奥の、日陰が濃いところに毎年咲くマムシグサ。




マムシグサの手前で、まず、秋のお花が楽しみなヤマジノホトトギスの葉っぱが
無事に出たかな…と、チェックに行きました。

170610_yamajino_h1.jpg

大きなヒマラヤスギの根元のいつもの場所。こことここの2カ所に…

おはじきの反対側のこちらに3本。

170610_yamajino_h2.jpg

今年もすくすく育ってます。
秋まで長いので、毎年いろんな目に遭います。虫に食べられたり、草刈り隊に刈ら
れたり、うっかりお花の時期に見に行けなかったり…。アクシデントはあっても
多年草。ちょっとやそっとでは根絶やしにはなりません。今年はどんなことがある
かな。



葉っぱに模様があるのは、ヤマジノちゃんより更にたくましく良く茂るミズヒキです。

170610_mizuhiki.jpg

ヒマラヤスギの並ぶあたりになかなかの茂みを作って花を咲かせます。




公園の端っこのフェンスにはコボタンヅルが絡みます。ボタンヅルより更に細かく
分かれる葉っぱを持った亜種ですが、花付きが極端に悪いという残念な特徴を持って
います。

170610_k_botan_d.jpg

ボタンヅルやお仲間のセンニンソウなら、真っ白に花が咲くのにね。ここでは、花は
ほとんどみられません。それでも葉っぱが魅力的だから良しとしたいところです。 
ご一緒しているのはドクダミの葉っぱです。




フェンスの向こうにも草むらが広がります。とても大きな敷地の端で、目が行き届かず
ほぼ、放置されている ♪ 素敵な雑木林でもあります。

170610_kusamura.jpg

木もたくさん有りますが、草もたくさん生えています。ドクダミ、コボタンヅルはもち
ろん。3枚ワンセットの葉っぱのクサイチゴ、ちらほら黄色い花を見せているヤブタビ
ラコ…

170610_kyuri_g.jpg

それから、案外 ↑ 大きくなったキュウリグサ。

複雑な葉っぱの ↓ ヤブジラミなんかも見られます。

170610_y_jirami.jpg

ヤブジラミなんてすごい名前ですが、これから夏にかけてセリ科らしい爽やかな白い
小花を見せてくれます。



別のヒマラヤスギの根元にはつる性植物のおチビさんが芽を出しました。

170610_ama_tuta.jpg

左がアマチャヅルで、右がキヅタの幼植物。キヅタは芽生えたての頃は葉っぱの形が
違うんですよ。つる性植物で、そういう種類結構あるんです。名前調べの初心者
泣かせですよね。



林床のおなじみ、こちらはコナスビかな。コナスビを見ると、春が終わって夏が来る
なぁって思います。

170610_k_nasubi.jpg

地面に広げた葉っぱの影に下向きの黄色い花を咲かせます。もう絶対、人間に見せる
ためじゃなくて、地を這う虫さんたちに向けてアピールしているんですよね。お花の
あとに実る実がなすびに似ているからというネーミングですが、そこまで見る人、
居ないと思うよ。


草ばかりじゃ無くて、暗くて湿っぽいところが好きなキノコが生えてました。

170610_kinoko.jpg

雑木林の林床はキノコがたくさん見られる場所でもありますね。



さて、ここまで来てやっとマムシグサの前です。毎年、何株か芽を出します。
半透明の皮を被ったつんつんした芽で、タケノコにしては変だなと思っていると
怪獣でも出てくるんじゃ無いかって言うくらいのダイナミックな芽吹き方をして
2枚しか無い大きな葉っぱを広げ、お仲間にしか無いユニークなデザインの花を咲か
せます。

170610_mamusi_g2.jpg

サトイモ科テンナンショウ属。背の高いのと低いのと二株写っています。

2015/ 6/16付 「マムシグサの花」

上の方で咲いていたのはこんな花。

170610_mamusi_g3.jpg

仏縁苞と呼ばれるテンナンショウ属くらいにしか咲かない変わったデザインの花。

低いところで咲いていた小さい株の花。

170610_mamusi_g4.jpg

お隣は大きな株の茎。これがマムシの胴体の柄に似ているそうです。

たいていの場合、小さい方がオスの株で、良く育つとめばなを咲かせられるようになる
そうです。花に飛んできた虫たちは、おばなだったら、潜り込み花粉まみれになっても
出ることは出られるけれど、めばなには出口は開いていないそうです。怖いですねぇ。

虫たちの犠牲のもとに受粉しためばなは、秋に真っ赤な実になります。この場所では
たいてい刈られてしまって、実まではなかなか見られないんですけどね。



もうちょっと雑木林を進んでいきましょう。今度見つけたのは、ああ、懐かしい。
草木の名前調べを始めたばかりの頃、つぼみだとばっかり思っていたこの草。
いつ咲くんだろうと通い詰めても、一度も咲いたところを見られなかったのも、今と
なっては、良い思い出です(^^;)。

170610_tatitubo_s.jpg

これは、タチツボスミレの閉鎖花です。そう、咲かない花なんです。
咲かないけれどタネは作ってこぼします。花を咲かせて他の遺伝子を取り込み、
閉鎖花で己のコピーも、保険として蒔いておく。なかなか用意周到な子孫繁栄の工夫
です。



地面から勢いよく吹き出したようなこの葉っぱは、ヤブランです。

170610_yaburan.jpg

たっぷり葉っぱを茂らせたら、秋に紫色の花を咲かせます。


最近、ちょっと数を減らし気味なこの葉っぱ。たくさん見つけられて嬉しいです。

170610_gen_shoko.jpg

5つから6つに分かれる可愛い葉っぱはゲンノショウコ。ここには秋口に白い花が咲く
はずです。楽しみに待つことにしましょう。



雑木林を出て、花だんや藤棚の方へ向かいます。4/30はまだ、藤の花が咲いて居る
季節です。

posted by はもよう at 22:33| Comment(2) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はもようさん、こんにちは。
たくさん紹介されましたねぇ
これだけみることができる草むらって、
豊かですよね。
はもようさん、幸せですね。

今朝、ドクダミがたくさん咲いていた草むらを
歩いていたら、
独特の香りが足元から
湧き上がってきました。
嫌いではないのですが、
つくとなかなか取れないですよね。

マムシグサって、
茎のあたりがむらむらした模様で、
ほんとにマムシみたいだと思います。
雌花は虫さんが外に出られないのですか。
食虫植物みたいだなぁと思いながら
よく眺めていますが、
あたらずといえども遠からずという
処でしょうか^^
Posted by ブリ at 2017年06月12日 16:53
ブリさん、こんばんは。

そうですねぇ、同じ場所を10年以上もぐるぐる回っているので、
出会うものはだいたいおなじみさんです。
いやいや、公園の草地ですもの、種類は限られますよ。
ブリさんちの方のお山のようなわけには参りませんが、
近所にこんな公園があったことには感謝しています。

ああ、ドクダミの匂いはきついですよね。私も今年は
両親の庭でだいぶ草取りをして、手を青臭くしました。
あの匂いはなかなか取れませんね。(^^A)

そうそう、茎のあたりがむらむらした模様のマムシグサです。
めばなには出口が無いんですよ。怖いですねぇ。
めばなの仏縁苞をむくと中で虫がたくさん死んでいるそうです。


Posted by はもよう at 2017年06月13日 00:36
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: