用事があっておさんぽには行かれませんでしたが、その分、用事は
だいぶ片付いて嬉しい限りです。また明日も頑張ろう。
記事の方はいよいよ9月のおさんぽ写真に移ります。9/3にいつも
おさんぽしている近所の公園と、その向こうの雑木林まで行って来
ました。

まずは、公園へ向かう道ばたに生えてるありふれた雑草から。
一度草刈りされたはずなのに、もう、もしゃもしゃに草が生えている
公園へ通じる道。
丈高い草のすきまからツルボの花が見え隠れ。

ツルボの葉っぱは、つい最近まで地上からは姿を消していたはずだ
けれど、何だか今年はあんまり花が咲いて居ません。

8月の日照不足のせいかな? 葉っぱ出てなかったけど。
もしゃもしゃのメインはエノコログサ。

猫じゃらしとも言われる特徴的な穂の草です。
ムギの仲間がみんなタネをこぼして枯れた後、伸び始める
夏の道草です。
地面に近いところに葉を広げるのは ↓ 細い穂のメヒシバと

↓ 太い穂のオヒシバ。

あら、近縁種かと思ったらイネ科は一緒だけれど、オヒシバ属
メヒシバ属って分かれているのね。穂が太いか細いかだけじゃ
無いのね。
名前の通り、日向に生える芝っぽい草です。
もっともっと地面に張り付いて広がるのはコニシキソウ。

炎天下のアスファルト、やけどしないのかな?
居ながらにしてドライフラワーになりそうですよねぇ。
エノコログサにも早めに実るとののんびり出てくるのといろいろ
あって、早いのはそろそろ実ってタネを落とします。

のんびりしているのはこれから穂を出したりします。
大きいの小さいの、まっすぐ立つのお辞儀するの、
黄色っぽいの赤っぽいのいろいろあるんですよ。
何にしても秋深まるまで、数種類のエノコログサが道ばたで風に
揺れてます。

この赤いのはムラサキエノコロで良いのだろうか?
草むらで、ひときわ背が高くて花の穂を大きく広げているのは
キク科イズハハコ属、帰化植物のオオアレチノギク。

イズハハコなんて名前の草、見たことも聞いたことも無いけれど
在来のイズハハコとは縁無いけれど、よその国出身のご親戚とは
こんなに毎年お会いしているのね。変な感じ。

とりあえず、草むらからにょきにょきっとのびた茎の先にこんな
花の穂を開きます。花はほとんど開かず、あっという間に綿毛に
なります。

そっくりさんで、明治の頃渡来したヒメムカシヨモギ、
別名ご維新草は、小さいながらも花びら(舌状花)が有って花らしく
見えますが、こちら、昭和になって渡ってきたオオアレチノギクは
舌状花がほぼガクっぽいところ(総苞)から出てこないので、花に
見えないのが見分けポイントです。
この日はヒメムカシヨモギは見当たりませんでした。
でもって…この、背の高いやたらに緑の葉っぱが多いのは何だろう。

オオアレチノギクの遅めに育ってきた奴か、はたまた別の背の高い草。
ああ、名前にセイタカって付いたのがあったなぁ。引き続き、見守り
ましょう。
もしゃもしゃの草の葉の間から、しゅんしゅん伸びた茎に3枚ずつの
葉っぱとピンクの花が付いているのは…

これも帰化植物のアレチヌスビトハギです。
北米原産、マメ科ヌスビトハギ属の一年草。

3枚ワンセットの葉っぱにマメ科っぽさを残して居ますが、お花は
蝶型花と言うよりはインベーダーの顔のよう。

花の後に付く実は丸いのが連なった形で、もはや盗人の足の形には
似ても似つかないことになって居ます。表面にカギ型の毛が密集して
いて、ひっつき虫になるところは一緒なんですけどね。
まだ公園に着きません、雑草がいっぱいの道をあと半分歩きます。
今度はどんな道ばたの草を取り上げようかな。
オオアレチノギクはお花見たことないんですよね。
そうなんですか。
ほとんど開かないのですか。
一つ疑問が解消しました。
道の草たちがこれだけわかれば、
楽しいでしょうね。
これからもしばしば観察会お願いしますね。
ふむふむと思うことがいっぱいです。
ありがとうございます。
ヌスビトハギはマメ科で3小葉なんですね。
でも畑のエンドウマメなんかは
複葉ですよね。
アメリカセンダングサも3枚に見えたりしますが、
あちらは3出複葉。
そういえば葉が平面的ですもんね。
あまり深く考えないでおこう^^
そうなんですよ、オオアレチノギクはあんまりお花らしくないんです。
ヒメムカシヨモギは、ちっちゃい花が咲くんですけどね。
道ばたの草も、この辺は10年以上も眺めているし、だいたい、
同じく差し日目を出さないから、そのうちには覚えるんですが…
それに、まるっきり解らないのは写さないから
みんな知っているように見えるだけです。(^m^)
そうなんですよ。マメ科の葉っぱは3枚ワンセットが多いんです。
でも、多いって言うだけで、例外もあるんですよ。
ほんとこういうものって、どれだけ例外を覚えておけるかにかかって
きますよねぇ。
ややこしいったらありゃしない(^^;)。