2017年10月29日

赤い実と高野箒の花

いやはやまた、雨の週末です。あちこちの観光地の皆さんも当てが
はずれてがっかりしていらっしゃるでしょうね。行楽の秋はどこへ
行っちゃったんでしょ。私も昨日、両親のところへ行って、
今日は地元のイベントを冷やかして、活動的に過ごす予定でしたが
雨に濡れちゃって、さんざんでしたよ。夜からは台風の影響で、
また荒れるそうです。飽きず、腐らず、警戒いたしましょう。

記事の方は10/8のおさんぽの続き。隣町に着いて、坂を下って公園
裏の北向きの斜面へ。坂の途中からのぞいた雑木林の中に点々と
赤いもの。

171029_gamazumi1.jpg

目をこらしてみたら、あらまあこれはガマズミの実。





公園の中では、毎年眺めていたガマズミの木が、弱って倒れて
とうとう根元から切られてしまったのですが、どうしてどうして
人の手が入らない雑木林の奥で、ちゃんと実をつけていたんですね。

171029_gamazumi2.jpg

カメラで精一杯の拡大。おお、つやつやの赤い実が、たくさん。

藪の中なので、一緒に写り込む葉っぱも、隣近所の別の葉っぱばかり。

171029_gamazumi3.jpg

押し合いへし合い、ずいぶん混み合ってます。

ああ、これこれ、ガマズミの葉っぱは後に紅葉自慢になるんですが、
途中は黒っぽく見えるのが特徴。

171029_gamazumi4.jpg

赤い実を鳥さんたちに提供したら、今度は真っ赤に紅葉しますよ。
また見に来なくちゃ。




2枚目の写真のまん中の葉っぱはサオトメバナ。

171029_sotome_b1.jpg

絡みたおしていましたね。斜面の外側にはみ出ていたつるには実が熟し
かけて居ました。つやつやの金色の実。
実り初めが ↑ こんなで、

171029_sotome_b2.jpg

熟すちょっと手前がこんな ↑ 感じ。人間には食べられないけれど、
きっと鳥さんたちは待って居るはず。たわわな実りまであと一歩。




隣の藪の奥に見える赤いもの、

171029_kusagi1.jpg

今度は…

またまたクサギの実でしてね。

171029_kusagi2.jpg

花にも赤い実にも見えるけれど、あれはガク。そして中身は青い実です。
雑木林の緑の中では、反対色の赤は目立っても、青は意外なほど目立ち
ません。このガク、鳥さんへのアピールには、とっても効果的なはず。



坂を下りきったところは、「日陰の林」の入り口。
入り口横のオトコヨウゾメが、赤い実をたくさんつけて居ました。

171029_o_yozome1.jpg

いやぁ、年を追うごとに実の数が多くなっていきます。ほらこれ、
すっご〜い。

171029_o_yozome2.jpg

オトコヨウゾメはガマズミに近い種類です。ヨウゾメはガマズミの別名とも
聞きます。あまり大きくならず、か細く可憐なその様は乙女と呼ぶには
相応しくてもどこに「オトコ」の要素があるやら解りません。

171029_o_yozome3.jpg

名前の由来ははっきりしないんだそうです。私が見かけただけでも、細い枝を
男の骨張った腕に例えたとか、福々しく丸くて美味しいガマズミの実に対し
小さくて食べられない実を男に例えたとか(食べられないとなぜ男?)、

171029_o_yozome4.jpg

紅葉し始めの頃の赤い葉っぱを酔っ払い男に例えたとか、枯れ葉が真っ黒に
なるところに関係があるかもとか、いろんな説が有りました。
本当はどうなんでしょうね。でも、由来はどうあれ、乙女のように可憐な木で
有ることには変わりは有りません。




坂を下りきって道を曲がった所、「日陰の林」の端にあるオトコヨウゾメ
のヤブ。

171029_shamen.jpg

ちょうど周りの草を刈って頂いたばかりで、歩きやすいったら有りません。
まん中の木の根元に、数本のオトコヨウゾメが生えています。
大きい木はアオハダだったかな?

ここにもオトコヨウゾメがたくさん生えていて、赤い実がたくさん撮れ
ました。

171029_o_yozome5.jpg

紅葉がちょこっと始まっている葉っぱもありました。綺麗ですね。

171029_o_yozome6.jpg

オトコヨウゾメの紅葉は、最初渋くて暗い赤から始まって、株ごとに
色合いを変えて変化していくので見応えがありますよ。

2016/12/21付 「オトコヨウゾメの紅葉」

そしてこのヤブの下に広がっているのが、コウヤボウキの群落です。

171029_o_yozome7.jpg

オトコヨウゾメの枝や葉っぱに混じってコウヤボウキの枝先が見え隠れ
していますでしょ?



コウヤボウキはキク科の低木。草のように見えますがこれでも木なんです。

171029_koya_b1.jpg

簡単に換金できるものを植える事を禁じられた高野山で、そのまっすぐな
枝を、竹の代わりに束ねてホウキとしたと伝えられるのでコウヤボウキ。

晩秋に咲く花とその後の綿毛がとってもフォトジェニックな植物で、
この群落を見つけてからというもの、毎年通っているんです。

2013/ 2/26付 「コウヤボウキの綿毛」
2013/ 9/13付 「コウヤボウキの花」


今年は思いがけず、もう、咲いちゃってましたね。

171029_koya_b2.jpg

花期の始めと言うことで、今まで見たことのない表情にも出会えました。
ほら、↑ このつぼみの先、ほんのり赤いんですね。可愛いわぁ。

赤いのはほんのちょっとの間で、もうちょっと大きなつぼみになると
もう赤くないんですね。

171029_koya_b3.jpg

うわぁ、知らなかったぁ。
か細い枝、ちょっと毛深い丸い葉っぱ、日陰にひっそり茂るコウヤボウキ
はそれだけでも魅力的ですが、お花がまた、可愛いんですよ。

171029_koya_b4.jpg

ほら、リボンをくるくる巻いたような花びらが素敵でしょ。ほんのりピンク
に色付いているところが素敵でしょ。日陰好きで、風にすぐ揺れちゃう枝で
撮るの大変なんだけれど、毎年通っちゃうお気に入りのお花です。

このあと、お化粧筆のような綿毛になります。運が良ければ、またほんのり
ピンクのに出会えるかもしれません。また見に来るね。元気でね。



次回は「日陰の林」で見かけた、他の木の実、草の実など。



posted by はもよう at 22:06| Comment(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: