2018年06月10日

ミツバツチグリの花

昨日のうだるようなお天気から一転、今日は肌寒いくらいで、しかも1日雨。
ちょっとだけ朝のんびりしたら、そんな雨の中、隣町までおさんぽに行って
来ました。いやぁ、久しぶりで楽しかったです。ホタルブクロが咲いていて、
ヤマユリのつぼみが順調に育っていました。ムラサキシキブにはちょっと
遅れちゃいましたが、ヒメコウゾの実は綺麗に透き通っていました。
明日は大雨になるそうです。いろいろ気をつけて、頑張りましょう。

記事の方はまだまだ4/8のおさんぽの続きです。

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今回は時間の許すところまで、「北向きの斜面」の草の花をご紹介します。





まずは斜面を埋め尽くす黄色い花。ちょっとヘビイチゴに似て見えますかね。

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こちら、ミツバツチグリと言います。

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どうです、見事な三つ葉っぷりでしょ。これが五つ葉になるとまた別の花に
なるんですよ。

それから、ヘビイチゴの花は途中で枝分かれしたり、茎の先に複数の花は咲か
ないし、この花の後にはイチゴっぽい実は付きません。

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春の暖かい日差しを浴びて、一面に咲いたらいつの間にか消えちゃうんですよね。
西日本には根茎が焼くと栗みたいで美味しい「ツチグリ」というそっくりさんが
咲くそうですが、残念、図鑑にミツバツチグリの根茎は食べられませんって
書いて有ります。



「北向きの斜面」歩き始めに見たチゴユリですが、中程に、もっと前から観察
している群落があります。

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そちらも、同じように花盛りでした。

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お稚児さん行列してますよ。



それからこれ、カタクリの保護地のちょっと手前に群生しちゃっている花だん
からの逃げ出し組のすみれ、ビオラ・ソロリア‘プリケアナ’。

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野草を保護している隣にこれって…誰が植えちゃったのかなぁって思うけど、
誰も問題にしないみたいで、毎年、律儀に咲いてます。あんまり増えないから
気にならないのかもしれないですけどね。



花だんに良くあるデルフィニウムに近い種類の帰化植物、セリバヒエンソウも
あんまり増えないからか、邪魔にもされずにカタクリの保護地に咲いてます。

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在来種を保護し、外来種は根絶!とか言わない人たちが管理しているのかな?



でもって、主役がカタクリからヤマツツジに移ったカタクリの保護地には、
とりあえず、ムラサキケマンの大群落。

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ここでも綺麗に咲いていますな。

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ムラサキケマンの大群落の隣で咲いていた黄色い花は、

クサノオウ。古い分類だとどちらもケシ科なんですよね。

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「くさ」と呼ばれた皮膚病に効く薬草なんですって。ケシの仲間です。



でもって、この日一番嬉しかったのはこれ。

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最近、見かける数が減っていて、去年はほとんど見かけなくて、もう消えちゃう
のかなぁなんて思っていたジロボウエンゴサクがいっぱい咲いていたこと。

ジロボウエンゴサクというのはこんな花です。

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ちょっとムラサキケマンと似ているでしょ。同じケシ科のキケマン属です。

伊勢地方の子どもたちが、スミレを太郎坊、この花を次郎坊と呼んで
この後ろに飛び出した距を引っかけて遊んだのが名前の由来だそうです。
エンゴサク(延胡索)の方は根茎を生薬として利用する時の名前だそうです。

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しずく型した特徴的な葉っぱ。ユニークな花。

一度見たら忘れられない姿でしょ。大好きなんですよ。今年たくさん見られて
ほっとしました。

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ハコベと背比べできちゃうほどの小さくてか細い花です。

でも優しい色合いや立ち姿が素敵でしょ。

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なくなって欲しくないですよねぇ。

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カタクリやムラサキケマンと同じようにスプリング・エフェメラルの一員です。
いついつまでもそこで咲いてくださいね。毎年、楽しみに待ってます。



さらに斜面を上がっていくと来週、再来週あたりに咲きそうな花の芽吹きや
つぼみを見つけます。

たとえばこちらはタチシオデ。

180610_tatisiode.jpg

和製アスパラガス、この芽は美味しい山菜らしいです。時折、切り取られた
あとを見かけます。誰か採っていったのかな?
下の方につぶつぶのつぼみが付いています。あとでは花を撮りに来よう。


それからこちらはアキノタムラソウの芽吹きです。

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これから夏いっぱいかけて大きくなって、日本のサルビアという学名に相応しい
素敵な青い花を咲かせます。夏が盛りを過ぎた頃、会いに来ましょう。


だいぶ大きくなってきたこちらの葉っぱはニガナの葉です。

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4月の末には、簡単な造りだけれど、華やかな黄色い花が群生するのを見ること
が出来るでしょう。楽しみにしたいと思います。



カタクリの保護地の斜面を登る途中のこの草は、ヤブニンジン。

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全体に、柔らかくて毛深い草で、小さい白い花が咲く、セリの仲間です。

良く見えない小さい花を良く見れば、セリの仲間らしい花なんですけどね。

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花の後は棍棒状の実が付きますが、結構厄介なひっつき虫になります。
ヤブにはそんなの、多いですからね。ご注意ください。



で、公園にもう一度戻って、民家との境に この園芸種。オーニソガロム・
ナルポンセこと、タイリンオオアマナです。
地中海原産の園芸種ですが、逃げ出してあちこちで野生化しています。私の
行動範囲でも、ここ数年目立ってきました。

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逃げ出さないように管理して欲しいなぁ。
先日ご紹介した、土手のアマナは数を減らしているのに、これはあっちこっち
で群生しています。そのたくましさを、ちょっとは在来のアマナに分けて
欲しいくらいです。


公園を突っ切って帰り道。途中の車道脇で、咲き残っていたこれまた花だん
からの逃げ出してきた北米原産、園芸種のすみれを見かけました。

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ユニークな葉っぱのキクバスミレ。
またの名はクワガタスミレとか、ビオラ・パルマータとか。

180610_kikuba_s2.jpg

五裂するすみれらしからぬ葉っぱのすみれですね。


4/8に見た草はこんな感じでした。あとは木とつる性植物の花が少々有り
ます。良かったら次の記事で見て頂きましょう。



posted by はもよう at 23:50| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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