たいしたことじゃ無いんですけど。それよりも、まぁ、ここんとこあっついですねぇ。
今日、やっとちょっとだけ曇って、気温が落ち着きましたけど。昨日おとといの暑かっ
たこと。クーラー苦手の私でも、エアコンのリモコンに手が伸びましたよ。熱中症に
気をつけましょうねぇ。
記事の方は4月の下旬に咲きだしたハリエンジュについてです

うちに近所に、ハリエンジュが20本くらいかなぁ、固まって立っている場所があるん
ですよ。今年も香りの良い花が咲きましたよ。。
北米原産マメ科の落葉高木、ハリエンジュ。またの名をニセアカシア。
本物のアカシアとはあんまり似ていないんですが、過去には、ただアカシアと呼ばれた
ことも多くて、蜂蜜のアカシアはこの木の蜜ですし、♪ アカシア〜の雨に打たれて〜
のアカシアもこの木のことです。

本家アカシアは熱帯にしか育たない木で、見た目はどちらかというと銀葉アカシアに
似て、お花も黄色いポンポン型です。このニセアカシアのお花は白くて、房の短い
藤の花のような蝶型花です。
いつも5月の初めに咲くのですが、やっぱり、今年は早いんですよね。

気がついたらもう咲いていました。
過去記事を読むと、写真を撮りに出て、外のあまりの暑さに驚いています。そうそう、
今年は春から気温が高かったですよね。
ハリエンジュのそばには大きなケヤキが立っています。

画面の左側ですね。そして、ハリエンジュの幹にはキヅタが絡みついて葉っぱを広げ
ています。
そして、反対側に回って眺めると、今度のお隣は大きなミズキです。

画面左がハリエンジュ、右がミズキです。
枝先を拡大するとこんな感じ。

↑ ハリエンジュ
↓ ミズキ

結構、街の中心地なんですけどね、こんな大木がどかどか立っている我が街が
私は大変気に入っています。
この日、別の花にも気づきました。他では見かけていましたが、ここにまで
進出してきたのかと驚いたのが、こちらのセリバヒエンソウ。

綺麗な花ですよね。
中国原産、明治時代には観賞用だったそうなので、こちらも花だんからの
逃げ出し組でしょうか。キンポウゲ科ヒエンソウ属の一年草。

お花を飛ぶツバメに例えてのネーミング。似てます?
花だんにならぶデルフィニュームやラークスパーなんかのお仲間ですね。
あちらは花だんにじっとしていますが、セリバヒエンソウだけは、広い世界に
向けて旅立っちゃったんですね。葉っぱはセリ(芹)に似ていますが、キンポウゲ科
ですよ。毒があるんですって、もちろん食べられません。薬になるって言う
記述も無いそうです。

ハリエンジュの根元のフェンス沿いにそこそこの群落を形成していました。
あんまり繁殖力高くないって言う記事も見たけれど、ここんところ、うちの方
では勢力拡大中ですよ。
あ、ついでに撮ったハルジオン。

これだって、明治時代には花だんの花だったはず。逃げ出したい花を引き留め
るのは難しいのかな。
また、2日後のハリエンジュです。

この時は仕事帰り。日が延びて写真が撮れるようになったのでちょっと寄って
みました。
これがハリエンジュの林の正面。ねぇ、たくさん咲いているでしょう。

マメ科なので、根粒菌と共生してやせた土地でもずんずん育つし、大きくなります。

それなのに、一定の年月経つと急に倒れやすくなったりするんですって。
だから最近は嫌われものになる傾向です。
近づいてみたところです。

幹に絡まるキヅタが見えますでしょ。これが上の方まで、からんでいるんですよ。
つる性植物に好かれちゃうのもハリエンジュの特徴のうちで、特に河原で、それ
までの植生を壊して、独自の植生に変えちゃうことが問題視され、要注意外来生物
に指定されたそうです。

豊富な蜜を利用したり、火の持ちの良い良質な薪として特に北海道などで重宝され
たり、人が利用するために持ち込んだんですが、繁栄しすぎても困るってことですね。

葉や豆、樹皮には毒性があって、食べた馬が中毒を起こした例もあるそうですが、その
反面、このお花を天ぷらにして食べることもあるそうです。夕方の柔らかい光に照ら
されたお花も良いものですね。
楕円の葉っぱが細かく並ぶマメ科らしい羽状複葉の葉っぱと白い花の房。

模様のように撮れました。これはこれで良い景色。
春の終わりに良い香りの花を咲かせてくれるハリエンジュ。

上手におつきあいして、末永く楽しませてもらいたい物だと思います。
次は何のお花にしようかな。
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