2018年09月25日

クサギの花とつる草

眠気には負けるわ、他の用事には負けるわで、なかなかブログ記事が書けませんが、
毎日頑張っております。昨日は娘と、旦那さんの方のお墓参りをしてきました。
帰り道久しぶりに賑やかな街でお買い物。友達への小さなプレゼントを買ったり、
腕時計を新調したりしました。でもって、今日は冷たい雨の1日。咲き始めた金木犀
がどうにも調子が出なくって、あまり香りが立ってきません。早く咲かないと9月が
終わっちゃうよ。

記事の方は8/5のおさんぽの続き。隣町へ向かう道の脇の雑木林。

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盛りを迎えていたクサギの花と、はびこりまくりのつる性植物などをご紹介。








真夏はクサギの花の季節。もう、もこもこの入道雲のごとくに咲いて居ます。

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臭い木と書くクサギですが、臭いのは枝や葉っぱを傷つけられた時だけで、お花は
ユリの香りをちょっと軽くしたようなとっても良い匂い。絶対、臭くはありません。

このブログでも毎年ご紹介していますが、クサギの花はちょっと、面白いアクション
を見せてくれるので、また、載せてみます。

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まずは ↑ こちらの花序で萼とつぼみを見て頂きましょう。

手前のつぼみが多かった部分を拡大しました。

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ピンクっぽくて先のとがって居るのが萼です。萼からつぼみが飛び出します。
丸い固まりがつぼみです。実じゃ有りません。変わって居ますでしょ。クサギの花は
花首がとても細くて長いんです。

花が開くとどうなるかというと、こんな風に花びらの先が5つに裂けますが、元は
くっついています。

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花びら1枚1枚が散らばるのとは違って、こう言う花を合弁花と言います。
ちなみにそうじゃないのは、離弁花です。

まず、↓ 黄色い矢印がつぼみ。細長い花首が見えますでしょ。この花の蜜をもらうには
だいぶ長いお口を持っていないとなりません。つまり、大型の蝶か蛾だけを、お客様
として歓迎しているお花です。

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次に、咲いてからも、動きがあります。開いた直後はおしべめしべ共に、ぐんと
のびます。この時、めしべはまだ、受粉の準備が出来ていません。
紫の矢印 ↑ のおしべ、右のものは良く伸びていますが、左のものはくるくる丸まって
います。おしべの先の葯も、右のものはおおきくて、左のものはしぼんでいるのが
見えますでしょうか?クサギの花は、まず、おしべから花粉を出して虫に運んで
もらいます。

次に ↑ 白い矢印で示したのがめしべです。おしべが頑張っている頃、めしべは
遠慮するように下を向いています。おしべの役割が終わったあとはめしべが上を向いて、
今度は他のお花の花粉を受け取ります。
この写真でははっきり見えませんが、めしべの先を2つに割って花粉を受け取りやすく
するそうです。

おしべ、めしべと用事が済んだら、花びら(花冠)とおしべは散ってしまいます。
後に残った萼の中で、白い花からは想像も出来ないほど鮮やかな青い実が作られます。
実が完成してからも、さらに もうひと工夫有るんですよ。それはまた、時期が来たら
ご紹介しますね。



前の記事で、真夏に咲くのはタラノキとご紹介しましたが、お仲間のヌルデは真夏では
まだつぼみ。

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ヌルデが咲くのは秋になってからです。そっくりさんでも、お花が咲く時期が違うと、
見分けの手がかりになって 有りがたいですね。




後半はフェンスにはびこるつる性植物を見ていきましょう。
たくさんからんでいましたよ。

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まず、こちらは何かな? 細長いハート型の葉っぱはヤマノイモ。自然薯の葉っぱです。
もみじのように葉っぱが5つに分かれているのはカナムグラ。針金に例えられる、丈夫で
厄介なつるになる草です。


こちらは、左の方がカラスウリ。道の方がアオツヅラフジ。

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下の方にカナムグラとヤブガラシの葉っぱも見え隠れ。
つる性植物の見分けには、どの葉っぱがどのつるに付いているのかを見定めるのが
肝心ですが、大抵は、かなり面倒くさくて困難ですよね。


ヤブの奥の方、木陰でほの明るく目立っていたのは桑の葉っぱです。

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もう黄葉ですか? 

お花も、実も、終わっちゃったから、もうそんなに頑張らなくても良いのかな?

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それとも、日が当たらない葉っぱは、もう要らないのかな?



途中の雑木林、ちょこっと横道にそれてのぞき込むと「つわものどもがゆめのあと」
みたいな空き地があります。

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攻守を入れ替えつつ、音無き戦いが繰り広げられている場所です。
真夏はクズとススキが、勢力争いを繰り広げていました。

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大きな葉っぱで平面を覆い尽くすクズの葉の隙間を付いて、槍のようなススキの葉っぱが
突き出しています。無音ながら、激しい戦いです。どちらが勝つのでしょうか?

空き地のへり、道ばたにはみ出てはびこっているのは、春先の姿とは似ても似つかぬ
ヨモギの群落です。秋には花粉症の人を出すほどに、たくさんの花を咲かせます。

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中央の異質な葉っぱはクヌギの幼樹。フェンスの向こうには大きな母の木が立っています。


道に向かって伸びてきたのはメドギハギの枝です。

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世が世なら、天下国家の未来さえ占ったかもしれないまっすぐな茎。ぜいちく(筮竹)は
元々はこの茎を使ったそうですよ。竹ヒゴみたいな姿になる前はね。

ハギと言われるだけあってマメ科です。

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ものすごく細長いけれど、3枚ワンセットの葉っぱがそれらしいでしょ。
秋に白い蝶型花を咲かせます。咲いたらまた、撮りに来たいなぁ。


フェンスの上の方を見て、ありゃまぁ って思いました。

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ただでも、時々見分けに困るヤマノイモ(自然薯)とオニドコロが一緒に絡まっています。
↑ 画面右の方にオニドコロの若い実が写っているのに、左寄りには白いヤマノイモの花が
写り込んでいます。

↓ あ、白いヤマノイモの花の下に、オニドコロの若い実が付いている。

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まぁね、植物たちにとったら、見分けがどうしようが関係ないわけですが、紛らわしい
同士で組んずほぐれつしないでも良いだろうに…とは思いますね。ああ、ややこしい。



道を渡ると今度は、前回も載せたと思いますが、エビヅルとノブドウが一緒に
絡まっている場所に、また行って来ました。

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下の方がエビヅルで…上の方がノブドウです。

上のノブドウを拡大すると… ↓ こんな感じ。

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星のように開く小さいお花と房にはならない丸い実。
どちらかと言えば端っこがとがりがちで毛深く無い葉っぱ。

エビヅルは、ブラシのようなお花に房になって実る黒っぽい実。
どちらかと言えば、とがったところの無い、裏が毛深い葉っぱ。

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かなり酸っぱいけれど食べられないことは無いそうです。ヤマブドウの弟って感じ。

食べられないけれどノブドウは、カラフルに色付きます。

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あ、葉っぱの陰にノブドウの実、見つけた。一番手前のが水色だけれど、白いのはすでに
色が抜けちゃったもの。鳥が食べるのはこの白い実ですよ。
秋が深まれば深まるほど、発色が綺麗になって、写真に撮り甲斐が出てきます。
もう少々、お待ちください。



私の日常はまだ慌ただしくて、更新も途切れ途切れになりそうですが、8/5のおさんぽは
まだまだ続きます。良かったら、気長におつきあいくださいませ。



posted by はもよう at 22:59| Comment(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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