2018年11月20日

高野箒と野丈の花

今日は朝のうちこそ雲がなかなか取れませんでしたが、お昼前にはひさしが安定
して降り注ぐまずまずのお天気となりました。とは言っても、やっぱりおさんぽ
には行かれないんですけどね。その代わりと言っては何ですが、ブログ用の写真
の整理は少し進みました。ストックは残り少ないですが、追々ご紹介していけた
らと思います。

記事の方は10/21の隣町でのおさんぽの続き。

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「日陰の林」でオトコヨウゾメの隣で咲いて居たのは、コウヤボウキでした。
「北向きの斜面」で見かけたノダケなどとも合わせてご紹介します




丸っこい小さな葉っぱを連ねたか細い枝。キク科コウヤボウキ属の落葉低木、
コウヤボウキ。

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これで木の仲間?と言う驚きと、まさかのキク科?と言う驚きを隠し持つ
意外性のお花。

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晩秋に、くるくる丸めた細いリボンを束ねたような花を咲かせ、そのあと出来る
ふさふさの綿毛がまた、チャームポイントなんですよ。

うろこ模様の萼(総苞)も、ほんのりと赤みを帯びたつぼみの先も可愛らしい。

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キク科のお花と言えば、総苞に包まれた筒状花と舌状花、もしくはそのどちらか
というのが、お約束。

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この花は筒状花のみ。しかもその先が5つに裂けて、くるくる丸まります。

1つ1つの花の付け根には後にふさふさの綿毛になる部分が準備されて居て、
花によってはそれが可愛らしいピンク色です。ほら、この花も。

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白い花びらに埋まるようにちら見えしているのが、準備中のピンクの綿毛です。
お花のあと、化粧筆のようにふわっと広がります。にゅっと突き出た太めの
ピンクのは5つに裂ける前の筒状花です。

か細い枝に並ぶ丸っこい葉っぱも、くるくるカールの可愛いお花もとっても素敵
なコウヤボウキ。

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その昔、高野山では、竹のような換金性の高いものを育てることが許されなくて、
山の木や野草で工夫しなくてはならなかったそうです。そんな高野山でホウキに
利用されたのが、このか細くてまっすぐな枝だったんですって。

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今日また、検索中にwikiを見たら、正倉院の宝物の中にコウヤボウキで作った
ホウキがおさめられていますって書いてありました。あら、そんなに古くからの
おなじみさんなのねぇ。
また、綿毛が広がる頃 見に来よう。元気にたくさん咲いてね。



コウヤボウキの真上に張りだした枝には、こんな実が付いています。

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ちょっと見辛いかもしれないけれど、これ、プロペラ型の実、つまりカエデ科の
樹です。何度かご紹介済のウリカエデ。

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最近、うまくお花の季節にタイミングを合わせることが出来なくて、お花は見られ
て居ないけれど、こんなに実が付くってことはたくさん咲いたんだなぁ。
葉っぱはカエルの手のようではなくて、浅く3つに裂ける葉っぱのカエデです。


カエル手の葉っぱはこちら、イロハカエデ。

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赤いプロペラ型の実が、テイクオフの風を待っています。実を飛ばしたら、葉っぱの
紅葉が始まるのかな?
今年のカエデはちょっと遅れ気味のような気がするけれど、そろそろ見に行かないと、
見そびれちゃうかな。



「日陰の林」も台風の被害と無縁ではありませんでした。

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いつもうろうろしている場所の奥から、大きなコナラの枝が折れて倒れていました。
4〜5mはありましたよ。直撃くらいそうな日には、もともと近づきませんが、気をつけ
なさいと警告された気がします。



案外、刈られずに毎年眺められているウドの大木ですが、今年もお花を見ることが出来
ました。

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邪魔にされがちな巨体ですが、今年も安泰で良かったです。

ウコギ科のお花はだいたいみんな一緒です。ウドもまた、例外ではありません。

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このめしべと子房が付いているのはお花の後期。最初がおしべが目立つ雄性期で
後にめしべが目立つ雌性期になるんですよ。このあとは丸くて黒っぽい実になる予定
です。最近、もうひと株増えました。誰か、ウド、好きなのかな?


ウドの後ろ…って言うかヤマユリの後ろにこんもり茂っていたムラサキシキブにも実が
付いています。

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びっしり付いているけれど、一枝クローズアップするとこんな風。
もう数日経った方が色は綺麗だったかも。、また来年、頑張ります。



「日陰の林」をよりうっそうとさせているのは、この常緑のシロダモ。

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一年中、さほど変わらぬその姿ですが、秋の終わりにだけ、実を色づかせ、花を咲かせ
ます。

この日は、実が色づき始めた頃。

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去年咲いた花から育った実ですが、次の花の季節直然まではじっと待っています。

虫も鳥も活動量ががくんと落ちる晩秋ですから、一度に並べておいた方が効率が
良かったのかな。

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クスノキ科シロダモ属の常緑高木。別名はシロタブ、タマガヤなど。
お花はこのあとすぐに、オスの木に派手なおばな、メスの木にシンプルなめばなが
咲きます。撮りに行かれるかな?



「日陰の林」をあとにして、次のポイントまで歩く途中、斜面に生えたイヌコウジュに
お日様の光が当たって綺麗でした。

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シソ科のお花は、お花もさることながらずらり並んだ萼がまた、良い表情を見せて
くれるんですよ。寒さに当たると赤みを帯びたりしてね。これからも楽しみです。



公園の裏門に通じる谷へ、小さなお社にお参りするために立ち寄りました。
お社の裏で見つけたのがこの、咲くと良い事が起こるというキチジョウソウ。

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近所の公園に続いて、また出会っちゃいました。これはもう、良いことが起きなけ
ればなりませんな。



お参り終わって戻ってきたら、お茶の花とも目があっちゃいました。

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ちょっと前までこの道沿いに済んでいたおばあちゃまが育てていてお茶の木です。
今は誰も省みませんが、ちょっとずつ、株が増えている気がします。たくましいのね。

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下向いて、半分しか開かないお花、花びらからあふれるくらいたっぷりのおしべ。
お花の少なくなるこの時期に、たくさんの花粉と蜜を提供してくれるので、
お客さんが絶えません。お邪魔にならないように写真を撮りました。



この記事ラストの野草は晩秋がよく似合うセリ科のノダケです。

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白いレースのような花を咲かせる花が多いセリ科にあって、ユニークな暗紫色。
めっちゃ渋いお花です。

夏中、頑張って養分を蓄えて葉っぱは、花茎についた葉っぱとはちょっと違います。

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でも、この葉っぱからするするっと花茎を伸ばして渋〜い色の花を咲かせます。

今年はたくさん咲きました。

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ふた株並んでなんて、なかなか撮れなかったのに。嬉しいな。

お花は地味ですが、蜜はたっぷりでるらしくてこの日もスズメバチが来ていました。

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小さい花びらも付いていていっぱしのお花ですよ。おしべは元気に四方八方へ
伸びています。

こちらは茎の途中の葉っぱ、葉柄から出てくるのは葉っぱかな?つぼみかな?

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この辺のデザインはセリ科のお花には良くあるタイプですね。

じつは夏のうちからぼつぼつ咲き始めていたノダケのお花。

181120_nodake6.jpg

でもその魅力が際立つのはやっぱり、秋が深まってからですよねぇ。



10/21のおさんぽ写真。あともう一回分くらい有ります。
このあと、正体不明の草に出会っちゃったんですよ。未だ正体不明です。
どなたか教えてくださらないかしら?


posted by はもよう at 18:23| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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