低め傾向。梅が盛りを迎えて、豊後梅のつぼみもほころぶかと思いましたが、足踏み
状態。うっかり咲いたら枯れちゃいそうな寒さです。もうちょっとの辛抱だと思うん
だけどなぁ。
記事の方は1/6の写真の続き。まずは「日陰の林」入り口、コウヤボウキの茂みから。

黄色いのはコウヤボウキの葉っぱで、緑色はヤマツツジの葉。そして赤いのは…
もう半分ドライフルーツになっちゃっているオトコヨウゾメ。

まぁ、そりゃそうだろうね。
コウヤボウキはひと月前から綿毛にはなって居たけれど、この日はまた数が増えて
いました。

黄葉した葉っぱとも相まってさらに色合い柔らかくイイ感じ。

花の裏、萼っぽいところ(総苞)の表情がまた良くてねぇ。
毎年、楽しみに撮りに来る被写体なんですわ。今年も堪能いたしましたよ。

一面のコウヤボウキ。
コウヤボウキは、葉っぱが黄色くなってこれから散りますが、

回りには常緑の葉っぱがたくさん。
たとえば、こちらのようなヤブコウジ。

万両、千両…お正月の縁起物の鉢植えがありますが、こちらは十両と呼ばれて、
一応、お仲間に入れてもらっています。

名前の通り、実の付きは良くないんですでも、その、なかなか見られない実に、
出会えた時の喜びね。
枯れ葉の中でうずくまって、探しちゃうよねぇ。見つけちゃうよねぇ。←物好き

↑左の方がヤブコウジの群落。こんなところで探していたんですよ。
細い葉っぱはジャノヒゲか…それとも無ければカンスゲの葉っぱ。
フユヅタの葉っぱもちらほら見えますね。

それから、笹の葉も青々してました。
なんていう種類なんだろうなぁ。笹の見分け方って難しそう。
雑木林をしばらく歩いて、隣のエリアに入ったあたりで、去年も見かけた縁起物を
発見。マンリョウですが、ここのは紅白並んで居るんですよ。さらに目出度くないで
すか?

普通の赤いマンリョウの隣に 白い実のマンリョウ。

偶然…でしょうかねぇ。
シロミノマンリョウは園芸品種として、紅白の寄せ植えなんかでも売られて居ますし、
近所の民家のお庭にあってもおかしくないし、

鳥さんが食べて、この辺にタネを落としていっても不思議は無いけれど、赤い実の隣に
白い実が付いてるなんて。なんか、運が良さそうじゃ無いですか。

縁起物を紅白で拝んで、今年のラッキーを願いましょ。
良いこと 鈴なりで 有りますように。

えっ?! 欲が深い? (^^;)えへへっ
ふと、見上げると何だかすさまじい木。

骸骨の木じゃ無いのよ。キヅタがからみまくった木でした。
そういえば、冬の、太いキヅタから、アマヅラセン(甘葛煎)というお砂糖以前の
甘味料を採ったって言う、再現実験をTVで見たんだっけ。清少納言がかき氷にかけて
食べたという、昔の貴重な甘味料。これじゃまだ、太さ足りないかなぁと思いながら
撮ったのでした。
雑木林の林床にはまだまだ緑の葉っぱがありました。
こちら、右端はアオキの葉。

左はシダです。シダも見分けが難しくて…これなんというのかなぁ。
こちらにはまた、ちょっと違う、繊細な葉っぱのシダもあるし…。

さらにその先では、シダの葉のお隣は…
太い葉っぱはヤブランかな。

細い葉っぱはやっぱり、ジャノヒゲかカンスゲ。
冬はどこ見ても枯れ木と枯れ草ばっかりって思っていませんか。

結構、冬でも緑色の葉っぱがあるものなんですよ。
次は前回、紅葉ぶりがもう一つだったコナラのおチビさんたちと、まだ葉っぱの方が
元気だったフキの群落へ、その後の様子を見に行きました。
【関連する記事】
コウヤボウキのお花、花後も可愛いですね。
箒になるかどうかはさておき、
ピンクの繊細な箒を想像すると楽しいです。
ササの見分け方、また教えてくださいね。
以前から大小さまざまなササを見かけますので、
気になっていました。
とくに大きなササ、クマザサというのでしょうか、
私なんかの身長よりもずっと大きくて、
いつみても圧倒されています^^
ねえ、コウヤボウキ、良いですよね。
芽吹き良し、花良し、綿毛良しの優良被写体です。
ほんと、ここに群落があってくれて、どんなに助かっていることか。
ありがたや〜。
あぁ、コウヤボウキは枝を束ねて箒にしたらしいですから、
ピンクの箒にはならないでしょうけれど、
この綿毛で、おままごとのお人形さんの箒くらいにはなるでしょうか?
それともピンクの化粧筆の連想なんか、いかがでしょう。
とにかく、フォトジェニックさんでありがたいです。
ササの見分けは、もう、諦めているんですよ。
だって、とらえどころがなさ過ぎて、難しすぎて…。(^^;)
うちの方で一番個体数が多いのはネザサらしいので
それで良しとします。
身長よりも高いクマザサですか…さすがです。
タケノコの皮が、いつまでもむけないのがササで、
すぐにするっと取れちゃうのは竹と呼ぶそうです。
竹と笹を見分けられたとしても、その先が解らないんですよね。
なかなか、奥が深いです。頑張れ、私。