2019年06月16日

トネリコとジューンベリー

土曜日はまた、両親の手伝いに都内へ行って来たのですが、一日中、いっそ小気味
よいほどの本降りの雨が降りました。夕方までに一度はやみましたが、日付が変わ
る頃に、だいぶ激しい通り雨があったそうです。今日は朝から気持ちの良い晴天
に恵まれました。今日は早起きをして、朝のうちに一仕事しました。その後もあれ
やこれやと細々働きました。また、おさんぽには行かれずじまい。でも、アジサイ
につづいて、ナツツバキやクチナシも咲いてきて、家の窓やベランダからもお花見
が出来ます。ありがたい限りです。

記事の方は4/14のおさんぽの続き。ちょっとマイナーな木の花をご紹介。

190616_park1.jpg

と、その前に、芝生広場に面した木々の色とりどりなところをパチリ。お天気が
良ければもっと映えたんだけどねぇ。





ちょうど外国産の木が並ぶエリアにさしかかっていたので、メタセコイア越しに
もう一度。

190616_park2.jpg

このアングルじゃぁ、メタセコイアでも電柱でも写り方は一緒だねぇ。

この手前の幹が、メタセコイア。

190616_metasequoia.jpg

4月半ばじゃぁ、葉っぱがちらほら出てきたくらいです。これからたくさん茂りま
すよ。



外国産の木が並ぶエリアの端にあるのは、最近、古い枝がみんな枯れちゃって
再生中のニワナナカマド。

190616_n_nanakamado.jpg

見上げるほどの株がいくつもあったんだけれど、7、8割方枯れちゃって、下の方
から出てくるひこばえみたいなのが、改めて成長するまでは寂しい姿です。



雑木林ゾーンにはこんな新芽のついた枝が目立ちます。

190616_ryoubu1.jpg

明るい色の大きめの新芽はリョウブの芽です。

190616_ryoubu2.jpg

どんどん大きくなって、7月の初め頃白い小花を穂状に咲かせます。「木に咲く
白い花」の季節の区切りの花です。



人工の小川のほとりに植えられて居たのはトサミズキ。…春先、淡い黄色の花を
穂にいくつもぶら下げていましたが、花が終わって葉っぱが伸びてきました。

190616_tosa_m.jpg

芽吹き直後は、葉の付け根の赤っぽい托葉が目立ちますが、やがて葉の方が大きく
なり、緑一色になります。
花の名残が画面の左上の方にちらりと見えますね。



人工の小川をたどっていくと地味〜な樹が数本まとめて植えられて居ます。
冬芽の表情が面白くて立ち寄る以外はあまり目を惹かない木、トネリコです。

190616_toneriko1.jpg

葉っぱが伸びる前のこの時期、じみな花盛りを迎えます。ちなみにこれはメスの株。

去年の翼果の名残が見られます。今年の花も咲き始めました。

190616_toneriko2.jpg

トネリコの木は粘りの強い材を野球のバットやテニスのラケットなどに使われる木。
でも、特に目を惹く特徴も無く、ブログなどで取り上げられているのを見た記憶も
ありません。

これがトネリコのめばな。

190616_toneriko3.jpg

ほぼ、めしべが並んでいるだけの花ですね。

こちらはトネリコのオスの株。

190616_toneriko4.jpg

開く前のおばなはブロッコリーのような、げんこつのような形で…

190616_toneriko5.jpg

開くとおしべばかりの花が、綿毛が開くようにもこもこ広がります。


トネリコは別名アオダモとも言って、名前が2つずつ有るのも面白いところです。
別の場所にあるマルバアオダモやアオダモも、最近街角でよく見かける常緑の
シマトネリコもお仲間です。

トネリコのお向かいには、オオトネリコの別名も持つ、ヤマトアオダモが植えられて
います。

190616_toneriko6.jpg

冬芽の先に茶色の毛がついているちょっと変わった木ですが、

190616_y_toneriko1.jpg

おばなの花の穂は、トネリコよりも大きくて目立って居ました。

190616_y_toneriko2.jpg

もこもこって言うのかな、ふさふさって言うのかな。えんじ色の葯のついたおしべ
がたくさん付いて居るだけの簡単な花です。


ヤマトアオダモの後ろの写っていた緑の葉っぱはイヌコリヤナギです。

190616_inukori_y.jpg

極小のネコヤナギみたいな花芽を眺めたのはひと月くらい前だったでしょうか。
枯れちゃったみたいな花の名残を残しつつ、すっかり綺麗な緑の葉に覆われました。


また、このそばに植えられて居るのが、ケヤマハンノキです。

190616_k_y_hannoki.jpg

毎年、ハムシに猛烈に喰われて、大変な戦いを強いられちゃう木ですが葉っぱは
とっても綺麗なんですよ。この新芽が伸びたらまた、写真に撮ってきますね。
それまでにハムシに穴だらけにされないと良いけど。

小川に架かる橋のほとりの若いクヌギも芽吹きとお花の季節。

190616_kunugi.jpg

ほら、花盛りですよ。地味だけど。コナラは銀緑色だったけれど、
ほらね、クヌギは黄色っぽい。これは遠目に見ても同じ事で、遠目に見ても
コナラかクヌギか見当がつくってことですよ。



この辺で、足下の川の方へ目を向けるって言うと…

190616_m_sirasuge1.jpg

あらま、また、見た事ない 穂になる草が生えてます。なんでしょう。

茎の先に薄茶色のもこもこ。その下に薄緑のもこもこが2〜3本。

190616_m_sirasuge2.jpg

上のもこもこは…ヒメカンスゲを参考にする…おばなかな?
すると下の薄緑のもこもこは、めばなってことに…

うん、こうしてみると、ますます、おしべとめしべみたいです。手元の図鑑の
写真だと、ミヤマシラスゲって居るのが一番似ています。次点で、カサスゲ。

190616_m_sirasuge3.jpg

深山じゃ無いけど…って思ったら図鑑に山で無くても、丘陵地帯にも生えるって
書いてあるので、まぁ、コレかな? しかし、穂になる草って言うのは、似ている
ようで、色んな形の穂を立てるものですね。


小川のそばだけれど、芝生広場の方に春先真っ赤な花を眺めたアメリカハナノキが
立っているんですが、

190616_a_hananoki.jpg

カエデ科お約束のプロペラ型の実が出来かけていたので撮って来ました。
赤いポンポンみたいなおばなじゃ無くて、素っ気ない形のめばながこれになったん
ですよ。このあと葉っぱが出て、夏中もしゃもしゃ茂って秋には紅色に紅葉します。


小川のほとり、別の一画には真っ白い花が咲いて居ます。桜じゃ無いですよ。

190616_juneberry1.jpg

西洋ザイフリボクこと、ジューンベリーです。

ほら、細長い花びらのまるで違う表情の花でしょう。

190616_juneberry2.jpg

近年、少しずつ、庭木として植えられるようになったバラ科ザイフリボク属の
果樹です。

190616_juneberry3.jpg

名前の通り、ジューンつまり6月頃にベリー(液果)を付けるんです。そのお花が
葉っぱに先立って春に咲くんです。

190616_juneberry4.jpg

これもたくようなのかな。葉の付け根のあたりの赤いところがまた、可憐さを
引き立てているように思います。軽やかで優しげなジューンベリーの花。
今年もたくさん咲きました。今度は、食べて良しジャムや果実酒にしても良しの
赤い実が楽しみです。

ジューンベリーのそばにはオニグルミがあって、毛深い新芽を吹きました。

190616_o_gurumi.jpg

これから大きく伸びて、赤いケバケバのめばなと緑のヒモのようなおばなを
出して、秋にはクルミをたっぷり実らせる予定です。葉っぱが目立っちゃって、
冬中眺めた眠たそうな葉痕はどこへやら?


前日は良いお天気だったんだけど、やっとおさんぽにでられた日曜日は曇り。
青空だったらもっともっとよく見えただろうけど、若葉が出始めた頃の公園は
綺麗です。

190616_park3.jpg

両脇の緑は、若葉が出るのが早かったカツラの木。奥の黄緑色はシダレヤナギ。

190616_park4.jpg

桜の木も、色んな色が有って、個性色々。

次の記事では奥のピンクに写っている八重の枝垂れ桜とか、その奥の 花木の
コーナーのヒメリンゴの花などをご紹介します。良かったらまた、おつきあい
ください。

posted by はもよう at 23:38| Comment(2) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はもようさん、こんにちは。
今回のお話はかなり難易度が高かったです。
はもようさん、アオダモの種類の違いを
わかりやすく説明されますね。

ザイフリボクって、
コブシみたいなお花ですよね。
ザイフリボクの実も食べられるのかな。
西洋ザイフリボクは
ジューンベリーって名前からして
かなりおいしそうです^^

大きな公園ですね。
お花もですが萌える緑が美しいです。
今はお山の緑もとても濃くなってきています。
Posted by ブリ at 2019年06月17日 17:25
ブリさん、こんばんは。

いや、難易度高いんじゃ無くて、たぶん、マイナーすぎなんですよ(^^A)。
およそで取り上げられているの、ほぼ見ないですもの。
マルバアオダモのお花が好きなので、ついつい、注目しちゃうんですよね。

ザイフリボクって、別名はシデザクラだそうです。
さすがアメリカザイフリボクって呼ばれるだけ有って
日本のザイフリボクは、ジューンベリーとそっくりでした。
ザイフリボクの実も、だいぶ黒いけれど、似ていました。
ただ、食べられるって書いてある記事に行き当たりませんでした。
食べられるのかなぁ。

ジューンベリーは、花良し、実良し、紅葉良し…が、売りだそうですから、
たぶん、美味しいはず…です。←お味見してない。

規模と言い、植えられて居る樹種と言い、平凡だと思うんですが、
妙に写真写りが良い公園なんですよ(^^#)。

ああ、緑濃ゆくなってきたお山を見に行きたいものですねぇ。

Posted by はもよう at 2019年06月18日 01:44
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