2019年07月16日

唐種招霊と釣鐘水仙

三連休も終わって日常が帰ってきました。今日は仕事に行ってせっせと働いてきま
した。いやぁ、人来たなぁ。7月も半ばを過ぎたというのに梅雨寒むは続いてい
ますね。いや、涼しい方が体は楽なんだけれど、こう続いちゃうとねぇ。野菜とか
大丈夫だろうかとか、色々気になりますよね。明日はちょっと気温が上がるそうな。
蒸し暑いのもねぇ、勘弁して欲しいけど…どうなんだろ。

記事の方は4/30に家の近所で撮ってきた写真から。平成最後の日は雨でした。

190716_sarutori_i1.jpg

まずは、街路樹のところに勝手に生えちゃったサルトリイバラの葉っぱと水玉です。





柏が育たない暖かい地域では、この葉っぱで柏餅を包むそうですが、…そうなっても
柏餅って言うんだろうか?…お餅を包むのにちょうど良い 葉っぱ表面のすべすべ
加減、水弾きの良さ。

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雨上がりの被写体としてもお勧めのうちのひとつです。

それにしても、どこでも芽を出して旺盛に茂ります。

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ただ、出来ることなら、赤い綺麗な実が付くまで、刈らずに置いておいてもらえると
有りがたいんですけどねぇ。まぁ、猛烈にトゲトゲしてますから、無理でしょうねぇ。



別の植え込みから頭を出していたのは、カラスビシャク。

190716_k_bishaku1.jpg

ミヤマキリシマかな?細かい葉っぱの間から、3枚ワンセットみたいな葉っぱを出し、
ヘビが鎌首持ち上げているような‘仏炎苞’と呼ばれるお花の穂。

変わりものぞろいのテンナンショウ属のご親戚 サトイモ科ハンゲ属の多年草。

190716_k_bishaku2.jpg

仏炎苞の先はこんなです。茎の途中におしべめしべが並んで居る場所があって、
そこを包むように葉っぱみたいな‘苞’が巻き付いていて、茎の先は天を向いて
びよーんと伸びています。虫を誘う匂いが出て居るのかな?誘い込まれた虫は
巻いた苞の奥へ奥へと導かれ、おばななら花粉まみれになっても解放されるけれど、
めばなだったらとらわれの身のまま…、。おお怖いって言う造りのお花です。

7月初めにある「半夏生」(毒草ハンゲが生じる頃)の、ハンゲはカラスビシャクの
ことと言われています。でも、この日「半夏生」にはほど遠い4/30です。



さて、ちょっと歩いて、ハリエンジュの林。雨だけれど、まばゆく写っちゃいました。
だいたいの枝はハリエンジュとちょっとムクノキ。それから、枝にからんでいるのは
ナツヅタで、まだ、樹の葉っぱよりは、先に出たツタの葉の方が優勢な頃。

190716_harienju.jpg

反対側から見ると…

190716_fuji.jpg

ツタよりもさらに目立って居るのが、フジの花。公園のと違って、野生派です。
花の穂が短めなのは種類が違うからでしょうか?近づけないので、まだ、確かめて
いません。



元に戻って、ハリエンジュの林の隣には大きなミズキの木が立っていて…

190716_mizuki.jpg

白い花を咲かせ始めていました。「木に咲く白い花」の季節が始まったんですね。
4月の初めは気温低めでしたが、白い花の咲く季節は同じようにやってくるんだなぁ。
後で、もっと近くでミズキの花を撮ろうと思いました。



ハリエンジュの林のそばのある低木、植えられたのか、勝手に生えたのか微妙な位置
に生えているこちらはナワシログミです。

190716_nawasiro_g.jpg

新芽とは思えない色の新芽が並んで居ます。最近、本当に、あっちこっちで見かけ
ます。うちの近所でも、都内にある実家の回りでも。以前は見た事なかったのに。



ナナカマドの花の咲き残り。

190716_nanakamado.jpg

可愛い小花がたくさん咲きました。赤い実まで無事に実ってくれると良いんですが。


ナナカマドの写真に写り込んでいたのはピンクのシャリンバイ。

190716_h_sharinbai.jpg

ヒメシャリンバイか、ベニバナシャリンバイか、その辺。←まだ決めかねている。
白いシャリンバイより、株もお花も葉っぱも小振りです。





その隣、夕暮れにふと気づく、バナナの香りの白い花。
モクレン科の常緑樹、カラタネオガタマ(唐種招霊)、別名トウオガタマ(唐招霊)
です。

190716_k_ogatama1.jpg

日本のオガタマノキは、大木、巨木のリストに載るくらいの長生き高木。
でもこちらは低木。

外国の木の方が大きいって事、多いんですけど、小さいのも有ったんですね。
名前の通り、故郷は中国。江戸時代に渡来したそうです。なりは小さいけれど、
香りは強いんですって。

190716_k_ogatama2.jpg

お花はモクレン科らしいデザインで、モクレンというか、今の季節に咲いて居る
タイサンボクとかホウノキに似ています。ただ、サイズはかなり小さめですが。
緑色のめしべのところにぼっこぼこ実が出来ます。

ここには白い花と赤い花が植えられて居ます。白い方がちょっと早く咲き始めます。

190716_k_ogatama3.jpg

アーモンド型のつぼみ。皮がむけるようにしてお花が現れます。

赤い方のお花のつぼみです。

190716_k_ogatama4.jpg

ポートワインって言う品種名が付いています。

190716_k_ogatama5.jpg

まだ咲かないかなぁ。
やっと寒くなくなった春の夕方、帰り道にふわっと香る甘い匂い。この木がここに
植えられてて良かったなぁってしみじみ思いました。



さて、またちょっと歩いて今度は別の花だん。結構、勝手に色んな花が植えられる
場所ですが、この日咲いて居たのはアヤメの仲間内でも一二を争う早咲きの
イチハツ(一初、一八)。

190716_itihatu1.jpg

隣の丸い葉っぱはたぶん、ヤマアジサイかな。

雨が似合いますね。

190716_itihatu2.jpg

藤色の花びらに白いとさか…がイチハツの目印。これからアヤメ科のお花が続々咲き
出しますよ。



ヤマアジサイの隣は白いアナベル。和名はアメリカノリノキ。

190716_annabelle.jpg

白い紫陽花ではなくて、近い種類ですが、色変わりもしませんし、良く見れば花も
葉っぱも、細部は全く別物です。春先の少雨の傾向もあって、手まり状に咲く花は
今年は若干小さめかも。



黄色い縁取りのある大きな葉っぱ。
ギボウシの仲間で、園芸店では‘ホスタ’の名前で売られて居ます。

190716_hosta_scilla1.jpg

お隣の紫のお花はシラーの一種。

190716_hosta_scilla2.jpg

ベルの形の青紫のお花。園芸店では、以前はシラー・カンパニュラータとか、
スパニッシュ・ブルーベルとか呼ばれていました。
今は‘ヒアシンソイデス・ヒスパニカ’と呼ばれているそうです。

190716_s_canpanulata1.jpg

ちなみに和名は「釣り鐘水仙」。
水仙の仲間じゃなくて、ユリ科ツリガネズイセン(シラー)属だったそうです。

190716_s_canpanulata2.jpg

でもって新しい分類だと、キジカクシ科ツリガネズイセン(ヒアシンソイデス)属。
花色は紫の他にピンクと白があります。


これはこちらのお花のそばに咲いていた白い牡丹の花。

190716_botan.jpg

牡丹の葉っぱも、水弾きが良いから、ころころした水玉が楽しめます。



平成最後の日のおさんぽはここまで。10連休、一日目は近所の公園をさんぽして、
2日目は両親の手伝いでまた都内まで行って来ました。思いの外良く晴れた空に
遠く富士山が見えました。車を出してくれた弟と父と一緒に見られて良かったです。
次の昭和の日は晴れたけれど、平成最後の日は雨。令和一日目は曇り。で、また
両親のところへ行って椿の剪定をしました。結構、充実の日々を送ってます。
10連休後半の様子はまた次の記事で。




posted by はもよう at 21:50| Comment(2) | 花だんの花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はもようさん、こんにちは。
充実した日を送っておられますね。
お忙しいのに、ご両親のお世話もされていて
頭が下がります。

唐種招霊、何だろうと思いました。
見たことないお花のような気がします。
たしかにタイサンボクやホウノキに似ていますよね。
でもかわいい。
お名前の霊を招くって、
なにかあるのでしょうかね。
不思議な名前です。

サルトリイバラで挟んだおもちは
このあたりではサンキラ餅といってます。
ネットで調べると圧倒的に
サンキライ餅が多いですが、
時たまサンキラ餅もあるので、
少数派みたいです^^
Posted by ブリ at 2019年07月19日 17:31
ブリさん、こんばんは。

眠気に負けて昨日の記事を今日仕上げました。2日がかりとか…(- -;)。

カラタネオガタマは、たぶんですけど、香りが良いので
マンションのエントランスとか、ちょっとした花だんに植えられる
小さな木です。お花も小さいです。

日本のオガタマノキはサカキの代役もこなした神聖な木らしいです。
天岩戸伝説にも登場しちゃうほどの古なじみらしいです。
ただ、こっちは小さいし、中国からやって来た園芸品種ですけど。

あ、サルトリイバラで包んだお餅、ブリさんもご存じでしたか。
サンキラ餅?へぇ、確かに、柏餅じゃぁ、おかしいですものね。
赤い実がサンキライ(山帰来)だから、ちょっとはしょって、
サンキラ餅かな?
そう呼び始めた人は、ちょっとだけ、いらちだったかも。
お餅の方は、いっしょなのかな?柏餅と。今度検索してみます。

Posted by はもよう at 2019年07月19日 23:59
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