2019年10月04日

駒繋ぎと青葛籠藤

夕べは強い吹き降りで、朝方まで雨が残りました。幸い、出勤の時間には上がりまし
たが、それでも思わぬところから雨粒が落ちてくるので、半分傘を差しながらの
道中になりました。それでもその後 急速に晴れて、午後には強烈な日差しが戻り、
10月というのに汗だくになる有様。仕事場には冷房を入れないと集中できない
事態です。いや、ほんと、どうなってるんでしょう。

記事の方は7/15のおさんぽの続き。帰り道をぶらぶら戻ってきて、さらに道ばたの
草や低木に目をやります。

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薮を枯らす勢いで生い茂るヤブガラシのお花。極小ながらアロマキャンドル似です。





道ばたの雑木林、見上げるとミズキの実がほんのり色づいていました。

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あら、気が早い。でも綺麗ね。


低いところではヨウシュヤマゴボウがお花を咲かせていました。このあと、夏中
たくさん咲いて、秋を待たずにたわわに黒っぽい実をたくさん下げて、いち早く
実りの秋っぽい姿になるんですよね。

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毎度申し上げていますが、この草の別名はインクベリー。インクをお口に入れる人は
居ませんね。この草は、食べるとお腹ピーピーになりますのでご注意を。山牛蒡って
いうお漬け物がありますが、あれは全く別の植物で作るので、根っこも食べちゃだめ
ですよ。



可愛い葉っぱはヌルデの若葉。

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これからまだどんどん茂る季節ですが、秋には紅葉も自慢です。
但し、あんまり強烈では無いとは言ってもウルシ科の一員。近づくとかぶれる方も
居るそうです。お気を付けて。



薮からこぼれ出た か細い枝に並ぶ丸っこい葉っぱ、赤紫の蝶型花。

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マメ科のコマツナギです。

こま:駒 つまり馬をつないで置いても大丈夫なくらい根がしっかりしているのが
名の由来という人も居れば、馬はマメ科の葉っぱが大好きだからみんな食べちゃい
そうと言う人も居て、名前の由来回りは賑やかです。

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ちょっと前はお山の斜面の崩れ止めに、中国あたりから輸入した大型のご親戚を
たくさん植栽したそうですが、これはあんまり大きくないからたぶん自生種だと
思います。可愛いお花の穂に、後でお花の数だけ豆のさやが並びます。



コマツナギの上に覆い被さるように枝垂れているのはヤマハギです。

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やっぱり丸い葉っぱがマメ科らしい。

そして赤紫の蝶型花がどっさり咲いてます。

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ハギは秋の花じゃなかったの?って思うのですが、まぁ、7月からだって、気にせず
ずーっと咲いてます。




ハギの後ろの雑木林、アカメガシワに実が出来ていました。

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柔らかいトゲトゲボールをぽってりした形にまとめたのが実です。熟すと中から
つやつやの黒くて丸いタネがこぼれます。若い実の奥に1本めばなの穂が立って
います。実を付ける頃になってもまだ、もう一花咲かせようと言うことか。


アカメガシワはオスの株とメスの株に分かれるタイプ(雌雄異株)。

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オスの株にもまだ、おばなの花の穂が立っていました。この、黄色いポンポンが
たくさん付いているのがおばなです。力の限り、頑張るねぇ。


若い実と言えば、こちらもですよ。ほら、栗の木に緑のイガイガ。

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梅雨時にヒモのようなおばなの穂をたくさん垂らしていたけれど、めばなはほぼ
目立ちませんでしたよね。目立たなかったけれど、受粉が済んだら、ひと月ほどで
あんなイガイガになるんです。中では栗の実がじっくり育ちます。美味しくなれよ。



足下に目をやれば、今度は細長いマメ科の葉っぱ。

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大豆の原種とも言われるツルマメです。花は赤紫だけれど極小です。
お豆のさやも相当小さいけれど、大豆似です。秋に撮れると良いな。



道ばたの草地です。奥の背の高いのは前の記事にも載せたメマツヨイグサ。

191004_k_matuyoi_g1.jpg

手前の背の小さいのはコマツヨイグサです。

191004_k_matuyoi_g2.jpg

黄色いお花がしぼむと赤っぽくなるのも特徴のうち。

191004_k_matuyoi_g3.jpg

回りの別の草の葉っぱが目立って、誤解を生みそうだから、コマツヨイグサの葉が
たくさん写り込むところを探しました。ほら、小さい葉っぱの方ですよ。

マツヨイグサの仲間は、南米からたくさん帰化しています。ちょっと小さいから
雌マツヨイ…、もっと小さいから小マツヨイ…、さらに小さいから姫マツヨイ…、
まだ足りなくて雛マツヨイ…。もっと小さいのが帰化してきたらなんて呼ぼう…と
言うくらい、次々来日中。ちょっと困ったものですね。



生け垣にからむ蔓性植物にもお花の季節がやって来ました。

191004_saotome_b1.jpg

こちらは、田植えの神事で早乙女がかぶる笠からの連想でサオトメバナの異名のある
気の毒な標準和名を持つお花です。

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お花は可愛いですよ。水玉も良くお似合いです。


そしてこちらは、アオツヅラフジのおばな。

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ありんこさんが来てました。

美味しい蜜でも出てるのかな?

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ちょっとアリさんごと拡大します。
アオツヅラフジも、オスの株とメスの株に分かれるタイプ(雌雄異株)。
オスの株に咲くおばなは黄色い葯のおしべが目立ちます。

若い実が出来はじめているこちらはアオツヅラフジのメスの株。

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ってことはめばなが撮れるチャンスです。ちょうどこっち向いてるめばなはどこに
咲いているかな?

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あ、あった。

さっそく拡大します。

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めばなはのぞき込むと、6つの子房と6つのめしべが見えます。

だからふくらみ始めた実はなんとなく、6つずつ向き合っているように見えます。

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でもこれが、青く熟す頃になると 極小の巨峰に似た姿に完成するんですよね。
中のタネも、ちょっと凝った形をしています。アンモナイトという人も居れば、
丸まった芋虫という人も居ます。見えない部分なのに、どうして凝ったのかな。



7/15のおさんぽ。だいぶ家の近くまで戻ってきました。このあとは近所の花だんの
お花をちょっとご紹介して、おまけに別の日に撮ったお花も足して最終回の予定です。




posted by はもよう at 23:33| Comment(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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