2019年10月07日

芹と薮茗荷

今日は1日どんより曇り空かと思っていましたが、案外晴れた時間が多かったです。
夜になって、予報どうりに雨が降って気温がぐっと下がりました。いやぁ、涼しい
って体が楽なんですね。思わず職場のお掃除までしちゃいましたよ。動いても
汗だくにならないって、ほんと幸せです。そうそう、うちのベランダで今、ヤマジノ
ホトトギスが、次々にお花を開いてくれています。公園の株は直前に刈られちゃうし、
隣町へは行かれないから、今はベランダでお花見です。可愛いですよ。

記事の方は7/21に、春先、カタクリを眺めた場所へ行って来ました。今回のお目当ては
白くて大きなヤマユリなんですが、

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まずはちょっと小振りで、オレンジ色のオニユリから。で、1回目の今日はヤマユリに
出会う手前までご紹介します。







くるんと丸まった花びら、元気なオレンジ色。鬼の赤い顔を連想したと言われる
オニユリですが、あら、どこがかしら?って思うほど可憐です。

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葉の付けにムカゴがつくのがオニユリ、つかないのがコオニユリだそうです。この株は
葉っぱごとにムカゴがついていたのでオニユリですね。



前の記事でもさんざん載せたタチアオイですが、道ばたにこんな可愛い色の花が咲いて
居たのでついつい写真を撮ってしまいました。

191007_tatiaoi.jpg

可愛いなぁ。




さて、前回来た時にはオヤブジラミが生えていたあたり、今度は白い小花を咲かせた
草が色んな葉っぱの陰から見えました。

2019/ 7/18付 「雄蛇苺と種漬け花」 5/3撮影

何の花かな?橋の上から、小さな沢まで続く斜面に咲く花を写真を撮りました。

191007_seri1.jpg

いろいろな種類の葉っぱで埋め尽くされて、一番下の水面までは見通せないくらいの
茂みになって居ました。

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その中ほどに咲く白い花。小花が丸い固まりになって咲いて居て、どの葉っぱが
この花の葉っぱかな?


のぞき込む私の頭上に広がるのはクサギの枝。

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もうすぐ咲くお花の準備中でした。枝や葉を傷つけると、やるせないくらい青臭い
けれど、咲く白いお花は百合を軽くしたようなとても良い香りがします。

良く見ると葉の隙間にカラスウリの花がしぼんで散っているのが見えました。

191007_karasu_u.jpg

夜来れば幻想的なレースのようなお花も見られるんですね。



さて、問題の花です。

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どうやら葉っぱはこれのようです。2、3回3出複葉。

斜面の下の方ばかり見ていたけれど、案外近くにも咲いていました。

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お花のアップです。

これはどう見てもセリ科のお花。

191007_seri5.jpg

可愛らしいなぁ。
家に戻ってから、図鑑とweb検索で確かめました。これ、セリ科のまさに、セリ
ですよね。こんな大群落になるんだなぁ。



さて、目的地目指してもうちょっと進んだ先に、空き地があって、なにやら赤くて
細い茎の草が猛烈に茂っていました。

191007_mamakono_s1.jpg

良く見ると、どの茎もトゲまみれ。鎌のような形のトゲがずらりと並んでいます。

ピンクの金平糖のようなお花。三角の葉っぱ。これはもう、ママコノシリヌグイ
ですね。

191007_mamakono_s2.jpg

気の毒な和名の上位にランクインしそうな、すごい名前ですが、お花は可憐。
別名のトゲソバの方が無難だと思いますが、やっぱりインパクトが足りません。
あ、但し、この、攻撃的に見えるトゲは、回りの木や草に寄りかからん為の手がかり
足がかりであって、消して誰かを傷つけようというわけではありません。



ママコノシリヌグイを初めとする、タデ科の花は、メインシーズンの秋に向けて、
これからだんだん増えてくるよなぁ…なんて思いつつ歩いて行くと、あらま、

191007_ominaesi.jpg

梅雨明けもまだだって言うのに、秋の七草、オミナエシが花盛り。ちょいと気が
早すぎやしませんか?



それからさらに歩いて目的地周辺です。斜面の上の方に降った雨がしみ出て流れる沢
のそば。

191007_sawa.jpg

日照りが続けば涸れ沢になり、雨が続けば小川になるようなごくごくささやかな流れ
です。ヤマノイモの小さなつるが流れを渡っていました。ハート型の葉っぱが並んで
可愛いわ。


側には地元ボランティアさんたちが整備した蛍池があって、池の側にはトンボが
止まっています。

191007_tonbo.jpg

良く見るシオカラトンボに似ているような似てないような。web検索してみると
オオシオカラトンボの方に似ているような気もします。ちょっと濃いめの体色が
渋いです。



園芸品種は無理でも、野生種なら名前は解ると思っていましたが、

191007_unknown1.jpg

ここの水辺のこの草はちょっとまだ、これだ!って言うのに行き会いません。

191007_unknown2.jpg

ヒメクグのようでヒメクグじゃない。じゃぁ、もう少し大きいカワラスガナかな?

191007_unknown3.jpg

細長い草にいい加減まばらな小穂。さて、何でしょう。引き続き検討してみます。



斜面多くの方の雑木林もなかなかのジャングル。鬱蒼としていて近づきがたい。

191007_zokibayasi.jpg

中程に有る木の枝にはこのように粒々がたくさん付いて居ます。

191007_m_sikibu.jpg

ムラサキシキブだろうなと思います。さて、つぼみでしょうか、若い実でしょうか?
近づいて確かめてきませんでした。たぶん実です。秋に紫色に色付く予定。きっと
いにしえの女流作家さんにも、ご満足頂けるほど綺麗な姿になりますよ。


もどって、草むらに目をやるとこちらもお花準備中のセンニンソウ。

191007_sen_nin_s.jpg

斜面と言わず、他の灌木の上と言わず、のしかかって真っ白な花を咲かせる野生の
クレマチス。これからが本領発揮の季節です。



こちらの草の中にもセリが一本立っていました。

191007_seri6.jpg

意外に大きくなれるものですね。



あ、ここでもホタルブクロを見ることが出来ました。

191007_y_hotaru_b1.jpg

いつもの群落を見に行かれないので、ちょっと盛りを過ぎては居ますが、これも貴重な
被写体です。

191007_y_hotaru_b2.jpg

萼に反り返る部分がないので、これはヤマホタルブクロの方ですね。綺麗な紫のお花。
ありがとうございました。



数を減らしている野草を保護し、蛍を復活させようと、いろいろな人が尽力している
この場所で、花を咲かすならと私に任せておけとばかりに、花屋で買ってきた園芸種を
植えまくっている人が居るそうです。その人の奥さんが「うちのお父さんがせっかく
植えたのに、他の人がいい顔をしない」とこぼすのを聞きました。

191007_nisohagi.jpg

このミソハギも、もしかしたらそんなひと株かもしれません。
あのね、お婆ちゃん、私もその、他の人の気持ちがわかるんだけど…。もちろん、
言いませんけどね(^^;)。
それにしてもあの、ダメと言われてもどうしても花を植えたい人と、ペットを飼いたい
人はどうしたら良いんでしょうねぇ。良い事でも時と場合とルールが…ねぇ。

きっとこれも、勝手植樹の一本でしょうね。

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良く育ったコムラサキ。

191007_k_murasaki2.jpg

お花もびっしり並んで居ます。綺麗ですけど、野生のムラサキシキブが有るから、
お花屋さんで買ってきたコムラサキは…要らないのよ。



他にもたくさん植えられた園芸種には目もくれず、撮って来たのはヤブミョウガ。

191007_y_myoga1.jpg

茗荷に似た葉っぱの、比較的大柄になるツユクサ科の多年草です。

まっすぐ立てた穂にぐるりと3,4段、白い花を咲かせます。

191007_y_myoga2.jpg

萼も花弁も3枚ずつの白いお花はツユクサ科らしいところ。

おばなと両性花が咲いて、両性花からは白くまっすぐなめしべが伸びて、おばなには
黄色い葯のおしべが目立ちます。

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お花はやがて実を結び、これが薄緑から青、黒く見えるほど色濃く熟していくのを
眺めるのが楽しみです。

191007_y_myoga4.jpg

ちょうど、翡翠の細工物を眺めている感じです。ヤブミョウガの見頃は夏から秋まで、
結構、長いのも魅力です。


さて、おさんぽは進んで、いよいよカタクリの自生地だった場所に咲く ヤマユリを
見に行きます。

posted by はもよう at 23:05| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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