2019年10月10日

オトギリソウの花

今日は素晴らしい晴天でした。記録に残りそうなほど大きな台風が近づいている
のが信じられないような高い青空でした。それでも、時間が経つほどに周りの
人々の心配がつのり、仕事場でもいろいろな予定が変わって、バタバタしました。
台風、海の方へそれてくれないものでしょうかねぇ。

記事の方は7/21にヤマユリを見に行ったついでに出会ったお花をご紹介します。

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こちらの黄色い花はオトギリソウ。ちょっと怖い伝説を名前の由来に持つ傷に効く
薬草です。おまけは蔓草の見分け方。







オトギリソウを元にした鷹の傷を治す秘薬を使って居た鷹匠が、その秘密を漏ら
した弟を斬り殺し、その時に飛んだ血がオトギリソウの花や葉に黒い点として
残ったと言うのが名前にまつわる 平安時代の伝説だそうです。

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日当たりの良い山地や丘陵に生えるオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。
草丈50cmくらい。

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名前は怖そうでもお花は可愛らしいので、園芸店ではヒペリカムの名前でいろいろ
なお仲間が紹介されています。ビョウヤナギやキンシバイもお仲間のうちです。

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血痕と言われてしまった黒い点や線は、花びら、萼、葉っぱに至るまであちこちに
ついています。

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それがオトギリソウの特徴です。ヒペカリムのお仲間でもここまで黒い点や線が
入って居る花は少ないです。

下からのぞき込んで光をすかすとさらによく見えます。

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ほら、花びらや萼のは点線みたいですね。

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葉っぱの方は黒い点。

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鷹だけでなく、人の傷薬にもつかってきた薬草だそうです。



そうそう、つる草をみつけたので、見分けポイントを挙げてみます。

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まずはオニドコロ。

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可愛らしくて小さい、この花が咲くのがオニドコロ。垂れ下がって咲くのは
めばなです。

夏の初めは、お花が咲くので、そっくりさんの見分けに役立ちます。
オニドコロとヤマノイモ。葉っぱだけ見るとどっちかな?って思うことが
あってもお花は全く違うので良く解ります。

ちなみにこちらがおばな。

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細かい花の並ぶ穂が立ち上がるのがおばなです。

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花数もぐっと多くて賑やかです。


オニドコロとヤマノイモのお花の比較です。

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左の白い粒々がヤマノイモのお花。花らしい形には開きません。
右の小さいながら6つの花びらのあるお花の形に咲くのがオニドコロ。
こんなに違ったら迷いませんよね。


草の葉っぱでハート型って言ったら、結構あって迷います。

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たとえば、これ、ヤマノイモとサオトメバナの葉っぱの比較。
あ、ついでにお花の終わったオカトラノオも写り込んでいました。

サオトメバナはこれだな…っと近くの花…

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もといつぼみで確認。

そしたらサオトメバナとヤマノイモのハート型の葉っぱを並べて比較。

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ああ、サオトメバナの葉っぱのまん中には葉脈があって、そこから左右に葉脈が
広がって行くけれど、ヤマノイモの葉っぱにはそれがない。葉の付け根から始まって、
葉の縁までまっすぐ通る葉脈のみ。同じハート型でもここに注目すれば見分けやすい
ですね。


他に、カタクリの群生地で見かけたbいは、紫色のアキノタムラソウ。

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じつはこの花、クモの巣だらけだったので、ちょっとレタッチして目立たなく
しました。今年は、あまり、アキノタムラソウに会えていないので、クモだらけと
しても貴重な1本なんです。

もうちょっとまばらなお花をアップにしてみました。

191010_a_tamura_s2.jpg

シソ科らしい唇形花。ちょっと毛深いところが野草っぽいです。


オニドコロの葉の上で休むダイミョウセセリ。

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これはちょっと白い模様が少なめですが、多分そうだと思います。



収穫たくさんあったカタクリの群生地。

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来て良かったなぁと腰を伸ばして上を見上げたら、ウワミズザクラの枝先に若い実。
これが真っ赤に色付くのも、見に行きたかったなぁ。



さてと歩き出した帰り道。ふと思い立って来た時とは違うルートをたどりました。
なかなか風情のある田舎道をたどり、途中いくつかの流れを渡ります。

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石垣に、砂利のたまった川の畔、流れに乗り出すように生えていたのは

これ、ヤブマオですかね。お山に行くとよく見かける草です。

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花の穂が細いのでメヤブマオかもしれませんが、奥の方の穂は太いから普通の
ヤブマオかな?ちょっと見分けポイントがはっきりしません。

でもなんか、お山の方へ旅行したような気分になりますね。

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お久しぶり〜って感じです。


同じ流れに、今度見つけたのはガマの穂です。

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今年はいつもおさんぽしている公園にヒメガマは芽を出さなかったし、
他に出会うあてもなかったので、嬉しかったです。

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こんなフランクフルトみたいな穂の草が、本当にあるんですよね。
面白いです。

離れているので長さは測れないんですが、たぶん十分に大きいし、おばなの穂と
めばなの穂が離れていないので、普通のガマだと思います。

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小ガマはフランクフルトの部分が小さいし、公園で見た事のあるヒメガマは
フランクフルトみたいな部分の上にちょっと透き間をあけて地味な雄花の穂が
あるんです。


思いがけず、遠出した気分になった隣町へのおさんぽ。

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いずれまた、秋の花を見に来たいものだと思いつつ、帰宅の途につきました。


7月に撮った写真も残りわずかとなりました。次は8月分ですが、梅雨明けしての
あの、連日の猛暑ですよ。生きているだけで精一杯でほとんどおさんぽに行って
居ません。たいしたものは無いけれど、真夏のお花をぼつぼつご紹介予定です。
どうか期待せずに(^^;)おつきあい下さいませ。

なんでかなぁ。また、2日がかりで記事を仕上げました。週末は、経験したことの
無いほどの大型台風が接近の予報です。とりあえず、色々気をつけて頑張ります。


posted by はもよう at 22:36| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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