けれど、だんだん雲が出て夕方からは雨の降るお天気になり、この秋初めて、長袖
が着られるくらい涼しくなりました。ようやく金木犀が咲き始め、街がちょっと
良い香りに包まれています。でもまた、南の海上で熱帯低気圧が発生したそうです。
いやぁ、台風はもうたくさん。どうか発達しませんように。
記事の方は8/12のおさんぽの続き。道ばたの雑木林をちょっとのぞき込めば、

咲いて居たのはヨウシュヤマゴボウの花。若い実も奥の方に見えました。
道ばたに並んで居たのはメマツヨイグサの黄色い花。

しぼんじゃうちょっと手前。
10/12の記事は実家の方の、都内で見かけた花だったけれど、今回は自宅側の
郊外のクサギ。

こちらでもたくさん咲いていました。
雑木林の奥の方までほら、ずら〜っと。

まだつぼみがいっぱいありますね。

萼からぷうっと突き出したげんこつみたいなつぼみに、ぱっと星形に開く花。
長く伸びたおしべめしべに表情があって…クサギの花は面白い。
荒れ地に真っ先に入るフロンティア。あたりの植相が落ち着くと、いつの間にか
居なくなっちゃう風来坊。

こんなに大きくなるのにね。

花期も長くて、これは8月の中旬に撮りましたが、つい昨日、見に行った時も
咲いてました。実が出来ていても、花が咲いて居ました。子孫を残すのに
貪欲なタイプです。
クサギの前、雑木林と歩道を隔てる柵にも蔓草が茂って、このあたりでは地面にも
広がっていました。

ヤブガラシにアオツヅラフジ。蔓性じゃないけれどカキドオシも混じっていそう。
柵の上にはアオツヅラフジとカラスウリ。

花が咲いてた後がある。ずうっと見ていくと……あ、1つだけ、サオトメバナが
顔出してる。後はやっぱりアオツヅラフジの葉っぱかな。
その先は、定点観察している空き地です。

夏の主役は猛烈にはびこるクズのつるかな。手前のデカいのは…アキノノゲシかなぁ、
メマツヨイグサかなぁ。
その奥のフェンスの上からはオニドコロがすだれみたいに垂れ下がっているなぁと
思ったら、

あら、もう、若い実がいっぱい下がってる。梅雨時から咲いていたものねぇ。
実だって出来るよねぇ。
とにかくやたらめったらいろんな葉っぱが茂っているそのまた向こうにタラノキ
みっけ。

たぶんお花か…、つぼみか…。ああ、よく見えない。
そうそう、そんな植物でいっぱいの雑木林に、これまた、育ったら大きくなる木を
見つけました。

これ、桐ですよ、キリ。
えっ?ここに生えちゃうの?これ、デカくなるよ。きっと邪魔だよ。

でも、この低さで花が咲いたら写真に撮りやすいなぁ。あ、でも、花が咲く頃には
やっぱり見上げるくらい大きくなっちゃうかなぁ…、とかなんとか思いつつ、
しげしげ眺めていたら、きれいな虫発見!
ほら、葉の裏でじっとしてる。ちょっと、渋めのタマムシみたい。

ごつごつした背中にグリーンメタリックな輝き。
なんて名前かな?
検索してみたら、アオマダラタマムシって言うみたいです。

ちっちゃいけどね。綺麗。足の先までメタリックなのね。

じっとしていてくれたから、横からも撮っちゃお。ごめんね。ありがと。
またいつか会えますように。
後は、ヤマノイモの花が咲いて居たので撮ってみました。

ヤマノイモ、自然薯の花はオニドコロよりは珍しいんですよ。
白い粒々の、はっきり開きもしない花なんですけどね。

この花が咲くつるの下には、お山の宝物、美味しい自然薯が埋まっているかも
しれません。まぁ、掘り出すのは相当な重労働ですけどね。
この記事最後は、しぼむとオレンジ色になるコマツヨイグサ。

ポキポキ折れた茎みたいに見えるの、あれ、みんな実ですからね。
ちょっと、ピント合っていませんけど(^^;)。
お盆休み直前のおさんぽはこのあと、いつもおさんぽしている公園へ向かいます。
道ばたの草を見て…、公園へ行って、真夏の花と秋に兆しをいくつか拾い上げて
来ます。良かったらまた、見てやってください。
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