2019年10月21日

林床の草の穂

今日は今にも雨が降ってきそうな曇り空でした。夕方には小雨が降り出しました。
明日の未明から明け方にかけて、強い雨が予想されています。先週の台風で被災
されたところが心配です。被害が広まりませんように。
それにしても日が落ちるのが早くなりましたね。これから年内はほとんど暗くな
る一方ですね。仕事が終わる時間は一緒なのに暗くなってからだと、とっても
遅くまで働いていたような気がします。

記事の方は8/12のおさんぽの続き。

191021_asiboso1.jpg

雑木林の下を歩いて、林床の草をご紹介していきます。まずは道の両側を埋める
イネ科の葉っぱ。たぶん…たぶんですけど、アシボソかな?





イネ科の草の見分けは難しいです。葉っぱじゃなんとも言えないけれど、この
あたりに並ぶ草の穂の形が図鑑のアシボソの穂に似ているので、そうじゃない
かなと思っています。

191021_asiboso2.jpg

ササみたいな葉っぱがすずしげです。



その草むらからしゅんしゅん伸びているのはヤブランの花の穂。

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淡い紫色の粒々。

191021_yaburan2.jpg

ヤブランのつぼみです、この日は咲いて居る花が見つかりませんでした。
私には見つけられなくても、いつの間にか実がびっしり付いているんですよね。
花はそれだけ咲くようです。



こちらの楚々としたお花はハエドクソウ。名前に似つかわしくないくらい綺麗な
お花でしょ。

191021_haedoku_s1.jpg
ハエドクソウ科ハエドクソウ属の多年草。見た目とは裏腹な名前は全草有毒で、
煮詰めた汁ではハエ取り紙を作ったことに由来します。

草丈はけして低くはないですよ。初夏ならともかく、一夏終わる頃のハエドク
ソウはなかなかの大柄になって居ます。

191021_haedoku_s2.jpg

それでも、か細いから、ああんまり目立ちはしませんけどね。花の後に出来る
実はひっつき虫になります。



さらに進む林床の道、今度草むらから飛び出してきた草の穂は、イノコズチ。

191021_h_inoko_z1.jpg

若干、メタリックにも見えるとげとげの穂。

191021_h_inoko_z2.jpg

いつも迷うんですけど、これはたぶんヒナタイノコズチ。ヒユ科イノコズチ属の
多年草。名前の通り日向好きで穂が太めなのがこれで、日陰好きで穂が細いのが
ヒカゲイノコズチ。イノコズチとはイノシシのかかとのことで、茎の途中の
節くれ立ったところからの連想。

花も実も、とげとげしいひっつき虫。

この先ずうっとイノコズチの草むらが続きます。

191021_h_inoko_z3.jpg

イノコズチ+何かの草むら。

たとえばこちらは、イノコズチと

191021_h_inoko_z4.jpg

ピカピカ葉っぱのヤマノイモ。ああ、良くからんでる。

こちらはあらまぁ、セミの抜け殻。しかもふたっつ。

191021_h_inoko_z5.jpg

仲良くしゃべって居るみたいだけれど、でもこれ、抜け殻ですよね。
並んで羽化したなら、それはそれで面白かったなぁ。



可愛らしいピンクのお花はキツネノマゴ。

191021_kitume_m1.jpg

キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草。

目薬と思ったけれど、図鑑にも検索にも引っかからないから、思い違いかなと
思ったらweb記事に清の時代には目薬として利用されたって書いてあるのを
見つけました。ああ、良かった。でも、腰痛や風邪に薬効があったって書いて
有る割には、あまり使われないとか。う〜ん、ゲンノショウコのようなわけ
にはいかなかったか。

191021_kitume_m2.jpg

この花の穂がキツネの尻尾に見えるからとか、お花の形がキツネの顔に見える
とかいいますが、それも良いけど、これから寒くなると全草赤くなって、
表情が変わるのが見所ですよ。



これも旺盛に茂って細い花の穂を立てる草、ミズヒキです。この辺では白花が
優勢。

191021_g_mizuhiki1.jpg

ギンミズヒキかな。そういえば、うちの実家の庭でも白花が元気だったなぁ。
赤花が基本種じゃなかったのかしら?

191021_g_mizuhiki2.jpg

花の穂は細いし、好んで咲く場所は薄暗いし、風が吹けば揺れるし、
ピントがなかなか合わないなぁ。

赤い花は、上が赤くて下が白いんですよね。

191021_mizuhiki1.jpg

これが紅白の水引を連想させたお花ですよ。こんな小さな花にこんな繊細な
細工を施したのはどういう都合だったんでしょうね。

あ、赤いミズヒキのつぼみの間にカメムシの幼虫ちゃんがつかまってた。

191021_mizuhiki2.jpg

丸っこい体に、背中の模様、チャバネアオカメムシの幼虫ちゃんかなぁ。
可愛いなぁ。




夏の初めから咲いて、ますます盛んなツユクサの花。外国からいろいろな
ツユクサの仲間が帰化しちゃっていますが、

191021_tuyukusa.jpg

ずっと昔から咲いているツユクサも負けていませんね。あ、でも、うちの
近所ではこんな風に色の薄い花とか薄紫の花とかいろいろバリエーション
が増えてます。どうしてなんでしょうね。



そうそう、この辺の大きなヒマラヤスギの下にヤマジノホトトギスが毎年芽を
出すんですよ。

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毎年楽しみにしていて、通る度に今年は刈られてないかな?と安否確認をする
のが常なんですけど、

191021_yamajino_h2.jpg

8/12、今年はまだ、元気の葉っぱを伸ばして居ました。さて、今年はお花を
咲かせることが出来るでしょうか?



公園を巡ってきた3つ目の角を曲がると大きなクヌギの木の下を通ります。

191021_kunugi2.jpg

見上げると黒々しちゃうほど、葉っぱが茂ったクヌギの大木です。

木の下にはチョッキリという種類の虫が落とした小枝付きのどんぐりがたくさん
見つかります。

191021_kunugi1.jpg

通称キョッキリ調査員。遙か彼方の頭上のどんぐりがどのくらい生長したかを
サンプルを落として知らせてくれます。
あ、持ち帰ってはいけませんよ。これはすべてチョッキリ調査員のお子さんの
ゆりかごです。雑木林の林床にそっと置いておいてあげてください。あとで
チョッキリさんが出てきますので。



次は枝先に下がっている実。これはテウチグルミのの若い実です。

191021_teuti_g.jpg

オニグルミなどに比べ、殻がむきやすいので良く栽培されている品種だそうです。



この記事最後の写真はこちらもシルエットになるほど色濃く茂って樫の木の葉と
向こうの青空。

191021_kasinoki.jpg

早朝さんぽ、時刻は8時を過ぎました。もうちょっと歩いて、水辺の花を見て、
あとは花だんを回って帰ります。良かったらまたおつきあいくださいませ。





posted by はもよう at 22:20| Comment(2) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はもようさん、こんにちは。
今日はお休みされていますか。
関東の方は交通規制などもあるので、
お休みが多いのでしょうね。
関西の方は1週間前まで、
JRが休日ダイヤにするかどうかを
迷っていたぐらいですからねぇ
結局休日ダイヤになったんですが。

最初の葉っぱはイネ科のアシボソというのですか。
この葉は見たことあります。
形はササっぽいですが柔らかいですよね。
イネ科ですか。穂がでるのですね。見てみます。

ハエドクソウ、きれいですねぇ
暗いところで小さいからなかなかピントが合いませんよね。
可愛いお花ですが毒があるのですね。
小さいのにすごいですね。

この前お山でシデ三兄弟の一人に逢えました。
おそらくアカシデかなぁ
綺麗な白っぽいグリーンの果穂ができていました。
葉の側脈が10本たらずで枝や葉柄が赤っぽいのでおそらく・・
Posted by ブリ at 2019年10月22日 15:04
ブリさん、こんばんは。10/22は休日でしたねぇ。
カレンダーによっては休日になって居ないのもあって、
ちょっと半信半疑でしたが(^^A)。
結局テレビの前で見入っちゃいましたよ。

アシボソ。あんまり自信は無いんですが、たぶん、そうです。
柔らかい質感のササっぽい葉っぱです。

ハエドクソウはお花だけ見れば綺麗ですよね。
ちっちゃいけど。
ハエドクソウって言うくらいだから、
ハエが取れるほど強い毒だと良いのですが、毒性は弱めだそうです。

あ、アカシデを見かけましたか。
これから秋深まってくると、朱赤に染まりますから
それまで見守れたら良いですね。


Posted by はもよう at 2019年10月24日 01:57
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