寒さは感じにくかったかな。午後は雲が多くなりました。通勤の時、道ばたのクロー
バーの葉っぱに霜が降りていました。冷え込んだんだなぁ。
記事の方は10/14のおさんぽの続き。

定点観測していた空き地をのぞいて、戻ってくる途中でキンモクセイの前を通り
かかりました。花が咲いて居るように見える割には香りがしません。
9月中に咲く年もあるのに、今年は遅かったですよね。ようやく咲いたかと思って

良く良く見てみると、う〜ん、まだつぼみなのかな。

良く晴れて気温が上がったらお花が開いて香りが立ってきそう。お天気、回復
するかしら?とりあえず、いつもおさんぽしている近所の公園方向へ出発です。
一度うちの方へ戻ってから、いつもの道ばたに草の生えている道を歩きます。

道路沿いに並んで居るのは、セイタカアワダチソウ。を初めとする種々雑多な
道ばたの草たち。
ムカシヨモギとエノコログサ。

わずかに舌状花ののぞく小さな花に、小さな綿毛のヒメムカシヨモギ。

北米から帰化したての頃は、鉄道草だの御維新草だの呼ばれましたが、最近はオオ
アレチノギクに押され気味です。
アレチヌスビトハギは、ひっつき虫になる実まで枯れ色です。

この豆、くびれの所からちぎれてあっちこっちにひっつきます。取るの面倒くさいよ。

別の株は、ひっつき虫もまだ緑で、葉っぱは黄色。細長め3枚ワンセットの葉っぱも
ハギっぽいかな。
夏の初めからずっと咲いて、秋になってもまだまだ咲いてるヒメジョオン。

頑張るなぁ。たくましいわ。
セイタカアワダチソウ。ここのもまた、たいして背高ではないけれど。

セイタカアワダチソウが、帰化直後は背が高かったのは、ちょうど根っこの先あたりに
その頃はたくさん居たモグラの巣やフンの栄養が残っていたから。
それもすっかり使い尽くしたら、そんな背が高く伸びなくなったそうです。
さらに、ひとり勝ちをもくろんで、タネの発芽を抑制する物質を出したら、自分の
タネまで芽を出しにくくなっちゃって、

一時はどうなることかと思われた大群落も次第に、元から有ったススキの原に
取って代わられているそうです。このセイタカアワダチソウの群落も、ここだけ。
ここちょっとだけです。でもご一緒に生えているエノコログサには、アレロパシーの
タネの発芽抑制は、あまり効果が無かったんでしょうか???
ノブドウ、なかなか色付きません。

うかうかしているとまた、草刈り隊が通っていくから、根こそぎ全部刈られちゃうから、

急いで色付いて、出来たら綺麗に色付いて。待ってるよ。
穂の小さいエノコログサ。穂に付いていたタネがあらかた落ちたらしく、

赤みを帯びた穂も、白っぽくみえる穂も、軽やかです。随分たくさんの雀ちゃんたちを
養ったものと思います。役に立っているのよ。
前の記事にも載せたヨモギの花の穂。こちらのは咲いたあとみたい。

春の草餅に入れるような姿から、秋の花盛りまで、季節ごとに違う植物のように
姿を変えるんですね。
さて、公園に着きました。

駐車場に並ぶユリノキと赤いハナミズキ。
それから、キンモクセイじゃなくて、ウスギモクセイ。

お花は白じゃなくて、薄黄色。薄黄色の木犀です。ギンモクセイの変種との頃。
どちらかというと、西日本の方が植栽されている数は多いそうです。

キンモクセイには実が付きませんが、このウスギモクセイには実が付きます。

実は、花が咲いたのなんか忘れちゃいそうな初夏に色づきます。

あ、ここにも今にも咲きそうなお花がある。
公園の別の場所のキンモクセイもたくさんのお花を準備しながら、まだ香りが
立ってきません。

枝先のお花に目をこらしますが、

まだつぼみの方が目立ちます。

街中がキンモクセイの香りに包まれるまで、あと、もうちょっと。
いつもなら9月には咲いちゃっているのに、10月の半ばまでまさかのつぼみ。
異例づくしの今年の気象の中でも、印象に残る出来事になりました。
おさんぽはようやくいつもの公園に着いたところです。このあとは公園内をあちこち
見て回りますので良かったらおつきあいのほどを。
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