2020年02月20日

ノダケと初見の草

今日は朝のうちは良く晴れて冷え込んだのですが、あっと言うまに曇って、1日中
どんよりしたお天気になりました。それでも、仕事場近くの豊後梅のつぼみが見る度
ふくらんでいくので、楽しみです。今年の桜の開花予想が発表されましたが、なんと
東京では3/15だそうですよ。これはもう、3月中にお花見が終わっちゃいますね。
どんな春になるのかなぁ。

記事の方は11/10のおさんぽの続き。田舎町の雰囲気の残る道をぶらぶら歩いて、
大きな橋のたもとで斜面を見下ろすと…

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以前も見下ろした、セリの葉っぱで埋まる空間。






斜面を覆ってびっしり茂る葉っぱも季節によって、移り変わります。

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この頃、目立ち始めたのは3枚ワンセットのヤブマメの葉っぱ。


2019/10/28付 「沢巡りさんぽ」 8/25撮影

2019/10/29付 「つるの花、池の生き物」 8/25撮影


それから、あ、これはオオイタビカズラ。うちの方では良く壁面緑化に利用されている、
クワ科イチジク属の常緑つる性植物です。

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画像検索してみるとイチジクっぽい実の付いたずいぶん大きな葉っぱの木の写真が出て
きて驚きました。うちの近所で見かけるこの葉っぱは細かくて壁にぺったり張り付いて
広がる姿ばかりでしたので。
ただね、ヒメイタビって言う植物もあるそうです。オオイタビの幼植物か、ヒメイタビ
のどちらかって言った方が丁寧かもしれないです。



バス通りから横丁に入って、住宅街を進んで蛍池の前へ。

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この前後、何度か眺めた蛍池。トンボ、ガマガエル、ザリガニ、メダカは見かけましたが、
未だに蛍の幼虫は見かけてません。居るのかな? 

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えさ用のカワニナは、今日も元気そう。



水辺に生えるこの、掌状葉の草、ちょっと赤く色づいたりして居ます。
これは オヘビイチゴ。

200220_ohebi_i.jpg

ヘビイチゴと名はついていますが、赤い実は実りません。

池のそばの道の反対側には斜面からあふれた水が流れ下る小さな涸れ沢があって、

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雨が続いたこの頃はお水が流れていました。

ちょっと上には何度かご紹介済のツルマンネングサ。

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同じ株です。そろそろ冬支度です。また来年、茂ってね。


水辺で見かけたこの野菊は何かな?

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まずは茎の先のお花が1つ…って言う咲き方はカントウヨメナっぽい。

裏返してみましょう。

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萼っぽいところ(総苞)はお椀型で、ちょっと反り返り。う〜ん、カントウヨメナかな?


涸れ沢の流れる坂道の一番奥はこんな感じのヤブ。

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ひとりで入っていくのはちょっと怖そうかな。



きびすを返すポイントに咲いて居たのは大株のヤツデ。

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きゅっとまとまった小さいのはつぼみ、広がったところが煙って見えるのはおしべが
多めの雄性期の花。

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粒々が目立つのはおしべが落ちてめしべだけになった雌性期の花。

お花のアップはおしべがいっぱいの雄性期の花。

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花盤に蜜がしみ出て、虫さんたちに猛アピール中です。お花が少なくなる秋の終わり、
これは貴重な食料ですよ。


戻ってきて、池のほとりの草地を眺めていたら、ちょっと遠くに咲いてる野菊を見つ
けました。

200220_k_yomena3.jpg

やっぱり、咲き方からしてカントウヨメナかなぁ。



草地を眺めつつ、まだまだ歩いて行きます。今年は台風のせいで川岸が荒れ放題、
いつも写真を撮りに行くところにも咲いて居なかったミゾソバが、

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こんな所に有りました。まだ咲いて居なかったけれど、今年の貴重な1枚です。



草もみじも見られましたよ。赤い葉っぱはハナタデでした。

200220_hanatade.jpg

手前でちらほら見えているのはキツネノマゴ。10月末だとまだ色付いて居ませんでした。



あちこちで見かけたカラスウリ。

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ここでも赤くなっていましたよ。



でも驚いたのはこれ。10月末にアジサイの花が咲いちゃってました。

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返り咲きとは思えないほど立派なお花です。

200220_s_ajisai2.jpg

普通のお花は、下のような感じになって居るんですけどね。



カタクリの保護地に続く雑木林。ヤブからのぞく葉っぱはつやつやで白いつぼみが
付いていました。

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ビワですね。もうじき咲くんです。

ここにもお茶の木があって、

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可愛いお花がたくさん咲いていました。
ヤツデ、ビワ、お茶。秋の終わりに咲く花は、虫や鳥にとってさぞや有りがたい
食料なんだろうなぁって。



春にカタクリが咲いていた斜面、この日はノダケがたくさん立っていました。

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毎年思うのですが、本当に撮りにくい被写体なんですよ。

お花は終わり、ほとんどの株が実になっていました。

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茎や苞に残った赤っぽい色、この暗紫色がノダケの特徴。

セリ科の花は緑の茎に白い花のものがほとんどなので、とても個性的に見えます。

別の株の、咲き残っていたわずかなお花(たぶん)を

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拡大してみました。

出来たての実も拡大してみました。

200220_nodake4.jpg

これがもっと熟すと、乾いて平たくなり、周囲に翼の付いたタネになります。
完成するとカレーの匂いがするんですよ。カレーのスパイスにもセリ科の植物が
たくさん含まれているんです。

秋の終わりの野原に丈高く立っているのでノダケ(野丈) の名があるそうです。

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野趣たっぷりで、秋らしい、とっても素敵な野草でしょう。
お花には間に合わなかったけれど、今年も会えて嬉しかったです。
いま、ベランダの鉢で育てているんです。こんな風に大きくなってくれると良いな。

ノダケの背後に写り込んでいた白い花。

200220_sirayama_g.jpg

多分これ、シラヤマギクです。ああ、この花にも会えて良かった。



さて、さて、この日、また、初見の草に出会いました。但し、お花はもうすっかり
終わって居たんです。

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お花、終わっちゃったよーって言われているようなこの姿。ああ、咲いて居る時に
出会いたかったよ。

仕方ないので、落ちてたお花の殻をしげしげ。

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長めの総苞、後から綿毛が開きそうな白い部分、花弁かおしべの名残っぽい茶色いの。
さて、なんだろう。…でも、どっかで見たような気もしないでもないです。

別の株で、葉っぱをしげしげ。

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結構デカい草です。

200220_k_haguma4.jpg

そうそう、初見なのに、この草、斜面のあっちこっちの生えているんですよ。
え〜、何で今まで気がつかなかった?

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もちろん帰ってから、たっくさん、画像検索いたしましたよ。
いくつか思いついた草の名を、図鑑で確かめたりもしました。でもって、今のところの
候補はカシワバハグマ。
キク科コウヤボウキ属の多年草。はぐまとは「白熊」と書き、熊じゃなくてチベットの
ヤクの尻尾の毛。仏具の払子にするそうです。お花の形からそれを連想したそう。
柏の葉っぱに似ていて、白いふさふさの仏具に似た花が咲く草って言う意味らしいです。


コウヤボウキ科かぁ。じつは、この日のお目当ての1つがコウヤボウキだったんです。
お目当ての花より、もしかしてもっと大きな花に出会えたかもしれないんだなぁ。

このあと、いろいろあってコウヤボウキの綿毛も見に行かれなかったので、今年の
秋にはカシワバハグマもねらって見に行こうと思いました。忘れないぞ。うん、
頑張ろう、私。コウヤボウキよりもずっと早くに咲くらしいから気をつけよう。



次回は、お目当てのコウヤボウキとナガバシュロソウのその後を見てきましたので、
ご紹介します。ナガバシュロソウもその時の初見の花でしたね。今度は実を見て
きましたよ。良かったらおつきあいくださいませ。

posted by はもよう at 23:11| Comment(2) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はもようさん、こんにちは。
桜の開花予想まで1か月ありませんね。
すごい!
あっという間で、もう桜なんですか。
でも少し寒くなってきてますから、
少しは遅れるかもしれませんね。
もうここまで来たら、
今までの暖かさで少しぐらい寒くても
咲いちゃうのかもしれませんね。
意外と花冷えと言って、
桜が咲く時期って夜は冷えることがよくありますよね。
まぁまだ先のことですから・・・^^

カシワバハグマ、見たことありません。
長い総苞のうえにお花が咲くのですね。
コウヤボウキは見かけますが、
カシワバハグマだったら気づきますか。
11月初めですね。気を付けてみてみます。
覚えているかなぁ^^
Posted by ブリ at 2020年02月23日 15:12
ブリさん、こんばんは。

そう、東京の桜の開花予想は3/15ですって。
でも、それを紹介したアナウンサーさんが、早く咲きだしても、
ゆっくり咲き進んで、いつもより長く咲いているかもしれないって
言っていたので、それを期待したいです。

あれ?花冷えの心配って…夜桜見物の予定でもあるんですか?(^^*)

カシワバハグマ、あら、ブリさんも見た事ないですか?
図鑑で見ると、コウヤボウキみたいなお花が長い茎に3つくらい
いっしょに咲くので素敵だなと思いました。
花期は9〜11月だそうです。
11/10で終わって居たので、次回はもっと早くに見に行かねばと
思っています。
コウヤボウキのちょっと手前ですね。
思い出せるかなぁ(’、’?)。

Posted by はもよう at 2020年02月23日 22:48
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