今日は用が出来て、都内に行って来ましたが、河津桜はもう散ってしまって
ハクモクレンとユキヤナギが咲き始めていました。花の季節がやってくる
のに、何だか楽しむ気持ちになれません。経験したことのない事態ですが、
精一杯落ち着いて、冷静に過ごしたいです。
趣味のブログは、いつもと変わらない感じで参りましょう。
HPに「季節のごあいさつ」を載せました。早起きすみれのアオイスミレ。
記事の方は、11/17のおさんぽの続き。

前回の記事で取り上げた場所を、池の対岸から眺めています。でもって、
こっち側には何があるかな?
池の対岸にあったのは大きなカツラの木。

春先に真っ赤な花を咲かせ、夏にはハート型の葉っぱを茂らせたカツラの木。
秋にはレモンイエローに黄葉しましたが、それもだいぶ散って、スマートな
樹形が見えてくる頃でした。

ほらね、葉っぱも黄葉と言うよりは枯れ葉っぽくなっています。
でも、木の下では生乾きの落ち葉がお砂糖が焦げたような甘い香りを漂わせて
います。香づる木カツラの真骨頂は秋にあってこそ…ってかんじですか。
それから、こちら側にもメタセコイアとラクウショウの並木。

どこからどう見ても綺麗で爽やかです。
池からちょっと離れて、小川のほとりのトサミズキの茂みを覗き込むと…

スズメウリが、ちょうど良い感じに色付いて居ました。この間まで緑色だった
ことは思いだしていただけますでしょうか。
でないとね、色付いたって言うより、色が抜けたみたいですけど。

葉っぱはみんなトサミズキの葉っぱです。散り残り。スズメウリの葉っぱは
みんな枯れてくしゅくしゅ。

可愛いでしょう。野原の真珠。スズメの卵みたいな実が付くからスズメウリ
ですよ。今年もここまで見られて良かった。
さてさて、池から小川をのぞいて、芝生広場へ。
芝生広場の反対側、外国産の樹が並ぶエリアから遠く臨んだ鮮やかな紅葉の樹の
そばまでやってきました。

黄色っぽい樹とオレンジ色の樹が並んで立っていましたでしょ。
黄色っぽい樹がこちら。

サトウカエデの葉っぱに似てる?いやいや、ちょっと違うんだな。
これはアメリカハナノキ。
オレンジ色に見えた樹がこちらです。

枝先は紅色で、一番多い色がオレンジ色ですね。
もうちょっと近くで見てみましょうか。

アメリカハナノキの葉っぱは、3裂。先は鋭くとがって居て、葉軸がある方は
ちょっとすんなり。
サトウカエデはちょっと角張っていたので、良く良く見れば、違うなぁって
思って頂けるかな。

どこ見ても鮮やかですねぇ。
ほら、この辺なんかは見事な紅色。

別名はベニカエデなんですよ。でもね、紅色なのは葉っぱだけじゃなくて、早春に
咲くお花も、紅色なんです。
緑色が残っているあたりも撮ってみました。

葉っぱが重なっている場所を見ると、陽が良く当たっていたところが先に色付いて
居るのが分かって面白いですね。紅葉は、葉っぱで作っていた養分が取り残されて
赤い色素に変わるんですよ。たくさん作っていたのにね。
一歩下がって撮ってみました。

色んな色の葉っぱがあったけれど、離れてみるとオレンジ色に見えるなぁ。
日本のカエデも5色に色付くタイミングがあるけれど、外国産の木はもっとダイナ
ミックに色付くような気もします。

サイケだなぁ(^m^)。←死語?
はい、遠くから見たら、黄色とオレンジの樹が並んでいるように見えたアメリカ
ハナノキ。近くから見てみました。

カエデなのに、ハナノキって言うのは、葉っぱを出す前に一度、紅色の花盛りを
迎えるその姿からなんですよ。日本にもハナノキが自生しているんです。
紅葉自慢のカエデ科の一員なのにあえてのハナノキですよ。どんな花か、気になる
でしょ。その花、毎年撮っています。過去記事でどうぞ。↓
2016/ 3/23付 「アメリカ花の木の花」
芝生広場の別の端に、こんな木が立っています。

アメリカサイカチです。こちらの樹には長い豆のさやが下がっています。
真っ黒いから、ちょっと不気味ですね。
お隣は大きなミズキ。

この日は見事に紅葉していました。5月の花盛りも良いけれど、秋の紅葉も
素敵ね。樹によって、黄色っぽかったり、赤っぽかったり、色づき方も個性的です。
さてさて、あちこち回って池のほとりに戻ってきたら、そろそろ枯れそうな睡蓮の
葉っぱの間に、アオサギちゃんが来ていました。

人がいっぱい居るけれど、気にしないでご飯を探しているようです。
大きな鳥なんですけどね。

何か、良い獲物獲れそうですか?
避寒に来ているオナガガモboysものんびりと浮かんでいました。

秋の終わりの穏やかな日、のんびりおさんぽで見たもの、あとちょっとご紹介して
次回で最終回です。おまけに実家のそばで見かけた花木も。
良かったらまたおつきあいください。
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