ナツツバキのつぼみもだいぶふくらんできました。今日は昼休みにちょっと
外へ行って、卯の花とノリウツギのつぼみを撮ってきました。初夏の花続々
咲いています。そうそう、春に咲いていたユスラウメの実が真っ赤に色づき
ました。これも写真に撮って…いよいよ実りの初夏到来ですかねぇ。楽しみ
だな。
記事の方は4/19にうちの近所で撮ってきたハナミズキと藤の写真を見て
頂こうかな。

街路樹としてもおなじみのハナミズキ。アメリカヤマボウシの別名の通り、
北米原産の花木です。
お花が終わったばかりの桜と 盛んに咲いていたハナミズキです。

まだ、東京が東京市だった頃、ワシントン市へ贈った桜の返礼として贈られ
たのが始まりだそうです。

それから月日が流れて、すっかりおなじみになりました。
都市部に住んでいる人にとっては、お山のヤマボウシよりも身近な存在かも
しれません。あちこちにハナミズキ通りもありますよね。
明るい黄緑の若葉は、ナツツバキです。

初夏に白い花を咲かせるツバキ科の落葉樹。
去年のお花のあと、実の殻が残っています。

ほら、この黒っぽいの。口を開いてタネをこぼした後、すっかり乾いて
長く枝に残ります。
大好きなお花なので、咲くのを今か、今かと待つことにします。
桜と一緒に咲いていたユキヤナギもすっかり散ってしまいました。

代わりに目立ち始めたのが、このコデマリです。

小さな花が集まって、枝垂れる枝にまりのように花を咲かせます。
春まだ浅い頃、まりのような花を咲かせていたミツマタは、この頃には
すっかり葉っぱが茂って

別の植物のようになって居ます。枝に残る半月型の葉痕が、あの花を咲かせて
いたのと同じ木だと言っているようです。
その先に生えているハリエンジュも、遅いお目覚め。

枝の先のちょぼちょぼ付いて居るのがハリエンジュの若葉で、枝にまとわり
ついて居るのはキヅタの若葉。

ほら、近づいてみると、良く解るでしょ。4月半ばのお目覚めでも5月の声を
聞く頃には白い蝶型花の穂を下げることでしょう。ちょっと困るほど成長が
早いマメ科の木です。
それから、とある施設の植え込みのナナカマド。

丸いつぼみが目立ってます。都会の気候は暑すぎてあんまり元気じゃないけれど、
頑張れ、ナナカマド。お花が咲いたら、また見に来るね。
はい、このあとはハナミズキ写真集です。

毎年取り上げているので、語ることはあんまりないんですよ。ただただ、綺麗な
ところを見てください。

基本は白い花ですよね。光を透かして眺めるのも好きなアングルです。
ピンクの花も可愛らしいですよね。

でこの、花びらのようなものは総苞片と言って萼とか葉っぱとかの変化したもの。
本来の花はまん中の小さな方。実も、あの付き方で赤い実が実ります。

総苞片は最初、風呂敷を結んだような形でふくらんで、結び目がほどけるように
開きます。最後までくっついていたところがへこみます。
これを見て、キリストの磔と関連づけた伝説があるとwikiに載っていました。
信心深い人は何を見ても神様を連想しちゃうんですねぇ。ちなみに、イスラエル
にはハナミズキは自生していないと、その記事の最後に触れていました。

↑ こちらは、ヤマザクラとハナミズキ。
↓ イチョウの若葉とご一緒に。

目に沁みるほど鮮やかです。
そのイチョウ、やっぱりお花が咲いて居たようで、この日は地面に用事の済んだ
おばながいっぱい散っていました。

メスの木に咲くめばなは、これから銀杏をはぐくむという大事な仕事があるので
枝に残っています。今年の実りはどんなかな?
この記事最後は、藤棚のフジです。

前の記事ではつぼみでしたが、この日は満開。
もうちょっとアップにしましょうね。

房はそんなに長くないんですが、良く咲いて居ます。いつもおさんぽしている公園
の藤棚ほど大がかりではありませんが、毎年綺麗に咲いてくれてありがたいです。
隣には白い花も咲いて居ます。

この日はまだちょっと、早かったなぁ。来年はもっと頑張ります。
このあとはご近所花だんを一巡り。変わり咲きのチューリップと牡丹を、それはもう
目がチカチカするほど眺めましたので、良かったらまたおつきあいくださいませ。