2020年06月16日

イスノキの花

昨日はあまりに暑くて、くたびれちゃって寝る方を優先しました。健康第一
ですものね。特に今年は。明けて火曜日の今日も良く晴れて暑くなりました。
それでも昨日ほどは辛くなくて、元気に帰ってきました。昨日ほどはあがら
なかったからかな。マスクしていると暑くて熱中症になりそうなのか、
マスクをしていない人もちょっと増えてきました。今まで以上にうがい
手洗いに気をつけようと思いました。頑張るぞ。

記事の方は4/29のおさんぽの続き。

200616_isunoki1.jpg

北向きの斜面を最後まで歩いて、斜面を登ったところに奇樹イスノキが植え
られて居ます。この日はお花のすぐ後でしたが、ご紹介しますね。





まだ、「北向きの斜面」の続きです。大規模な伐採の後を歩いて、少し先、
ずいぶん前に1/3くらいに強剪定されて、復活中のヤブツバキを見上げます。

200616_y_tubaki.jpg
徐々に枝が伸びてきました。この画面いっぱいくらいの特大の株だったん
ですよ。でも、その後ろもここ数年のうちにいろんな木が折れて倒れました。
そんな時期だったんですかねぇ。いつかもとの大きさになるまで、見守って
居ます。


斜面の草地の一番下、道端にヤマジノホトトギスの葉っぱが出ていました。

200616_yamajino_h.jpg

秋のお花の頃まで、そこで無事に育ってね。
この近くには、ボランティアさんたちがオカトラノオの苗を植えて保護してる
場所もあるんですが、ヤマジノホトトギスも保護して欲しいです。



「北向きの斜面」の端、いつも雑木林を撮る場所の目印にしていた大きな
クヌギも切り株になって居ました。

200616_kirikabu.jpg

ノブドウやキヅタがからんで、大きなドングリがたくさん実ったんだけれど、
残念です。素敵な絵になった場所ですが、すっかり、空っぽになりました。
寂しいな。



カタクリの保護地を縫って斜面を登ります。カタクリはもう、影も形も無い
けれど、ボランティアさんたちが季節ごとにいろいろな花が見られるように
手入れをしてくださっています。これからはヤマユリが咲く予定です。

この日の斜面にはニガナがお花の準備をしていました。

200616_nigana1.jpg

舌状花5、6コのシンプルな黄色い花ですが、群生すると見事です。

200616_nigana2.jpg

日陰でも育ちますが、日向ならなおたくさん咲きます。楽しみだな。



草むらの中にはタチシオデがゆらゆらと立ち上がってきています。

200616_t_siode1.jpg

お花の頃には自力で立って、お花が終わる頃巻きひげを出して、うまく
いけば他の木や草に絡まるみたいですけど…絡まっているところをあまり
見かけません。

200616_t_siode2.jpg

そっくりさんで夏に花咲くシオデの方は、がっつりからんでいる株を見た事が
有るんですけどねぇ。

おばなの方が賑やかなので良く撮りましたが、この日、めばなを見つけたので
撮っておきました。

200616_t_siode3.jpg

後で実になる部分の上に三裂するめしべの先が乗っかっています。おばなほど
たくさんは咲かないけれど、可愛らしいお花です。


斜面だいぶ上の方まで登ってきて、日向が好きなミツバツチグリの群落が見えて
きました。

200616_m_tutiguri.jpg

春は黄色い花が多いし、そっくりさんが多くて見分けに困りますが、ミツバ
ツチグリは3枚ワンセットの葉っぱとお花の下で多数枝分かれする茎で見分け
ます。それ以外はヘビイチゴによく似ています。イチゴは実りませんけどね。


この斜面はヤマツツジの名所でもあります。

200616_yamatutuji.jpg

最近また、補植されて手入れも進み、観光資源として力を入れようとしている
様に見えます。私の地元じゃ無いから、よく知らないけど。お花、2色咲いて
居ました。



斜面を登り切ったところにユリノキが3本植わっています。

200616_yurinoki1.jpg

こちらも若葉が出そろって、きれいです。

200616_yurinoki2.jpg

若葉が出そろえば、今度はお花の季節なんだけれど、咲いて居るかな?
背の高い木の上の方へカメラを向けてみましたが…

200616_yurinoki3.jpg

去年の名残か今年の花か…ちょっと判断つきかねました。次回また、見に
来たときに確かめましょう。




さて、ユリノキのご近所に問題のイスノキがあります。マンサク科イスノキ属の
常緑樹。暖かい土地で良く育つ木だそうです。
この木で椅子を作ったの?ってことなら単純なんですが、じつはイスノキ、
漢字で表すと「柞の木」。由来には神話も登場するほど人との関わりの古い木で、
細かい説明は省きますが、ユツ、ユシ、ユス、イスと変化して、今はイスノキに
落ち着いただけで、椅子とは関係ないらしいです。

図鑑に載っているイスノキの写真を見て、まずびっくりするのが虫こぶだらけの
木だと言うこと。

200616_isunoki2.jpg

赤い実みたいで可愛いと思うか、気持ち悪いと思うか人それぞれでしょうが、
葉に丸い粒々、実に何倍も膨れる「ひょんの実」が付きます。

200616_isunoki3.jpg

それぞれアブラムシの仕業でこういったものを虫こぶと言います。
「ひょんの実」は、里山の子どもたちが笛のように吹いて遊んだそうです。

この日はちょうど、お花が終わったところでした。あら、残念。

200616_isunoki4.jpg

茎の元の方に紅色でおしべばかりの簡単な花がびっしり付いて、茎の先に
めしべ付きの両性花をつけます。めしべの先は赤くて2つに分かれています。
めしべの下に実が付いて、茶色く毛深い殻を付けて熟します。実になるまで
噴水みたいな形をしためしべが残って可愛いですよ。

材は、椅子じゃ無くて櫛(くし)を作るのに使われます。宮中や大奥にも献上された
高級品だそうです。とても硬くて歯が欠けにくいんだそうです。

200616_isunoki5.jpg

他にも木刀やソロバンの珠(たま)、工芸品、建築材など、硬くて丈夫なことが
求められる用途で利用されてきたそうです。灰は陶器の釉薬としても利用された
そうです。ただの変な木じゃ無いんですね。

↓ お花は過去記事で。

2018/ 6/12付 「斜面のてっぺんの花」 4/8撮影




さて、斜面のてっぺんっまでのぼったので、今度は公園へ戻る道をたどります。
途中で見た黄色い花、今度はクサノオウです。

200616_kusano_o1.jpg

「くさ:瘡」とは「皮膚病の一種」。ケシ科のこの草の汁が聞いたので「瘡の王」。
でもね、薬はおしなべて弱い毒です。素人が触るのは危険。毒草と思っておいた
方が無難です。

200616_kusano_o2.jpg

それにしても、配色が菜の花と一緒でうっかりしそうですよね。

200616_kusano_o3.jpg

良く見れば全く似ていないんだけれど、人って案外、良く見ないものだから。
水辺にも日陰にもよく生えています。触らなければ綺麗なお花です。



この時期、道ばたの杭や柵にはつる性植物のよう植物がからんでいて可愛い姿を
観察出来ます。

たとえばキヅタは、幼植物の頃には葉っぱが3枚に分かれていたり…

200616_kiduta.jpg

新芽から赤かったりします。

そして、センニンソウはこんな風に白い模様が入っていたりします。

200616_sen_nin_s.jpg

上の方の葉っぱと比べてずいぶん違う形ですよね。葉の周りぎざぎざだし。

ミツバアケビのおチビさんも葉っぱの周りがちょっとぎざぎざ。

200616_m_akebi.jpg

いや、ぎざぎざと言うより、なみなみ?可愛いですよね。


薮の中からシャガの花が ぼんやり白く浮き上がるように咲いて居ました。

200616_shaga1.jpg

下の「北向きの斜面」では大きな群落が荒らされちゃっていたけれど、
すぐに復活しますよ。

200616_shaga2.jpg

どちらかというと、このくらい楚々として山道に咲いて居る花だとばっかり
思っていたんですけどね。最近、公園や花だんでちょっとはびこりすぎ
ですよね(^m^)。


4/29のおさんぽもいよいよ最終盤。次回で最終回かな。
公園を目指す道の途中にも、色んな花が咲いて居るんですよ。それから、
公園の中にもね。よかったらまた、おつきあいください。


posted by はもよう at 18:19| Comment(4) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はもようさん、おはようございます。
これだけ内容を充実させておられたら、
書いている途中で寝落ちしてしまいます。
そんな時は寝たほうがいいです。
眠たい頭ではご無理ですよ。
昨日からぐんと冷えていますし、
風邪ひかれませんように。

イスノキって、虫こぶだらけの木ですか。
この外観、見たことがあるような気がします。
昨日、ノイバラかな。
かわいい金平糖のような虫こぶを写しました。
虫こぶもいろいろとありますよね。
イスノキはマンサクに似たお花が咲く木なんですね。
最初、スノキやウスノキを連想してしまいました。
もうなんでもごちゃ混ぜな頭の中です^^

タチシオデはよく見かけるのですが、
シオデはあまり見ないです。
暑くなると、一気に出不精になるからかな^^
ヤマツツジが見事ですね。
そういえば、スノキやウスノキはツツジのお仲間でしたよね。
ウスノキの実はおいしいらしいです。
かわいくって、よう食べませんけど・・
Posted by ブリ at 2020年06月19日 08:11
ブリさん、こんばんは。

はい、眠気優先、健康第一で行きます(^^A)。
ありがとうございます。

イスノキってものすごく虫こぶだらけの木ですよ。ご覧になったこと
ありますか?

虫こぶっていろいろあって面白いですよね。
たまーに、可愛いのもありますよね。ノイバラとかに出来るのとかね。

イスノキのお花は、マンサクには似てないです。
ひたすら紅いつんつんが並ぶだけです。
過去記事のアドレスを追加しておきました。良かったら見てみてください。

シオデって、ほんと、あんまり見ないですよね。
1本だけ、観察していた株もあっという間に無くなっちゃいました。
また見つけたいです。

そうそう、スノキ、ウスノキは図鑑で見ました。
可愛い実が実るんですよね。見たいです。
ああ、可愛すぎて私もお味見は出来なさそうです(^^*)。


Posted by はもよう at 2020年06月19日 19:12
はもようさん、おはようございます。
お忙しいですのに、過去記事のアドレスを
ありがとうございました。
過去記事から過去の過去まで読ませていただきました。
ざっと見たときに棒状に見えましたので、
マンサク科だからと同じように思ってしまいましたが、
細い糸状のマンサクのお花とは違いました。
ありがとうございます。
ひょんとなる笛も楽しそうですね。
またいろいろと教えてください。
よろしくお願いいたします。
Posted by ブリ at 2020年06月20日 08:18
ブリさん、こんばんは。

あは、過去記事から過去の過去まで見ていただいちゃいました?
昔はほんと、詳しく書き込んでいましたよねぇ、くどいほどに。
それでも、赤いおしべの葯から花粉が出て居るところはまだ、
撮れていないんですよねぇ。

マンサク科のくせに〜ぜんぜん似てないじゃんって言うお花、
結構多いんですよ。トサミズキも似てませんでしょ。
不思議です(^^*)。

私もブリさんとこでいろいろ教わってます。
こちらこそ、よろしくおねがいします(^▽^)。


Posted by はもよう at 2020年06月23日 00:34
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