2020年06月21日

鈴蘭と道ばたの麦の花

昨日は晴れたけれど、比較的爽やかで過ごしやすかったです。また、実家へ
行って、前回草むしりしたゴミを袋に詰めていたんですが、あんまり庭が
ジャングル化していたので、ヤツデとアオキを思い切って強剪定。ゴミ袋に
詰めるものを倍増させちゃいました。てへへ。明けて今日は父の日で、1年で
一番お日様が長い間見られる夏至の日で、その上、部分日食まで重なったのに、
朝は雨、昼はちょっと日が差したけれど、夕方から雲が広がり、関東地方だけ、
部分日食を見られませんでした。うーん、残念。まぁ、日食観察用のメガネも
無いから、どっちにしてもネットの中継を見るしかないんですけどね(^m^)。
専用眼鏡無しで見て、目が悪くなったら大変ですもの。他の地域の方は、
見られたのかなぁ。

記事の方は今日から5月の写真。5/3にいつもはあまり行かない方のご近所
花だんにちょいと寄ってから、いつもおさんぽしている公園へ。

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道ばたの草はどうなったかな。公園のお花は咲いたかな。







いつもはあんまり行かない方にあるご近所花だん。仕事場のそばにも有った
ドイツスズラン、ここにもありました。

200621_d_suzuran1.jpg

日本のスズランは葉陰にそっとお花を付けますが、ドイツスズランは葉の上に
お花が咲きます。頑強で良く増え、良く咲くので結構あちこちで栽培されて
居ます。

200621_d_suzuran2.jpg

ただね、こんな姿ですが、毒草です。全草毒。根も葉も、お花のあとで実る
可愛らしい実も。活けた後のお水さえ危険なほどの毒草です。お取り扱いには
十分ご注意ください。



それからこちらは、シラー・カンパニュラータの名前で親しまれてきた
和名、ツリガネズイセン。最近はヒアシンソイデスの名前で呼ばれるように
なったようです。またの名は、スパニッシュ・ブルーベル。

200621_hyacinthoides.jpg

学名ヒアシンソイデス・ヒスパニカ(Hyacinthoides hispanica)の一部だそう
ですが、覚えられるかなぁ。故郷ははヨーロッパや北アフリカ。そっくりさんで
イングリッシュ・ブルーベルというのもあるそうですよ。検索して見ると、
お花がほんのちょっと細長いみたいです。
姿に、名前に、いろいろなそっくりさんが多くて、ややこしいですね。



そしてこちらはトキワマンサク。マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木。

200621_t_mansaku.jpg

あの、春にまず咲く、黄色いお花マンサクのご親戚。ずいぶん印象が違うけれど
同じマンサク科なのねぇ。変種がベニバナトキワマンサク。お花が赤いんです。
日本では自生しているのはごく限られていて、ほとんどが植栽だそうです。
最近の住宅地で、生け垣に使われるのをよく見かけますね。


こちらにもアマドコロ。

200621_amadokoro1.jpg

きれいに模様の入った葉っぱと揺れる可愛いお花。

200621_amadokoro2.jpg

優しい姿のお花です。


そうそう、こちらにも咲いて居ました、ミヤコワスレ。

200621_miyakowasure.jpg

ほらほら、前の記事であまり写らなかった葉っぱ、これですよ…って、
ここでもあんまり写ってないじゃん。あちゃぁ。



記事1つ出来るほどは咲いて居なかったなぁ。と思いつつ、いつもおさんぽ
している公園の方へ向かいます。
道ばたにはカラスムギの葉っぱが風にそよいでいたり、花を咲かせていたり。

200621_karasu_m2.jpg

見えますか?これがカラスムギのお花です。

おしべの白い葯が外まで出て居るのがありますね。タネになる部分には細い
ノギ(芒)が付いて居て、これが不思議な動きをして、タネを地中に埋める
働きをするそうです。野生種を栽培種に改良し穫れた穀物がエンバク(燕麦)、
オーツ麦だと言われてるそうです。でも、こちらは侵入生物データベースに
載っちゃっている要注意外来種のようです。1つの植物もいろんな顔を持って
居るんだなぁ。



そしてこちらはネズミムギ。こちらは元は牧草だったようですね。牧草時代の
名前はイタリアンライグラス。牧草地から全国へ広がっちゃったんですね。

200621_nezumi_m2.jpg

小穂をいっぱいに開いて、おしべの葯を出しています。いまが花盛り。
花粉振りまき盛り。花粉症の原因にもなって居るらしいです。う〜ん、
いろいろ問題有りですねぇ。


なんとかムギは、背の高い草ですが、背の低い草もお花の盛りを迎えています。
GWになると姿を現すニワゼキショウです。

200621_niwazekisho1.jpg

ここのところ、種類が増えまして、ご近所には4種類が咲いて居ます。
この写真にも2種類の違うニワゼキショウが写っています。

先ずは基本のニワゼキショウ。アヤメ科ニワゼキショウ属、北米原産の帰化
植物。別名はナンキンアヤメ。

200621_niwazekisho2.jpg

こう見えてアヤメ科です。葉っぱを見れば納得だけれど、お花を見ちゃったら、
そうは思えませんね。

2つ前の写真で一緒に写っていた小さい方のお花は、アメリカフウロ。

200621_niwazekisho3.jpg

ニワゼキショウのお仲間では有りません。

ご一緒していたのは ↓ こちら。オオニワゼキショウです。

200621_o_niwazekisho1.jpg

大きいのは草丈の方で、お花は 小顔?って思うくらいの小さめ。
特徴的なのは花びらの外側の3枚がちょっと大きめで、内側の3枚がちょっと
小さめと言うところ。

200621_o_niwazekisho2.jpg

それから、小顔の秘密は、横から見ると解ります。

こちら、↓ 普通のニワゼキショウを横から見たところ。

200621_niwazekisho4.jpg

花びらの付け根がちょっと広がっていてゆるい感じ。

↓そして、オオニワゼキショウのお花を横から見たところ。

200621_o_niwazekisho3.jpg

お花の根元がきゅっとしぼんでいますでしょ。このくびれが、小顔?って
思わせるんですよ。
お花の色も、普通のニワゼキショウの真っ白なお花とはまたちょっと違うん
だけれど、白花が見つかったらご紹介しますね。

200621_niwazekisho5.jpg

まぁ、いずれにしても、よく手入れされた芝地とか、草丈が高くならない場所に
そこそこきれいな花を見せてくれるニワゼキショウ。すっかり日本の景色に
溶け込んじゃったみたいです。



もうちょっと、他のメンバーも交えて、ちっちゃな道ばたお花畑を見ていき
ましょう。

200621_niwazekisho6.jpg

こちらは、ニワゼキショウ2種と、ハナヤエムグラとタチ瑠璃唐草。


ハナヤエムグラとご一緒していたのは…

200621_h_y_mugura1.jpg

更に小さいお花にピントを合わせます。

200621_h_y_mugura2.jpg

花冠が4つに分かれたハナヤエムグラのお隣は、花びら5枚のノミノツヅリ
ですね。どこまでも小さくても、どこまでも均整のとれたきれいな造りに
なって居ます。神様はどんなところにもいっさいの手抜き無しですなぁ。

シロツメクサとハナヤエムグラです。

200621_h_y_mugura3.jpg

こうして見るとシロツメクサのお花が巨大に見えます。



ここでニワゼキショウの白花が咲いているのを見つけました。さっそく
オオニワゼキショウと並べて撮ってみましょう。

200621_niwazekisho7.jpg

ニワゼキショウの白花は、真っ白だけれど、オオニワゼキショウの花は
ほとんど白く見えるほど薄い紫色なんですよね。

今度は白花と並べて、横顔を確認。

200621_niwazekisho8.jpg

白花の時に更に際立つ特徴がもう一つ。花びらの裏側のしま模様がくっきり
見えるのがニワゼキショウの白花で、オオニワゼキショウはそんなに
しま模様が目立ちません。ニワゼキショウとオオニワゼキショウ。よく似て
いて、違うところもしっかりありますね。



でも、図鑑やwebの記事では、ニワゼキショウ以外の種に関する記述は結構、
曖昧なんです。
ニワゼキショウの仲間は交雑しやすく、専門家さんたちの間でも分類に関し、
まだ、定説か固まっていないところもあるそうなんです。

この日はまだ咲いて居なかったけれど、公園の日陰にはもっと大柄で、藍色の
花が咲くお仲間もあります。

200621_niwazekisho9.jpg

それから各種の交雑種も見られます。更にマニアックな過去記事もあります
ので、ヒマで困った方だけどうぞ。

2008/ 6/23付 「ニワゼキショウにもいろいろ」

あ、ちなみに、公園と近くに道ばたでも、分布がだいぶ変わりました。年々、
移動しています。今は道ばたと池のほとりにオオニワゼキショウの群落が有り、
芝生広場のニワゼキショウはぐっと数を減らしました。池のほとりにまで
オオニワゼキショウがやって来てからと言うもの、交雑種の不稔の株が姿を
消しました。いろいろ不思議で興味深いです。


マニアックな話はこのくらいにして、この時期の道ばたの別のお仲間もご紹介。

200621_a_yugesho.jpg

アカバナユウゲショウです。
これもねぇ、面白いお花ですよ。赤いのは花だけじゃ無くて、何かしらあれば
葉っぱまですぐ赤くするし、ユウゲショウって言う割には、朝から咲いてるし。
突っ込みどころが多いし、花後の変化も面白いし。見ていて飽きない道ばた
メンバーです。


つんつんした草の葉が目立ってきた中に、しゅっと伸びてきたこれは

200621_nobiru.jpg

ノビルのつぼみです。また、薄紫のお花が見られる季節がやってくるんだなぁ。
なんて楽しみになるつぼみです。



GWの道ばたでは、春からずっと咲き続けているブタナがまだまだ頑張っていたり…

200621_butana1.jpg

ブタナの隣にやたらに大きなカタバミの花が咲いたり。

200621_butana2.jpg

これ、オッタチカタバミって言うらしいですよ。

200621_o_katabami.jpg

カタバミに、タチカタバミ…って名前を先につけちゃったものだから、
外国から、まさにタチカタバミって名付けたい草が帰化し始めた時に、つける
名前が無くて困っちゃったのかなぁ。

地面から太い茎を出して立ち上がり、ちょっと上の方で四方に茎を出して
花を咲かせるカタバミのお仲間。比較的新しい帰化植物で、故郷は北米だ
そうです。


そうそう、冬場のロゼットを眺めたマメグンバイナズナ。

200621_m_gunbai_n.jpg

茎が伸びて、お花が咲き始めましたよ。ちっちゃい実がびっしり並ぶと
ちょっと微妙に色付いてきれいです。



5/3のおさんぽはもうちょっと続きます。公園に行って木の花、花だんのお花を
見て回ります。良かったらおつきあいくださいませ。




posted by はもよう at 22:38| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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