2020年06月25日

ツボスミレの花

今日も実家の方へ用事があって出かけてきました。出がけは結構な雨が
降って居たので、到着までに止んでくれますようにとお祈りしつつ行き
ました。そろそろ、街にも通常の賑わいが戻っていて、久し振りに
たくさんの人を見ました。雨の方は、ちょっとは降られたけれど、用事が
済む頃には止んで、傘をしまって帰ってこられましたが、暑さとマスクの
息苦しさで、いつも以上にくたびれました。今年の夏は暑くなりそうな
予報が出ていますが、大丈夫かしら?と不安になりました。いろいろ気を
つけなきゃいけませんね。

記事の方は5/3のおさんぽ写真の続き。雑木林の林床で、すみれのリレー、
最後のお花、ツボスミレが咲き始めました。

200625_tubo_s1.jpg

その他、林床に咲く小さなお花をご紹介します。





丸っこい葉っぱに白い小さなお花。

200625_tubo_s2.jpg

春一番に咲くコスミレやアオイスミレ、タチツボ、スミレ、ヒメ、ノジ、
アケボノと来て、このツボスミレが咲くと、スミレの花の季節も終わるん
だなぁと思います。

ツボスミレ、別名をニョイスミレとも言います。ツボ(坪)は庭のこと。庭に
咲くようなスミレという意味。ニョイは「如意」と書き、仏具のこと。
葉の形が似ているそうです。

ツボスミレのお花は、葉っぱや草丈に比較して小さいのが一番の特徴で
しょうか。

200625_tubo_s3.jpg

白くて、一番下の花弁、唇弁に紫色の筋が入ります。
両脇の側弁は強く反り返って、お花は横長のイメージ。

200625_tubo_s4.jpg

↑これなんか反り返りすぎて丸まってます。
お花の後ろの距は、太くて短くて萼からほとんどはみ出ないくらい。

葉っぱの切れ込み具合が円グラフの3/4みたいだなと、いつも思います。

200625_tubo_s5.jpg

葉の付け根に有る托葉に全く切れ込みが無いのも特徴的。タチツボスミレの
派手に櫛のように裂ける托葉とは大違いなんですね。

他のすみれと違って、とても背が高くなるのも特徴のうち。

200625_tubo_s6.jpg

まぁ、タチツボスミレも結構、背が高くなることがありますが、花の色が
違うから悩むことは無いでしょうね。

今年はとうとうアカネスミレに会えなかったり、久し振りにマルバスミレに
再会したりしましたが、これでとうとう今年のすみれのシーズンはおしまい
です。夏に大きくなった葉っぱを見たり、閉鎖花を眺めたりするかもしれ
ませんが、ひとまずはお疲れ様。また来年。



夏に咲く花も準備中です。こちらは夏に咲くコナスビの葉っぱ。

200625_konasubi.jpg

地面に這わせた茎の下に黄色い花を咲かせます。写真に撮るの大変なんだ
からねぇ。それでも咲くの待ってるよ。



地面から吹き出した緑色の噴水。これはヤブランの葉っぱです。

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お花は夏を通り越して秋に咲きますが、今から葉っぱを茂らせて準備します。
お花のあとは黒い実をつけます。お仲間のヒメヤブランはもうすぐお花の
季節です。



この時期、せっせと地面を覆っているのはヘビイチゴ。

200625_hebiitigo1.jpg

なんですか、いろいろなよその国の草を持って来てグラウンドカバーにして
いるお庭がありますが、私、日本のお庭のグラウンドカバーはこれでいいと
思うんですけど、ダメなの?ちなみに実家の庭は、私が世話するように
なってから、ヘビイチゴがのさばってます(^m^)。

200625_hebiitigo2.jpg

可愛らしい黄色の葉っぱ。白矢印で示した部分。副萼片が大きいのが特徴です。
後で出てくるそっくりさんのヤブヘビイチゴと比べてくださいね。



グラウンドカバーその2。ムラサキサギゴケです。ちっちゃいお花の草が多く
所属しているゴマノハグサ科の一員。匍匐枝を出して地面に広がる様子がコケ
のよう。

200625_m_sagigoke1.jpg

そっくりさんのトキワハゼと見分けが付かないなんて言われますが、あちらは
庭の雑草、こちらは草むらの野草。生える場所、好みが違います。そしてお花の
見分けポイントは、ムラサキサギゴケにしか無い、ウサギの耳のような上唇と
呼ばれる上の方の花びら。トキワハゼはこの部分が小さくて目立たないんです。
ウサギ耳はムラサキサギゴケ。覚えやすいですね。

こちらも、公園でレジャーシートを広げようと思うような場所に群生して
いますので、来年のGWの頃にでもまた、思いだしてみてください。

200625_m_sagigoke2.jpg

何もねぇ、よその国の草をわざわざ植えなくったって、これで十分素敵なグラ
ウンドカバーになると思うんだけど。ダメなのかなぁ。



雑木林ゾーンにあるヤマジノホトトギスの群落。いつも草刈り隊に刈られないか
心配しながら見守っています。

200625_yamajino_h1.jpg

これは土手のところの群生。ふふふ…、ますます増えている。楽しみだな。
緑の葉っぱ見てにやにやしてたら怪しいですよね。気をつけよう。



あ、有りました。ヤブヘビイチゴ。日向好きなヘビイチゴに対して、日陰好
きなヤブヘビイチゴ。葉っぱの色がちょっと暗い緑色なのも特徴のうち。

200625_y_hebiitigo1.jpg

それから条件が合えば、驚くくらいの大型化も可能です。ヘビイチゴのそっ
くりさんだったことを忘れるほど大きくもなります。

でも、うっかり似たようなサイズだった場合の見分け方はこの副萼片。

200625_y_hebiitigo2.jpg

ヘビイチゴに比べて、ぐっと小さめです。真上から見て花びらからあんまり
出て居ないくらいがヤブヘビイチゴ。
ピエロの衿かって言うくらいはみ出ているのがヘビイチゴです。

でもね、本当は一番違うのはお花のあとに出来るイチゴ。美味しくないけど
可愛い赤い実です。ヘビイチゴの実は白っぽい赤で、ヤブヘビイチゴの実は、
つやつやの真っ赤っか。今年も、見つけられるかなぁ。



あ、お気に入りのお花、ムラサキカタバミがここにも咲いていた ♪

200625_m_katabami.jpg

可愛いでしょう。結構、乱暴なほど繁殖力旺盛なカタバミ中では、あんまり
暴れないのも良いところ。ご一緒するのはジャノヒゲの細い葉っぱです。




こちらは一足早く咲いてGWの頃には、実が実りまくっていたクサイチゴ。

200625_kusaitigo1.jpg

真っ白に咲いて居た群落には、赤い実がこんなに。

200625_kusaitigo2.jpg

年々、数を減らす種も多いのに、クサイチゴは増えるばかりです。

200625_kusaitigo3.jpg

草と付いていますが木イチゴの仲間。これでも木の仲間です。



ヒマラヤスギの根元に、2カ所目のヤマジノホトトギスの群落。

200625_yamajino_h2.jpg

ヒマラヤスギのこっち側と…

裏側にも、2カ所。

200625_yamajino_h3.jpg

他の草も勢いよく育っているけれど、ヤマジノちゃんたちも負けて無くって
イイ感じ。秋まで頑張れ、お花を見せてね。そしてタネを蒔いて増えてね。



ヤマジノちゃんたちと競うように咲いて居たのが、ヤブタビラコ。

200625_y_tabirako.jpg

春先はちっちゃかったけれど、5月ともなるとこんな群落を形成します。
花茎もぐっと伸ばして葉っぱもたっぷり茂ってすごい勢い。

大きな群落の中にオニタビラコが1本だけ混じっていました。

200625_o_tabirako.jpg

ヤブタビラコとコオニタビラコは同じ属で、花後に綿毛になるオニタビラコ
だけ別の属なんですよね。



これは、何度目の登場?オヤブジラミです。

200625_o_yabujirami.jpg

か細い茎の小さい花にピントが合うと嬉しくてまた撮っちゃうのよねぇ。
このあと、夏が来るって言うのに、ひとりだけ秋の装いになって枯れちゃい
ます。我が道を行くタイプ?オヤブジラミが終わると、もうちょっと爽やかな
印象のヤブジラミが咲き始めます。



雑木林のそのちょっと先で花後に綿毛になる黄色い花を見つけました。

200625_nigana.jpg

↑ニガナです。ようやくシーズン・インと言ったところ。これからたくさん咲く
予定。シンプルな舌状花5つだけのお花で、花後のシンプルな綿毛もなかなか
素敵です。



こちらはヘビイチゴに似たお花だけれど、イチゴが実らないミツバツチグリ。
まだ咲いて居たんだって驚いたくらいの頑張り屋の株。

200625_m_tutiguri.jpg

ヘビイチゴじゃ無いって確信するのは、お花のすぐ下で茎が枝分かれしている
ところ。この花には赤い実はつきません。あの、花後の萼が開いたら赤い実は
無くて、苺の表面に散らばるタネだけがまとまって入って居るのがみえるはず。



この記事ラストの写真は何の変哲も無く見えるタンポポ。

200625_tanpopo1.jpg

写真だと解りませんが、これ、通常だとお花の直径3cm程度が多い中で、
5cm有った大輪咲き。

同じ株から伸びていた花後で萼の様子を観察すると…典型的な関東タンポポ
ではない。

200625_tanpopo2.jpg

うーん、何タンポポに近いかなぁ。
大輪咲きと言えば、関東タンポポの亜種と言われるシナノタンポポなんだ
けれど、そういえば似ているかも。うちの方でもたま〜にね、見つかるん
ですよ。そうだといいな。


5/3のおさんぽ、まだまだ続きます。雑木林の林床のお花から、まだ咲いていた
フデリンドウまで。良かったらまたおつきあいくださいませ。



posted by はもよう at 22:41| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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