2020年08月07日

幼いつる草

夕べも暑かったけれど、ちゃんと冷房を入れました。夜中でもセミが鳴いていて
賑やかでした。あけて、今日もやっぱり暑かったです。お茶もたくさん飲みまし
たが、汗かく自分がいやになるほど汗だくでした。帰ってきたらさっそく
シャワーを浴びましたよ。いやぁ、シャワーって有難いなぁ。こざっぱりして
からお料理したらまた汗だく(^^A)。頑張りましょう。明日から3連休です。

記事の方は6/3に隣町の公園へ行って撮ってきた写真から。木の花を眺めて、
今度は足下の小さな草の葉に目を向けます。

200807_nobu_ebid1.jpg

ほら、林床を這っていたこれはなんのつるかなぁ?





ここは前の記事のネジキが立っていた場所の奥。スギの林の中です。

200807_yamayuri.jpg

翌月には白くて大輪のヤマユリがたくさん咲くところ。

スギの樹の下は年中日陰なのであんまり丈の高い草は茂りません。公園の管理人
さんたちが草刈りしてくれているのもありますが、草の姿はまばらです。
まばらなら、一つ一つの草の葉が目に入ってきます。

冒頭の一枚、もうちょっと引いて周りを撮るとこんなです。

200807_nobu_ebid2.jpg

大きくて鋭くとがったところのある葉っぱがノブドウ。あんまりとがって居ない
のがエビヅルの葉です。


他にも、エビヅルのつるの先は真っ白に見えるほど細かい毛に覆われています。

200807_ebiduru1.jpg

それから、名前の由来にもなった、つるの途中にエビ(葡萄)色の赤みが差して
います。この写真でははっきりしませんけどね。

ノブドウの方は、毛深いながらも、エビヅルとは違い、粗い毛が生えている感じ。

200807_nobudo1.jpg

巻きひげが元気に伸びていますね。これはエビヅル、ノブドウ共通の特徴です。

夏のうちでお花が咲いて居れば更に確実に見分けられます。エビヅルはブラシの
ような花で、ノブドウはヤブガラシによく似た花です。


白く見えるほど毛深いつるの先…というのはもう1種類有って、こちらのアオ
ツヅラフジも白く見えるほど細かい毛が生えています。

200807_a_tudura_f1.jpg

葉の形が違うので、エビヅルと見間違いようは無いのですが、これがまた、
アオツヅラフジは、株ごとに葉っぱの形にバリエーションが多くて素人泣かせ
です。ハート型だったり三裂したり、三裂の仕方もツタの葉に似ていたり、
Tの字型だったり。楽しいですけどね。慣れないうちは戸惑いますよね。



こちら、エビヅルに、カラスウリがからんでいると思って撮りましたが、

200807_ebi_kara.jpg

それだけでは有りませんでしたね。

先ずはコイル状の巻きひげを出しているカラスウリ。

200807_karasu_u.jpg

コイル状の巻きひげは瓜の仲間のお約束のようなもの。カラスウリ、スズメウリ、
キュウリやカボチャ、ゴーヤーまで瓜の仲間はだいたい、コイル状の巻きひげを
持って居るので、手がかりになります。
カラスウリの葉の質感はつや消し、マットな仕上がりです。色も濃いめの緑色。

変わってエビヅルは、巻きひげは巻き付くまではまっすぐ。

200807_ebiduru2.jpg

葉っぱはちりめんじわがあって、若干ツヤ有り。

そうそう、それ以外も写り込んでいました。エビヅルとカラスウリ以外は…
画面右下のサオトメバナ。

200807_saotome_b.jpg

間延びした長めのハート型の葉っぱです。

そして、3枚ワンセットのキヅタの幼植物。

200807_kiduta.jpg

キヅタは、芽生えたての頃や、地面に近い葉っぱなどが、この形になることが
多いようです。大きくなると革質の立派な葉っぱになるんですけどね。



こんな風に写すと大きな葉っぱみたいに見えちゃうかな。

200807_sansho.jpg

山椒の幼樹です。まだ芽吹いて日が浅いおちびさん。可愛いですね。



こっちの大きな葉っぱはなんの幼樹かな。アカメガシワ?

200807_yama_t_ume.jpg

そこにからんでいるのは

つやつや葉っぱのヤマノイモのつる。ちょっと赤みがかかっているつるが
綺麗です。お花は白い粒々。オニドコロと紛らわしい株でも、お花は全く
違うからわかりやすいです。

200807_yamanoimo.jpg

葉っぱは細長いハート型。秋にまっ黄色に色付くとキツネのお面みたい。
葉脈が葉っぱの柄から先まで枝分かれすること無く続いているのも大切な
見分けポイント。葉は2枚ずつ向き合って付く(対生)んだけれど、幼植物の
うちは1枚ずつ付く(互生)こともあるので、素人には難しいです。

里山の、腕に覚えのある大人はこの葉のある場所を覚えておいて、秋に自然薯
掘りをするそうです。大変だけれど、大勢でやればお楽しみになるみたい。
ご褒美は天然の自然薯で作る極上のとろろ飯かな。


ヤマノイモの反対側に延びていたのは、木の葉のようなツルウメモドキのつる。

200807_t_umemodoki.jpg

えらい勢いで伸びますよ。

これだけだと思っていたら、まん中あたりにアオツヅラフジも隠れていました。

200807_a_tudura_f2.jpg

白っぽい葉っぱとつるの先、つやっとしたハート型の葉っぱがツルウメモドキの
つるの下の方にからんでいました。



よく見かけるつる草を何種類も丁寧に見て来たから、こんな茂みを見ても大丈夫。

200807_turukusa.jpg

どれがどれだか見分けられ…る…よね。



この頃はあんまりつる性植物っぽく無かったけれど、タチシオデです。

200807_tatisiode.jpg

そしてこちらは…

そっくりだけれど、ちょっと違う。サルトリイバラみたい。違うかな。

200807_sarutori_i1.jpg

似てるんだけどなぁ。

つるの先の表情がサルトリイバラだよね。

200807_sarutori_i2.jpg

葉っぱとか、巻きひげとか、よく似てる点が多くて、たまに迷うけど…

200807_sarutori_i3.jpg

あ、有った、鋭いトゲ。猿をも捕らえる鋭いトゲ。幼植物だと良く見ないと
見つからないくらい小さいけれど、これで間違いなし、サルトリイバラだ。
邪魔にされて刈られやすいので、なかなか赤い実まで見られないけれど、
個体数は少なくないのよねぇ。どこかに実が実るまで放っておいてもらえる
ところ、無いかしら。



さて、そろそろ歩き出すことにしましょう。スギの林をでて、公園内の谷に
なって居るあたり。

200807_egonoki.jpg

大きな木が立っていて、真夏でも涼しい濃い木陰になるところです。

ここに大群落を形成しているのがコバギボウシ。

200807_k_gobosi.jpg

そして、その葉っぱを覆い隠そうと伸びてくる、こちらもつる性の
コボタンヅル。

200807_k_botan_d.jpg

ボタンヅルの変種らしいです。葉っぱが3回3出複葉で、ボタンヅルよりも
複雑で綺麗です。残念なのはお花があんまり咲かないこと。以前は公園裏の
北向きの斜面にたくさん伸びていたけれど、お花あんまり咲かない割に、
どうやってここへやって来たんだろう?ちょっと不思議です。



もしゃもしゃ茂った葉っぱの透き間にちっちゃいお花発見。

200807_tobana1.jpg

あら、まだ咲いててくれたトウバナちゃん。

200807_tobana2.jpg

こんなちっちゃいお花に、気がつけて良かった。

200807_tobana3.jpg

こんな風に咲くからトウバナです。咲き進むと塔が高くなるんですよ。



少し日当たりの良いところへ行くと、コインくらいの大きさのてかてか光った
葉っぱが地面をおおっています。

200807_o_tidome1.jpg

セリの仲間のオオチドメです。

200807_o_tidome2.jpg

6月はお花の季節。ちっちゃいんですけど、ついつい撮りたくなっちゃう
小さな花。↑ これはつぼみと実りかけの実。

花盛りの花の穂はこちら。

200807_o_tidome3.jpg

結構いっぱい咲いてますでしょ。10コくらい付いて外側から咲いていくん
ですって。花の塊全体で直径1cmくらいかなぁ。もう、虫眼鏡が無いと鑑賞
出来ません。

ノチドメ、オオチドメ、ヒメチドメと、私の行動範囲には3種類が見られ
ますが、見分けポイントは、葉に切れ込みが少なめで、花や実が葉っぱより
背が高く、飛び出しているのがオオチドメ。

200807_o_tidome4.jpg

葉の切れ込みが多めで、花や実が葉より背が低くて、葉に隠れているのが
ノチドメ。そして、見間違いようがないくらい小さいのがヒメチドメです。
オオチドメは結構あっちこっちにあるんだけれど、ノチドメとヒメチドメは
だんだん見つけづらくなっているので、毎年、会えたら嬉しいと思っています。
今年はどうかな。


おさんぽはまだまだ続きます。今度はまた別の谷を目指して、久し振りの花と
つぼみに感激したり、更にドングリの林でクヌギのどんぐり赤ちゃんを眺めたり、
テイカカズラの花を見上げたりします。

良かったらまたおつきあいくださいませ。



posted by はもよう at 18:21| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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