2020年08月11日

ホタルブクロ開花

いやぁ、本気出して来ましたねぇ、今年の猛暑。3カ所で40℃越えですって。
猛暑だ猛暑だって言われつつも、連休中は幸いそれほどでも無いかなと思って
居ましたが、連休明け初日に本気の猛暑がやって来ましたよ。もう、1日中、
オーブンの前にいるような熱風。クーラーをつけてあげたいけれど、換気も
しなくちゃだし、なかなか大変な1日でした。明日も暑いんでしたっけ?
気をつけましょう。そんな中、私はお花が終わっちゃうのが心配で、昼休みと
帰りがけに土手までキツネノカミソリを見に行って来ました。センニンソウの
一番花も見つけて、夏の終わりをちらりと感じて参りました。

さて、記事の方は6/3のおさんぽの続き。

200811_hotaru_b1.jpg

お気に入りの観察スポット、隣町の公園裏の北向きの斜面でホタルブクロが
咲き初めました。






公園内をあちこち見て、裏門から出たら北向きの斜面の下の道です。
この日一番最初に撮ったのは、元気に葉を伸ばしたノダケ。

200811_nodake.jpg

セリ科の多年草で、秋に暗い赤い色の花を咲かせます。セリ科の花は白いもの
が圧倒的に多いので、ノダケの花色はユニーク。秋の枯れ野によく似合う、
渋いお花ですが、春から夏は大きな葉っぱを広げてたっぷり太陽から栄養を
もらいます。



春に咲いていたオヤブジラミはすでに秋の装い。

200811_o_y_jirami.jpg

シラミに例えられたひっつき虫は実です。お花の頃は緑色だったのに、すっかり
赤くなって、秋の紅葉のようです。これからは、お仲間のヤブジラミが初夏に
良く似合う爽やかな白い小花をたくさん咲かせる予定。バトンタッチは万全です。



自宅そばで、写真だけは撮っていたユキノシタ。ようやく「北向きの斜面」に
来られたので、最近はめっきり小さくなってしまった群落にカメラを向けました。

200811_yukinosita1.jpg

あ、前の記事に載せたトウバナも写り込んでた。

ユキノシタは日陰が好きな草ですので、上に覆い被さるように枝が伸びていた
今までの環境が好きだったのですが、大規模に伐採されてすっかり日当たりが良く
なってしまってからは他の葉っぱに隠れるように葉を広げています。

200811_yukinosita2.jpg

それでも、こんなに綺麗なお花が咲かせられるんだから良かった。

今となっては大群落を形成することは出来ないけれど、それでも芽を出した場所で
精一杯育ってお花を咲かせて居るユキノシタはたいしたものです。

200811_yukinosita3.jpg

これからも頑張ってね。影ながら応援しています。



こちらはボランティアさんたちに保護されているヤマユリです。

200811_yamayuri1.jpg

おかげさまでどんどん数が増えています。

200811_yamayuri2.jpg

ほら、こっちにもどーんとそびえて居ます。白くて大きなお花が咲いたらまた
見に行かないといけないな。



夏が来たのを象徴するように、アジサイとタケニグサが並んで生えていました。

200811_aji_takeni_g.jpg

先ずはアジサイが盛りを迎えて、梅雨明けしたらタケニグサかな…なんて
思いながら撮りました。



斜面の中、他の草の葉の間から大きな黄色い花束が顔を出していました。

200811_nigana.jpg

前の月から、元気に咲いて居たニガナの花です。



ニガナが咲く斜面のそばには今回の目的、ホタルブクロの大群落が有ります。

200811_hotaru_b2.jpg

まだ咲き初め。細いつぼみが、風船みたいにふくらんで、パンとはじける
ように咲くんです。この、風船みたいなつぼみが可愛くて、見つけると嬉しく
なります。

ここで見られるホタルブクロには、普通のホタルブクロと山地性のヤマホタル
ブクロがあって、同じ様に咲いて居ます。

200811_hotaru_b3.jpg

見分けポイントは萼の形。萼は5つくらいに裂けるのですが、その引っ込んだ
部分に付属体が付いていて、反り返っているのが基本のホタルブクロ。
付属体がないのがヤマホタルブクロです。で、これは基本のホタルブクロ。



同じ斜面には以前からずっとあったコボタンヅルとか…

200811_k_botan_d.jpg

最近見られるようになったトゲヂシャとかも生えています。

200811_togedisha.jpg

どちらもお花が地味なところは残念ですが、個性がはっきりしているので
見つけやすいです。


良く茂った草むら。いろんな形の葉っぱが見られます。

200811_kusamura.jpg

本当にいろんな形があるものだなぁ。


もう少し先に今度は白いホタルブクロの花が咲いて居ました。

200811_hotaru_b4.jpg

ニガナのお花もご一緒しています。 

こちらの萼も見てみると…

200811_hotaru_b5.jpg

あ、これはヤマホタルブクロの方ですね。萼の引っ込んだ部分に何もあり
ませんでしょう。花色は、どちらにも赤紫と白の二色あって、どちらの方が
多いと言うことはありません。


こちらは基本のホタルブクロ。

200811_hotaru_b6.jpg

まだふくらんでいないつぼみです。



で、ここでちょっと別の葉っぱが目を惹きました。

200811_o_kamome_d1.jpg

以前は毎年のように探して写真に撮っていたのに、最近めっきり姿を見なく
なって居たオオカモメヅルです。

200811_o_kamome_d2.jpg

葉っぱは白いんじゃ無くて、ちょっと艶があって光を反射しているんです
けれど、それより、あらま、つぼみが付いている。久し振りにお花が撮れる
チャンスかも…というコトで、オオカモメヅルも一緒に探しながら進みます。



斜面のちょっと奥の方に咲いて居たコアジサイ。

200811_koajisai1.jpg

大好きな木の花なので、一応撮ってみたけれど、そのうちもっと近くで撮れる
だろうと思って居ました。

200811_koajisai2.jpg

でも何故かこの日は遠く、斜面の上の方にしか咲いて居なくて、気がついたら
ちゃんとしたお花が撮れないまま、シーズンを終わっちゃいました。

200811_koajisai3.jpg

残念だけれど、これが唯一の今年の写真です。これだけでも撮っておいて
良かった。また来年、番張ります。



あの、びっくりしちゃった大規模伐採からしばらく経って、草地はほぼ回復
しましたが、

200811_bassaigo.jpg

大量に伐られた木々は簡単には戻りません。ずいぶん植相が変わるだろうなぁ。



ホタルブクロの方ですが、やはりシーズンは始まったばかり、まだまだ
花数は少ないです。

200811_hotaru_b7.jpg

綺麗な赤紫のお花があったのでいろんな角度から撮ってみました。
↑右から。


↓正面。

200811_hotaru_b8.jpg

↓左から。

200811_hotaru_b9.jpg

なかなかボリュームのあるお花ですよね。

ホタルブクロの名前は、里山の子どもらがこの花に蛍を入れた遊んだからと
思って居ましたが、今、図鑑を見直したら「ほたる:火垂」だけで、古語の
ちょうちんの意味があるんですね。地域によって呼び名がいろいろあって、
チョウチンバナと呼ぶ土地もあるそうなので、案外、単純にちょうちんって
言う意味だったのかも知れませんね。

200811_hotaru_b10.jpg

ちなみにこの花は基本のホタルブクロでした。



この記事最後はハエドクソウ。6月になると目立ってくるユニークな多年草。

200811_haedoku_s1.jpg

根を見つめた汁でハエ取り紙を作ったのでこの名が有ります。細い茎の途中に
小さな花を咲かせますが、これがまたひっつき虫になるんですよ。

200811_haedoku_s2.jpg

拡大すればなかなか可憐なお花ですが、鑑賞にはやはり虫眼鏡が必要です。
お花は小さくても、夏が深まるにつれて草の方はだんだん大きくなります。



次回は久し振りにお花を見つけたオオカモメヅルについてご紹介します。
小さい花なんですけどねぇ。何故か引かれちゃう不思議なお花です。
良かったらおつきあいくださいませ。




posted by はもよう at 18:26| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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