2020年09月01日

珍珠梅と糸蘭

今日から9月、夜、かなりまとまった雨が降って肌寒い?って思うほど気温が
下がり、今朝になっても涼しいまま。セミも黙っていましたよ。日中は日差し
こそ無かったけれど、雨は降らなくて済んだし、セミも途中から鳴き始めまし
た。カレンダーに合わせた季節の切り替え、ちょっと激しかったかな。それで
も、9月の残暑は厳しそうという予想が出ていました。気をつけよう。

記事の方は6/14のおさんぽの続き。近所の公園までやってきたのは見たい
お花があったからです。

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別名、珍珠梅。ニワナナカマドの白い花です。









これは、今年の5月に元の姿が解らなくなるほど強剪定された、元大エノキ。

2020/ 5/19付 「花海棠と榎」

太い幹とほんのちょっとの枝しか残らなかったので、復活出来るのかどうか
心配でしたが、

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この日、切り口から枝がでて葉っぱが茂っているのを見かけました。これから
時間はかかるだろうけれど、元通りとは行かなくても、何とか長生き出来るくらい
まで復活して欲しいです。



さてさて、次はいよいよニワナナカマドです。葉っぱがそっくりと言うだけの
関係ですが、梅雨時に素敵な白いお花を咲かせる低木です。

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丸いつぼみと咲けば梅の花のような小花。中国名は珍珠梅、珍至梅(ちんしばい)。
なるほど納得の姿でしょう。

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中国原産、バラ科ホザキナナカマド属の落葉低木。

ナナカマドは春のお花の他にも秋の紅葉と赤い実が見所ですが、こちらは花のみ。
はっきりと紅葉はしないし、実は赤くなりません。って言うか見た事あったかな?

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でもね、お花はナナカマドよりも魅力的かも知れませんよ。たくさん咲きますし、
低木だからよく見えます。

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梅雨時に咲くし、雨上がりに水玉を宿した姿のまた良いこと。

一つ一つのお花に注目すると、ほら、なるほど梅花の形でしょ。

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お花の頃の葉っぱがまた、一段と濃い緑でよく似合うこと。

見所はお花だけですから、この時期に行って見ておかないと、損した気分に
なります。

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ただ、このお花、寿命は短いです。しかも、お花の時期が終わると、茶色く
色変わりしちゃうので咲き始めたらすぐに見に行かなくちゃなりません。

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すっかり咲くとこんな姿になります。このあと、茶色くなるんですよ。
写してこなかったけれど。

庭園樹としては素晴らしいけれど、日本の個人のお庭には、ちょっと大きく
なりすぎなニワナナカマド。じつは、ここに大きな大きな茂みになって植え
られていたんです。

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でも、ここ数年樹勢が落ちて、もともとあった枝のほとんどが枯れてしまい
ました。ここに有るのは一からやり直したひこばえです。ようやくお花が
咲くところまで復活したんです。見上げるような大株になるまで、頑張れ。



このあたりの地面にはこんな草に覆われています。

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チドメグサのお仲間はだいたい日陰の湿った場所で見ることが多いんだけれど
オオチドメは日向の芝生の透き間でたくさん見ることが出来ます。

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葉っぱより高い位置にお花が咲くのがオオチドメの特徴。
お花はくす玉みたいに咲いて、タネになります。直径数mmのくす玉じゃぁ、
なかなか鑑賞しづらいですけどね。



立ち上がってさらに先へ。園路沿いの植え込みでは、ガーデニアのつぼみが
出来はじめていました。

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隣のエリアではヒイラギナンテンの実が最終段階まで色付いています。

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これを食べた小鳥さんには家のベランダには来て欲しくないですね。



次のエリアに咲いて居るのは、だいぶエキゾチックなイトラン。

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メキシコなど北米原産。
リュウゼツラン科イトラン(ユッカ)属の常緑多年生植物。

このイトランにお花が咲くんです。

200901_itoran2.jpg

下向きの白いお花。故郷には受粉を一手に請け負うユッカガと言う蛾が居るん
ですが、日本には居ないので、タネはできません。

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リュウゼツランのお仲間には、数十年に一度お花が咲いて、咲いたら枯れちゃう
ものもありますが、このイトランは毎年咲いてくれます。

イトランの名前の由来はこの、葉っぱからほどけでる糸のような繊維。

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厚くて丈夫そうな葉っぱ。多分、故郷は相当の乾燥地域なんでしょうね。
でも、湿気の多い日本の気候にも順応してくれてありがとう。

これがお花のアップです。

200901_itoran5.jpg

砂漠地帯に咲くイトランだったら、こんなに水玉まみれになることなんて無い
でしょうね。



芝生の上に、葉を広げ始めたのはハイメドハギ。

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3枚ワンセットの葉っぱ。マメ科です。秋には蝶型花を咲かせます。



雑木林の木陰を通る園路のはみ出して居たのはこちらのチドメグサのお仲間。

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ノチドメかチドメグサだったらいいなと思って近づいてみたけど…

200901_o_tidome4.jpg

うーん、やっぱり、オオチドメかなぁ。

ここから雑木林のエリアへ入っていきます。



何度も成長具合をチェックしているヤマジノホトトギス。

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土手の群落はこの日も元気。日差しが強くなってくるにつれ、ちょっと焼け気味
になってきました。



夏の草むらで巨体を並べているタケニグサ。

200901_takeni_g1.jpg

芽を出して、どんどん成長中です。

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タケニグサの葉っぱって、雨上がりに見ると水玉がころころしていて可愛いです。



園路の隣の土手を白く染めているのはドクダミの花です。

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6月はドクダミの季節。どこを撮っても写り込んでます。



そうそう、このあたりで見かけたのはこの儚いヒトヨダケの仲間。

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透けそうな半透明のきのこです。



それからこちらは、春に咲いていたオヤブジラミのお仲間。

200901_yabujirami.jpg

初夏に咲くヤブジラミ。爽やか系でしょう。



ヤブにからんでいるつるはヤマノイモ。ヤマノイモの特徴は葉っぱが2枚ずつ
向き合って付くことですが、

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幼植物のうちは巻き付きやすさを優先して、1枚ずつのことも有るので見分けに
困ります。
私は、こんな風につるが赤っぽいのは大抵ヤマノイモだなぁと思って見ています。



その先、ヤマジノホトトギスの群落チェック。

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2カ所目はヒマラヤスギの下の群落です。

裏側に回ってみました。

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わぁ、元気そう。

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ほら、これもこれもこれも、ヤマジノホトトギスです。秋が楽しみ。



その先の林床の草地にも、可愛いきのこが生えていました。

200901_kinoko2.jpg

やっぱり梅雨時はきのこシーズンですよねぇ。

200901_kinoko3.jpg

ほら、可愛い。これも多分、一夜で溶けちゃう儚いきのこ。
可愛いなぁ。



この先もまだまだ、梅雨時ならではのお花を求めて公園を歩きます。
良かったらまた、おつきあいくださいませ。




posted by はもよう at 18:44| Comment(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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