2020年09月14日

待宵草と筮萩

今日は、朝起きて肌寒さを感じるくらいになりました。日中は晴れ、夜から
雨になり、かなり激しく降りました。お天気不安定で雲が広がりやすく、気温も
さほど上がらなくて、ずいぶん過ごしやすくなりました。いよいよ本当に猛暑と
はお別れかな?今日は昼休みに土手の方へ彼岸花のつぼみの立ち上がり具合を
見に行って来ました。草刈りが済んで広々した土手に、彼岸花のつぼみが出始め
ていました。今年はお彼岸に間に合いそうです。金木犀の枝にもつぼみの準備
が始まって居て、好機が訪れるのを待って居る感じです。さて、満開はいつ頃に
なるでしょうね。

記事の方は7/5の続き、近所の花だんを巡った後は、公園まで歩きます。

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途中の道に咲いていた待宵草。多分メマツヨイグサです。








夏の花、マツヨイグサ。モモイロヒルザキツキミソウと、お花の造りはそっくり
ですよ。

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ピンクと黄色で、だいぶ印象は違うけれど。
遠い南米からやって来て、あ、久し振り〜って思うのかな?それとも故郷では
出会うことが無かったりするのかな?

本格的な夏の到来を前に、実りの季節を迎えちゃったムギの仲間たちの後は、
イネの仲間なのかなぁ、エノコログサが目立ちはじめます。

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ついこの間までカラスムギやネズミムギが並んで居たあたりですよ。

セイバンモロコシだけは、相変わらず。

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赤い穂を立てて風に揺れています。



こちらはメドハギ。

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まっすぐな茎に3枚ワンセットの細長い葉っぱを密につける、マメ科の
多年草です。

占いに用いる筮竹(ぜいちく)の前の形、めどぎ(筮)にされました。

200914_medo_h2.jpg

国家の一大事を占うのにも使われた神聖な植物で有ったはずなのに…
最近は道ばたの雑草と化して、結構旺盛に茂っています。細かい葉っぱを
茂るだけ茂らせて、秋になったら白い蝶型花をつけます。



それから、この道ばたに長いこと茂っているノブドウ。絡みつくものが無いので
地面に広がっています。

200914_nobudo1.jpg

毎年、夏のうちに刈られてしまうので、ものすごく早いうちに花を咲かせ
実をつけます。

200914_nobudo2.jpg

お花自体は、今から咲いて居て珍しくはないけれど、夏休みのうちに実まで
完成させるのは、よそでは見ないライフスタイルです。




しばらく歩いて、公園に入ります。

ブロッコリーみたいな樹形のスダジイ。この間まで白いひものような花を咲か
せて居たけれど、

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それも散って、今は、秋に向けドングリを準備中。
スダジイドングリはユニークな殻斗と生食も出来るところが魅力です。



ユリノキの若木の列も、ほら、この通り夏の顔。

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手前は雑木林のムクノキ、サクラ、ミズキなど。いやほんと、緑陰濃くなって
素敵な景色です。



梅雨時で雨が続けば、林床にはきのこがぽこぽこ。

200914_kinoko.jpg
これまた鮮やかオレンジのきのこ。



それから、そびえる大きなヒマラヤスギ。

200914_himaraya_s1.jpg

十分大きくなると、樹幹に大きな松ぼっくりを実らせます。

200914_himaraya_s2.jpg

樹形はスギだけれど、葉っぱは松葉、実は松ぼっくりなんですよね。

ほら、ゴロゴロ実ってる。

200914_himaraya_s3.jpg

ひとつが長さ6〜13cmの堂々たる松ぼっくりですが、悲しいかな、お花の
ようにはらはらと散ってしまう運命です。でっかいまま手に入れるのには
相当な幸運が必要です。



さてさて、公園をしばらく歩いて、こちら、トウネズミモチの前です。
余所にはもっともっと大木が、それこそ問題になるくらい立っているのですが、
 
200914_t_nezumi_m1.jpg

公園の木は、もしかしたら…間違って生えて来ちゃってもてあましてます?
ってくらい、よれよれです。

例えよれよれでも、枯れかけでも、花だけはびっしり咲かせます。

200914_t_nezumi_m2.jpg

この繁殖力の強さが、要注意外来生物に指定されちゃった要因でしょうね。

ネズミモチとは違って、猛烈に咲いて猛烈に実をつけ、それがばんばん木になり
ます。見分けポイントは花期がネズミモチよりひと月ほど遅いこと。

200914_t_nezumi_m3.jpg

花は強く反り返り、葉は日にかざすと、葉脈が透けて見えること。
小鳥さんの落とし物からうっかり芽が出ちゃった場合は、早めに引き抜くことを
強くお勧めします。



そして、そのお隣にはベニバナトチノキが実をつけています。
フランスのマロニエとアメリカのアカバナトチノキを両親に持つ華やかな花木
です。

200914_b_totinoki1.jpg

お花は似ていなかったけれど、実になったら日本のトチノキにそっくりですね。
ちょっと外側のトゲが多めですけど。

で、この茶色い殻がはじけて栗より美味しそうなタネが落ちます。

200914_b_totinoki2.jpg

見た目では完全に栗より美味しそうですが、まだ、食べられると書いてある
記事に出会っていません。さて…いかがでしょう。



それからしばらく歩いて、芝生広場の端の花だんへ。
あ、ちょうど、ペンタスの所に黒いアゲハチョウがやって来た。一か八かで
カメラを向けてみます。こういう時、デジタルって便利ですよね。フィルムの
カメラじゃぁ、数撮れませんもの、もったいなくて。

200914_ageha1.jpg

ピンぼけ量産した中で、辛うじて姿をとらえたのがこちら。
う〜ん、何アゲハでしょう。

200914_ageha2.jpg

画像検索して、クロアゲハとオナガアゲハで迷っています。

200914_ageha3.jpg

どっちかです、たぶん(^^A)。



それから、公園のあずまやに絡むノウゼンカズラ。

200914_nozen_k1.jpg

ちょっと南国感有る見た目がお気に入り。

でも空をも凌ぐカズラ(凌霄花)ですからね。お庭に植えるのはお勧めしません。

200914_nozen_k2.jpg

暴れますよぉ。

結実には高温を有するはずでしたが、最近、実がなっているのを見かけます。
あれれ〜? 最近の猛暑のせい?



更にどんどん歩いてまた別の雑木林へ。
木陰の湿った地面には、硬くて細い葉っぱの草。

200914_janohige1.jpg

ジャノヒゲまたはリュウノヒゲですね。

白い小花が準備中。

200914_janohige2.jpg

もう咲いたかなと思ってあちこちの株を確かめたけれど、開花一歩手前って感じ。
後日、再挑戦せねば。冬になって色付く実が楽しみです。草むらのラピスラズリ、
うっとりするほど綺麗な青い実がなります。



大きな木の根元に生える草も、すっかり夏のメンバーに入れ替わっていました。

200914_inutade1.jpg

ブタクサにセンダングサ、

200914_sendan_g.jpg

ちらっと見えてる赤い葉っぱは…

200914_inutade2.jpg

イヌタデです。タデ科の多くが咲くのは秋。春の花が終わった頃、次々にお花の
準備に取りかかります。春は行ってしまったけれど、これからは夏と秋の楽しみ
が待って居ます。


このあとまだまだおさんぽは続きます。きのこがいっぱい出て居たり、地味な
草に注目したりします。良かったらまたおつきあいくださいませ。




posted by はもよう at 22:57| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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