2020年09月15日

鵯上戸と甘茶蔓

今日は午前中晴れて午後は曇り、夜は雨という、順番に移り変わるお天気で、
しかも、涼しかったです。まぁ、会う人会う人、過ごしやすいねぇと挨拶を
交わしました。そのくらい、有難いお天気でした。夕方の草むらから聞こえる
虫の声も一段と大きくなりました。秋ですねぇ。嬉しいなぁ。

記事の方は7/5のおさんぽの続き。今回はかなり地味な回になりますよ。

200915_asiboso1.jpg

一枚目の写真は、雑木林の林床に広がるアシボソの群落。そしてタイトルの
ヒヨドリジョウゴもアマチャヅルもまだ咲いてないんですから。






良いですよねぇ。笹みたいな葉っぱ。見るからに涼しそう。

200915_asiboso2.jpg

あ、でも、この葉っぱが涼しい木陰にしか広がらないことを知らないと、
ただの葉っぱにしか見えませんかねぇ。残念だなぁ。この葉っぱが広がって
居るところは涼しいんですよ。まぁ。ご存じない方はそうだと思って見て
下さい。


まぁ、梅雨時で木陰の道と言ったら、きのこが生えますよねぇ。

200915_kinoko1.jpg

この辺で、本当に良く見るきのこです。ありふれすぎて名前が解りません。

200915_kinoko2.jpg

きのこの図鑑に、こんなきのこ、いやって言うほど載ってます。さぁ、どれ
かなぁ。



フェンスに絡んだエビヅルの葉っぱ。どうしたことか、本格的な夏を迎える
前に紅葉?

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あんまり綺麗な赤い色だったので思わずパチリ。でもまだ、秋の写真じゃ無い
ですよ。



草むらもだいぶ夏のメンバーに入れ替わりました。細かいのはキツネノマゴ、
大きいのはイノコズチとかブタクサとか。

200915_kusamura.jpg

立ち上がっているのは野良桑の幼樹。エノキやコナラの幼樹も混ざっています。



最近、妙に個体数を増やしているのがこちらのアマチャヅル。
ウリ科アマチャヅル属のつる性多年草。

200915_amatya_d1.jpg

ヤブガラシっぽい形の5枚ワンセットの葉っぱ(鳥足状複葉)。ヤブガラシより
だんぜん か細くて葉っぱも薄いので 現物を見れば間違いないと思いますが、
形の上の違いは5枚の葉っぱの付け根が茎っぽくなっているところ。

ウリ科なので、巻きひげは細かいコイル状。

200915_amatya_d2.jpg

星の形の地味なお花を咲かせたあと、可愛い緑の実をつけます。一時ぐっと
数を減らしていて、ずいぶん長いこと実を見ていないので、そろそろお花に
会いたいなぁと思って居ます。



別の草地にまた、似たようなキノコ。同じなのか、違うのかも解りませんが、

200915_kinoko3.jpg

幼菌も一緒でファミリーみたい。

200915_kinoko4.jpg

ほらね。なんとなく擬人化したくなっちゃう風情もきのこ見物の醍醐味。

コレがこうなって、こう開いて…

200915_kinoko5.jpg

こんな風に反っくり返るのかなぁ。ねぇ、どう思います?
これだけそろえてもやっぱり、名前は解らないんですよ(^^A)。



回って参りました。来る度、生存確認をしている土手のヤマジノホトトギス。

200915_yamajino_h1.jpg

はい、7/5、元気です。日焼けしちゃうのか黄色っぽくなっているのがちょっと
気になります。

ヤマジノホトトギスが生えている土手は、この頃から大型の草が生えそろい
いつもとは景色が全く変わりました。

200915_m_matuyoi_g.jpg

私の背丈よりも大きなこの草はほとんどがメマツヨイグサだと思われます。
放っておくとこんなに大きくなるんだと驚きました。今年はイベントも無いし、
草刈り隊の出動機会も減っているようです。



早朝と雨上がりの相乗効果でまだ、あちこちの葉っぱに水玉が残っています。

200915_mizutama1.jpg

ころころした水玉も、涼しげで良いものです。

200915_mizutama2.jpg

ああ、いっぱいだ。



次に薮で注目したのは、こちらのヒヨドリジョウゴ。ナス科ナス属のつる性
多年草。

200915_hiyodori_j1.jpg

柔らかい毛に覆われた、若干、朝顔似の葉っぱが目印です。

お花が咲いたら、ナスやトマトのお花に似ていると思われるでしょう。

200915_hiyodori_j2.jpg

この時期、結構、一本立ちしているのでつる性ってことがわかりにくいかと
思い、絡みついているところを撮ってみました。

200915_hiyodori_j3.jpg

絡んでいるところだけで、葉っぱが写り込まないという残念な結果に。

このつるの中程を撮ったんですけどね。

200915_hiyodori_j4.jpg

なかなか思うようには行かないようです。
ナス科らしいお花のあとは、極小のプチトマトのような実がなります。
食べられると書いてある記事はまだ見た事がないのですが、色付く様子が
とてもフォトジェニックでお気に入りです。去年はたくさん撮れたので
今年も期待しているんですが、どうかなぁ。



向こうの林床はアシボソ優勢だったけれど、こちらの林床はチヂミザサ優勢。

200915_tidimi_z.jpg

どちらか一方しか見ないと、あれ?って迷ったりしますが、両方見ると
ああ、こんなに違うって思うんですよね。どちらも笹に似た葉っぱだけれど、
やっぱり個性は際立ちます。



こちら、ヤブジラミ。春に咲くのは咲いてすぐに秋っぽい色合いに変わって
居たのは、オヤブジラミ。

200915_yabujirami1.jpg

そっくりだけれど、夏の林床でどこまでも爽やかなのはこちらのヤブジラミです。

お花に注目すれば、セリ科らしい白い小花。

200915_yabujirami2.jpg

オヤブジラミよりはもうちょっとだけ、お花らしいです。

実が出来ても、秋っぽい色合いにはなりません。

200915_yabujirami3.jpg

オヤブジラミは実も、葉っぱも赤くなって居ましたけどね。
それでも実は、シラミに例えられるくらいしつこいひっつき虫になります。



本格的なタデの花シーズンは秋ですが、夏が来れば咲き始めるのはイヌタデ。

200915_inutade1.jpg

都会の道ばたでも咲いて居る 雑草中の雑草ですが、雑木林の林床だと違う植物
みたいで、もしかしたら、ハナタデなのかなぁと迷います。

200915_inutade2.jpg

ねぇ、これ見ちゃうと、どうかな?って思うよねぇ。時期からして多分、イヌタデ
なんだけど。



ヒマラヤスギの並ぶあたり、背の高いのはイノコズチ。

200915_inokozuti.jpg

多分ヒカゲイノコズチ。


ワンポイントのある葉っぱから長い花の穂が出てきたら、そっちはミズヒキ。

200915_mizuhiki.jpg

このあたりは、この2種の大きめの草が群落を作ります。



それ以外は圧倒的なつる草の薮。

200915_turukusa.jpg

ヤマノイモ、ヤブガラシ、コボタンヅルにオニドコロ。そこにドクダミや
チヂミザサなどが絡んでなかなかのカオスです。



ヒマラヤスギの松葉の透き間に小さなきのこ。

200915_kinoko6.jpg

さっきのと絵面は一緒だけれど、大きさはぜんぜん違って、こちらは小さいの。
一夜で消えちゃいそうな儚いきのこでした。



ヒマラヤスギの下のヤマジノホトトギス。

200915_yamajino_h2.jpg

ここにも元気に茂ってます。

ヒマラヤスギの裏側にも。

200915_yamajino_h3.jpg

ほら元気に育ってます。よしよし。



せっかくの梅雨時なので、ツユクサもご紹介。

200915_tuyukusa1.jpg

綺麗な青い色ですよねぇ。

結構、いろいろな工夫をして生きている花なんですよ。

200915_tuyukusa2.jpg

青い花をつぶしてとった色水は簡単に落ちるので、染め物の下絵を描くのに
使われたり、下痢止めや解熱などの働きのある薬草としても利用されたそう
です。ダミーのおしべとか、偽物の朝露とか…いろいろ戦略家です。




7/5のおさんぽ、まだまだ続きます。今度は人工の小川の方へ行ってみます。
シモツケの花とガマの穂を眺める予定です。良かったらまたおつきあい
下さいませ。






posted by はもよう at 23:39| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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