2020年09月28日

蛇の鬚と万両の花

今日は久し振りに晴れ、爽やかで気持ちの良い秋晴れの一日になりました。仕事
の方はただの週明けよりずっと忙しくて大変だったけれど、お昼休みに河原の
彼岸花を見に行ったら、とってもたくさん咲いて居ました。ナンテンハギや
ノハラアザミなど、いつものお仲間も咲いて居て、短い時間に結構たくさん写真
を撮っちゃいました。ほんと、いつもこうだと良いのになぁ。

記事の方は7/12に隣町で撮ってきた写真の最終回。

200928_saka.jpg

一枚目はもうちょっと歩いて振り返ったときの坂の様子。
記事は、まだ坂の下の「日陰の林」から始まります。






梅雨も後編に入り、西日本では災害急の大雨が降ったり、東でもお天気不安定で
強い風が吹いたりする頃のこと。

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「日陰の林」にも強風の跡が残っています。

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折れて落ちた大枝。傾いた若木。最近のお天気は乱暴で困りますよねぇ。



「日陰の林」を後にして坂道を上ります。中程に生えているこの掌状葉の木は
ヤマウコギ。ウコギ科エゾウコギ属の落葉低木です。

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オスの株とメスの株で咲く花がちょっと違って、この株は、花は派手で実は付か
ないオスの木ですが、残念ながらお花のシーズンには間に合わなかったようです。

2014/06/13付 「ヤマウコギの花」 5/17撮影



それからつる性植物のオニドコロ。うちの近所じゃぁ、一二を争う個体数の多さを
誇っています。そして時は梅雨後期。これからつる性植物に次々花が咲いて、更に
賑わうそんな頃です。

200928_o_dokoro1.jpg

色々葉っぱが紛らわしいつる性植物も、お花は全く違うので、この季節に覚えて
おいて、見分けられるようになると良いですね。

オニドコロはおばなが咲く株とめばなが咲く株に分かれるタイプ(雌雄異株)。
おばなの方がたくさん咲いて、めばなは少なめというのが良くあるパターン。

200928_o_dokoro2.jpg

だから上の写真はおばなです。拡大すると ↑ こう。まん中に6つ有るのがおしべ
です。

コレが立ち上がるようにどっさり咲きます。

200928_o_dokoro3.jpg

ちなみにめばなは垂れ下がります。以前は携帯ストラップの様にとご説明しました
が、今や誰も、携帯ストラップなど付けていませんよねぇ。はぁ、隔世の感。



ちょっと歩くと今度はモミジイチゴがたくさん見られた薮です。

200928_momiji_i1.jpg

春先にはたくさんのお花がうつむいて咲いていたこの細い枝。

毎年、実がなるのを楽しみにしているんですが、なりません。

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今年も空振りです。オレンジがかって透き通った、綺麗で美味しい木苺なんですよ。
ずっと昔は公園の中に大きな株があって、通り過ぎつつお味見〜とか出来たのに。
その大株が切り払われてからこっち、お花には会えても、なかなか木イチゴには会え
ません。でも、諦めないぞ〜。



そうそう、以前は虫喰いだらけの葉っぱはよけて通っていたんですが、虫の知識も
増えてくると葉っぱの種類と食痕で、何が居るのか見当が付くこともあるんです。
穴ぼこだらけのムラサキシキブの葉の上にいたのは…

200928_i_kamenoko_h.jpg

イチモンジカメノコハムシの幼虫。
へんてこなムシなんです。大人になるとちょっと渋めの金色の虫になるんですけど、
幼虫ちゃんだって、半透明の白いぎざぎざをまとってそこそこ綺麗な虫ですよ。
でもね、その体の上に自分のフンや抜け殻などを背負って身を隠しているんです。
面白いでしょう。最近、まめに通えなくて成虫に会えないのが残念です。

2013/ 6/14付 「金ぴかの虫3種」 5/19撮影



薮を縦横無尽に走るこの赤い茎とちっちゃい丸と大きな三角の葉っぱ。

200928_mamakono_s1.jpg

この草はタデ科のママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)です。

お花はね、金平糖みたいで可愛いんですけど、

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この茎がいけません。

下向きに並んだ鎌の形の鋭い棘。コレでお尻なんか拭かれたら、そりゃぁ、泣くわ。

200928_mamakono_s3.jpg

この草は、薮の中の他の草に寄りかかるためにこの棘を用意しただけで、誰かを
傷つけようとしたわけじゃ無いので、コレでおしりを拭くのはやめてください。
この草のことも悪く思わないでくださいね。名前…トゲソバくらいに穏やかなのに
変えてもらえたら良いのに。



あ、ガガイモの葉っぱだぁと喜んでフェンスに絡んでいるところを撮ったら、
けっこう、いつものメンツが一緒に写り込んでました。

200928_gagaimo.jpg

左からスイカズラ、ヤブガラシ、アオツヅラフジ、まん中はガガイモで、左は
これだけ樹木でムクノキの幼樹でした。お花…撮れるかな?




隣町の公園から戻って、うちの近所へ。
今度のフェンスの下には、こんな細い葉っぱの芽が出ていました。

200928_rukoso.jpg

ここまで細いのに心当たりは1種類しか有りません。コレは真っ赤な花が咲く
ルコウソウ(縷紅草)の芽ですね。今年もたくさん咲いてくれるかしら。



自宅をいったん通り過ぎて、ちょっとその先へ。駅に向かう道なんですが、
今年、ここのススキだけが、なぜだか秋を待たずに穂を出しちゃっているので、
こんなこともあったよと言う証拠写真を。

200928_susuki.jpg

いつもなら早くてお盆過ぎ、増えてくるのは9月頃に出てくるはずのススキの穂。
撮ったのは7月ですが、確か6月からでっぱなしだったはず。写真撮っとけば
良かった。何でですかねぇ。異常気象か、梅雨時の長雨のせい?



さて、ここで、出たついでにあの花が咲いてないか見てこようと更に別の場所を
捜索。何度か葉っぱをめくっても、なかなか咲いていなかったジャノヒゲの花です。

200928_janohige1.jpg

敵がちっちゃいんでね。探すのも大変なんですよ。

しゃがみ込んでうずくまってよくよく眺めて…おお、つぼみじゃない、開いてる。

200928_janohige2.jpg

良かった良かった、ジャノヒゲ開花です。

200928_janohige3.jpg

うまく撮れれば素敵な花ですよ。ちっちゃいけど。

200928_janohige4.jpg

誰も見向きもしない足下の小さな草ですが、こんな風に咲いてます。お花が咲いた
ことを忘れるくらいの秋の終わりから冬の初めに、それはもう綺麗な青い実になり
ます。


ジャノヒゲ咲いたら、もう一種類見てこなくちゃならないお花があります。こちらは
小さいと言ってもいっぱしの低木。常緑低木なので咲いて居たのはわかっているの
ですが、なかなか落ち着いて撮る機会が無くて居ました。

200928_manryo1.jpg

はい、似たようなデザインですが、こちらはお正月の縁起物、マンリョウの花です。

正月には赤い実をつけた寄せ植えなんかでお目にかかると思いますよ。

200928_manryo2.jpg

ジャノヒゲに似たデザインでしょう。但しこちらには斑点が付いていますけどね。
あれこれ回って、撮りたかったお花が撮れて、大満足のおさんぽでしたが、
7/12に撮った写真はコレでおしまいです。



このあとはなんだかんだお天気の悪い日、細々した用事で忙しい日が続いて、
おさんぽにはほとんど行っていません。次回は7/29にやっぱりご近所花だんから
隣町の公園まで行って撮ってきた写真を数回に分けてご紹介することになりそう
です。良かったらまたおつきあいくださいませ。



posted by はもよう at 20:33| Comment(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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