綿毛を見て来ました。なかなか見応えがありましたよ。いずれご紹介します。
今日は午前中は風強めながらも良いお天気でした。午後からは雲が広がって
寒々しくなりましたが、まだ、気温は平年より高め。でも油断しないように
気をつけなくてはなりません。コロナなんかに負けないぞp(^へ^)明日からまた
平日です。頑張りましょう。
記事の方は今日から9月の写真なんですが、台風騒ぎが何度もあって写真
どころじゃ無かったので、初旬の写真がほぼ無いんですよ。
あっちこっちで撮ったのをおまけ的にご紹介した後は、9/13に近所の公園で
撮ってきた写真シリーズを見て頂こうかと思います。

先ずは公園へ向かう道の様子。草刈り隊が通った後、何も無いかに見えますが、
じつはここに次回が楽しみになるようなものが出て来たんですけど、それはまた
後ほど。
先ずは9/5のご近所花だん。

白いお花は西洋フジバカマの名前で流通しているユーパトリウム。

確かにキク科のフジバカマに近い種類かも知れないけれど、やっぱり違う花
だから、素人を混乱させる名前で呼ばない方が良いと思うんだけれど。
面倒くさがって、そのままフジバカマなんて名札が付いていたりすると、
ちょっとね(^^;)。

どっちもそれぞれ素敵なお花だから、もったいないな。
アメリカ南部からメキシコあたりが故郷のキク科コノクリニウム属の多年草。
そっくりさんは背の低いアゲラタム。あちらはカッコウアザミ属だそうで、
それはそれで可愛い感じ。
背が高いのはユーパトリウムでお願いします。
でもってこの日は都内にある実家まで行って、ついでに道ばたで見かけたお花も
ちょいと撮ってきました。

こちら、ちょっとした空き地で咲いてた雑草、オオベニタデ。立派なお花でしょ。
インド、マレーシア、中国原産の一年草。元観賞用ですって。でも今は都会の
空き地で自由に咲いてます。
それから、撮りたいと思っていたけれど、なかなか機会が無かったキキョウが、
通り沿いのお店に飾ってあったので、ついついパチリ。
花屋さんじゃ無いんですよ。おそば屋さん。しか、もこの日はお休みですって。

キキョウってね、自家受粉を避ける仕組みが備わっているんですよ。
一枚目、中央のお花が咲いてすぐ。おしべがめしべを包むように立っています。
これが花粉を出しながら、開いていって、

↑ 上のお花のようにおしべがすっかり花粉を出し終わって、開ききったら、
↓ 下のお花のようにめしべの先が5裂して開くんです。花粉を出し終わるまで
受粉を受け付けない方式ね。

丸いつぼみと開ききったお花です。こうして他のお花の花粉を受け取って、自分
とは違う遺伝子の組み合わせのタネを作るんです。組み合わせが違えば、よりよい
株が出来るかも知れない。未来に期待する方法ですね。
今度は9/10。仕事場のそばで、クサギを撮りました。

ラッパの形の白い花が終わって、赤い萼が残りました。

この萼が開くと、中から青い実が出てくるんです。赤い萼と青い実。反対色の
コントラストで、目の良い鳥さんたちの注意を引く作戦です。
同じあたりに生えていたのはタデ科の秋の花イタドリです。

ハート型のお花が見えてきたあたり、これから賑やかに花盛りを迎えるところ
ですね。

イタドリはクズ同様、外国では迷惑なほど増える、侵略的外来種になって居る
らしいです。日本にいる分にはたいした悪さはしないのにね。
それを思うと、日本に入ってきて、嫌われている外来種も故郷では普通の生き物
なんだろうなあ。生き物に罪は無いんだよなぁって思います。
でも、困るのは困るんですけどね(^^A)。
さてさて、冒頭の写真の9/13です。
近所の公園へ行く道の細長い草地。いろんな草が生えて、アレチヌスビトハギ
だのヒメムカシヨモギだの、エノコログサだの眺めた後、8/23にはツルボの花が
いち早く咲いて咲き終わっちゃったのを見て愕然としたのが、11/5の記事。
2020/11/ 5付 「荒地盗人萩の花」
その後、綺麗さっぱり草刈りされちゃって、まぁ、行っても何にも無いしなぁ…
って思っていたのだけれど、
9/13に行ってみたら、あらまぁ、ツルボのつぼみがまた、上がってきていたよ。

だからさぁ、8/23より前じゃ早すぎるって言ったじゃん。
9/13じゃ、ちょっと遅いけど、梅雨明けが遅かったし、残暑はあるしで、この
くらいがちょうど良いんじゃ無いの。これからまた咲けば良いよ。楽しみだな。
でもって公園に着いて、駐車場のユリノキ並木を眺めます。

お天気いまいちだったから、色合いはどんよりしているけれど、まだまだ青い
公園の木々です。
ハナミズキだけは、一足早い秋の装い。

それは例年のことだし、例年に比べたらまだまだ遅いくらいだけれど、
葉っぱが赤くて、実がまだ緑の株が有るかと思えば…

葉っぱはまだ緑で、実の方が真っ赤って言う株も有って、何の加減で違うの
かなぁ…なんて、思いながら歩いたりして。
9月初めに咲いたこともある金木犀だけれど、去年は10月に入ってからだったし、
今年もまだ、つぼみがふくらむ様子も無い。

今年はいつ頃咲くのかなぁ。
駐車場を横切って、入り口に近い方の雑木林へ。

まだこっちの方へは草刈り隊はやってこないらしい。林床を埋めるチヂミザサの葉。
土むき出しとか、刈られた枯れ葉だらけよりは、よっぽど良いけど、草が茂り過ぎ
たらそれはそれで、歩きにくいから刈って欲しいなって思うんだ。勝手だね。
ごめんなさい(^^#)。

チヂミザサは相変わらず、べたべたするお花が咲いて居ます。足と犬をいれると
後が厄介です。
クヌギどんぐりが落ちて居ました。

もうすっかり一人前の姿になりました。後は茶色に色付くだけ。
夏の盛りからぼちぼち見かけるようになって居たキツネノマゴは、

秋になって、さらにお花の数を増やしています。
あたり一面キツネノマゴのお花…

って言うくらい増えても小さいから目立ちません。かわいいです。
雑木林ゾーンを抜けて、駐車場の脇のヒマラヤスギを見上げます。

いつも特大松ぼっくりが実る木です。

今年もたくさん並んで居ます。長さ10cmちょっとあるので、あれが高い木の
上から丸ごと落ちてきて、直撃受けたら痛くないかなぁ…なんて心配はご無用。

こんなに立派なまま落ちてくれたら飾っておきたいけれど、花びらみたいに
ばらばらになって、翼の有るタネと一緒に風に散るんです。もったいないけど、
仕方有りません。てっぺんだけ、ほどけきらずに落ちますが、それが、木で
作ったバラの花のように見えて素敵です。
花材屋さんではシダーローズって言う名前で売られて居ます。リースの飾りに
良いですよ。
それから、真夏の頃とあまり変わり映えしない公園を歩いて行って別の端っこへ。

ここに有るのは、猛烈に実が付くトウネズミモチの木。とにかく枝が折れるんじゃ
無いの?ってくらい黒い実が付きますが、この日はまだ緑色でした。
トウネズミモチのご近所はベニバナトチノキ。

ヨーロッパ原産のマロニエとアメリカ原産アカバナトチノキの交雑種。
日本のトチノキともよく似た実が付きます。

これ、見た目はものすごく美味しそうなタネが入って居ます。食べられるのか
どうかは不明ですが、日本のトチノキの実は、あく抜きが大変だそうです。
芝生広場をぐるっと回って、前回眺めたのと同じ3本ヒマラヤスギ。

クリスマスツリーみたいだよなぁ。新しい生活様式の元でのクリスマスって
どんなかなぁ…。まぁ、うちはいつもと変わらなそうだけど。
今年も公園のメイン花だんにはコキアの丸いもふもふが植えられて居ました。

可愛いよね。
それからまた、木がたくさん植えられて居る方へ歩いて行きます。まだ、夏の花
サルスベリ(百日紅)が咲いていました。

そうだよね。今年は梅雨明けが遅かったんだもの、まだ100日咲いて居ないかも
しれないよね。

残暑厳しいうちはまだ咲いときな。
このあともおさんぽは続きます。この日は、夏の名残と小さい秋を見つけながらの
おさんぽになりました。木の実があったり、きのこが生えていたり。良かったら
またおつきあいくださいませ。
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