都内にある実家まで行ってきましたが、ほんと、寒かったです。用事を片付けて
帰ってきたらさらに冷たい北風まで加わって、まぁ、寒いこと寒いこと、震え
上がりました。体を冷やさないように気を付けて、日々を過ごしたいです。
記事の方はこれで10月最後の写真です。10/26に、通勤の途中とお昼休みに
撮った写真から。

まずは通勤の道に咲いているサザンカ。
立派なお屋敷の塀からこぼれ出るお花をちょいと撮らせていただきました。

花びらにちょっと模様の入っているサザンカです。
お隣は紅葉し始めたカエデ。今年はカエデにとってあまり良い年ではなかった
ようで、奇麗に紅葉しなかったんですよね。

うちの方だけかなぁ。これはイロハカエデよりもうちょっと葉っぱが大きくて
なんていうのかなぁ。違うカエデでした。
下の方の赤いのはプロペラ型の実です。

赤いプロペラ、かわいいですよね。
そのちょっと先には柿の木が立っていて…

おいしそうな実がたくさんなっていました。
お隣はカリン。実は固いし、猛烈に酸っぱいけれど、

のどにいいんですよね。はちみつ漬けとか果実酒にするんです。
こちらの柿の木にはまだ葉っぱも青々残っています。

たくさん実るけれど、これ、甘いのかなぁ。

それとも、渋柿かなぁ。実りの秋、真っ盛りだったころのこと。
一緒に立っていたこの木はエノキ。

エノキって、まっ黄色に色づく木もあるけれど、緑のまま散らしちゃうことも
あって、紅葉の仕方が定まらない木ですよね。

落ち葉は色あせたような黄色。目立つ三本の葉脈の入り方に特徴があります。
それから別の場所にはミカンも実っていました。

これは、これから大きな夏みかんになるのかな?それともそんなに大きくならない
のかな?柚子やカボスってこともあるしなぁ。何になるんだろう。
土手の向こう、河原の草むらにもいろんなお花が咲きました。

あちこちで倒れているのは、ヒガンバナのお花の茎です。お花が終わって、これ
からは緑の葉っぱを茂らせて、おひさまの恵みを根っこいっぱいに蓄える季節
です。
この日の土手にたくさん咲いていたのは、秋に咲くアザミのノハラアザミ。

年々増えてます。いいことです(^^*)。
こんな葉っぱで、

結構、大きな草ですよね。
お花の下のところ、総苞片がちょっと反り返っているのがノハラアザミの
特徴。

とげとげして見えますが、別に痛くはないですよ。
先に白い花粉を出して、あとからめしべを伸ばします。

これはもう、花粉を出し終わったお花かなぁ。
カントウヨメナにちょっと遅れて、ノコンギクも咲きだしました。

つやなしの葉っぱに、茎先が多数枝分かれする咲き方。長めでまばらな花びら
たくさん咲くけれど、一つ一つのお花のウエイトが軽い感じ。

全体の印象はそんな感じで、決め手は萼っぽいところ(総苞)が細長いところ。
そして花後が綿毛になるところ。
夏から咲いていたけれど、やっぱり秋になった方がきれいだな。

アキノタムラソウです。
学名は日本のサルビア。日本を代表しちゃうお花です。

ほらね、こちらも萼がちょっと赤く染まって、花の青い色がさらに引き立ちます。
お花は結構毛深くて、シソ科らしい形。

おしべが花粉を出しているときは真ん中に、めしべに花粉を受け取りたいときは
おしべは外に向けて、自家受粉を避ける工夫もちゃんとできてるお花です。
それからこちらはカントウヨメナ。

ちょっとだけつやのある葉っぱ、茎の先に一輪だけのお花の付き方。
総苞はおわん型。この子まだ小っちゃくてたどたどしい感じ。

遊んであげてね…なんて感じ、かわいいわぁ。
やっぱり川のそばは湿り気が多いところで、ご機嫌に生えてきますね。

軽くつやがあるように見える葉っぱ。花びら多めで、筒状花もこんもりと…が
カントウヨメナの特徴だけれど、決め手はおわん型の総苞。
さて、花だんに戻ってきて、こちらはフジバカマ。
そういえば、アザミも野菊も、フジバカマさえキク科のお仲間でしたねぇ。
こんなに見た目が違うのになぁ。

奈良時代に中国からやって来たそうです。

筒状花だけの、簡単な造りのお花。

三裂する葉っぱが目印。

この葉っぱが、桜の葉と同じ香りがするので、古代中国では身に着けたり、
お風呂に入れたりしたそうです。

秋の七草の一つとされています。
この記事最後は八重咲のシュウメイギク。

この日、一重咲きの方もさらに元気に咲いていたけれど、この日はようやく
咲いた八重のシュウメイギクを取り上げました。

ちょっと濃いめの色合いと、細く丸まったような花びら(本当は萼)の品種です。
品種名まではわからないけれど、ちょっとダリアみたいな咲き方ですね。
10月の写真はこれでおしまい。次回からは11月の写真をご紹介します。
11月になると、さらに秋が深まります。色づき完成したあの実、待ちに待った
あの花、紅葉の色づく様子などなど。いろいろご紹介してきますので、
良かったらまた、お付き合いくださいませ。
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